サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

大遅刻

2017年06月18日 22時23分00秒 | 私の日記
昨日の土曜日の話しです。

朝、おしっこがしたくなり、でも目覚ましならないからもう少しこのまま寝てようかと悩んだのですが、尿意に勝てず起きることにしました。一応、時間を確認しておこうかと目覚ましを見てみると・・・

目覚まし時計の短針が、いつもと違う位置に。真下(6時の位置)ではなく、かなり傾いている

8時。8時を大幅に過ぎている・・・・。会社は8時からなのに・・。

人間は驚きが強すぎて、もうどうにもならないと分かると、不思議と落ち着いていられるものです。これが7時半くらいで、急げばぎりぎり間に合う状態だと、きっと慌てふためいていたと思います。

完全に間に合わない。どうしようもない。お手上げ。こんな意識になると落ち着いて次に何をすべきか判断できます。(そんな大そうな話ではなく、すぐ会社に電話して謝ってから、とっとと会社に行け、ただそれだけの事なのだ)

大遅刻から始まったこの日。
仕事終わりに行ったサキさんの食事介助でも、サキさんの笑顔はありませんでした。


完食はしてくれましたが、笑顔は全くなしです。しかも大声も2回。突然の絶叫です。姿勢を直そうともしなかったし、粉薬や酢の物でむせたわけでもなく、突然、絶叫しました。若いからやっぱり声がでかい。あんまり大きな声を出すと、また向精神薬の量を増やされちゃうよ。

いったいサキさんどうしたんでしょうか。

さらに、夜、洗濯機を回していると、洗濯機から大きな音が・・。
玄関のカギと、車のキーをズボンのポケットに入れっぱなしで洗濯してしまいました。あ~~あ。

こうしてダメダメな一日が終わりました。