サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

フォークダンス

2017年05月23日 21時17分06秒 | 私の日記
日曜日に、アマゾンで買った本が届きました。



京都での国際会議でも、若年性の当事者の方が活躍されていた。彼・彼女らとサキさんの違いは何なのか、比較的おだやかに、緩やかに進行しているように見える方と、サキさんのように急激に進行してしまう人との違いは何なのか。とりあえず、今、当事者の皆さんの思いをつづった本を読んでみることから始めようと買ってみました。
(まだ買っただけで、読んでいません。これからです)

国際会議で、華やかなスポットライトを浴びている当事者の方々を見ながら、こんな思いが、ふとこみ上げてきました。
「まるで、お祭りだ(いい意味で)」
でも、そのお祭りになかなか溶け込めていない自分もいる。遠くからそのお祭りを、少しうらやまし気に見ている自分がいた。

ず~~っと昔、中学の頃をふと思い出した。

体育館の中で行われた「フォークダンス
楽しそうにフォークダンスを踊っている、その輪に入らずに(入れずに)、体育館の壁にもたれて、ただ眺めていた。

本当は、輪の中に入って一緒に踊りたいのに、意地を張って踊りには加わらない。踊らないのなら体育館に行かなければいいのに・・・。でも気になって、気になって、壁にもたれながら、ただぼ~~っと見ていた。あこがれのあの子と手をつなげるチャンスだったのに・・・。あ~~~あ。

ダメだ、ダメだ。
やっぱり、見ているだけじゃダメだ。
残り少ない?この人生。最後は思いっきり、サキさんの分まで、二人分、私が関わっていこう。一緒に輪の中に入ってしまおう。何にでも。呼ばれてなくても、こっちから声を掛けちゃおう。

まずは、この2冊の本を、きちんと読み切るところから始めます。