今日は水曜日です。サキさんの夕食介助の日です。
今日もサキさんは車いすに座って、ホールで夕食を待っていました。今日も目を閉じたままです。最近多いです。眠いのか、眩しいのか、何も見たくなくて目を閉じているのか、サキさんの想いはよく分かりません。きっと。薬のせいで少し眠いのと、昼間は部屋で明かりを消してベッドに居るので、ホールが明るすぎて眩しいのかも知れません。
スプーンをサキさんの口に近づけると、サキさんはちゃんと口を開けてくれます。寝ているわけではなさそうです。食事も終盤になってやっと目を開けてくれました。最初は細く、次第に大きく開けてくれました。それは久々に見る穏やかな表情でした。筑前煮のサトイモを黙々と食べるサキさん。今日も言葉はありませんでした。その分、私が一人でサキさんに声を掛け続けました。何とか笑わそうと頑張りましたが・・・。
サキさんと同じテーブルの利用者さん。いつもは食べ終えると「食べるもんがなくなっちゃった。何か食べるもんチョ」とスタッフさんを困らせていたのですが、今日は「ご馳走様でした」とえらく殊勝な感じ。きっともともとこういうきちっとされた方だったんだろうな。おかわりのお茶や、おしぼりをもらう時もちゃんと「ありがとう」って毎回言われるもんな。食べたことをすぐに忘れちゃうから、いつもは「自分だけご飯がない」って他の人の茶碗をとろうとした、スタッフの方に止められている。ほんとは、ただ食べたいだけで、それを忘れちゃっただけなんだけど。
認知症って、やっぱり悲しい病気ですね。
誰も悪くないんだけど、ただ忘れてしまうだけなんだけど。
今日もサキさんは車いすに座って、ホールで夕食を待っていました。今日も目を閉じたままです。最近多いです。眠いのか、眩しいのか、何も見たくなくて目を閉じているのか、サキさんの想いはよく分かりません。きっと。薬のせいで少し眠いのと、昼間は部屋で明かりを消してベッドに居るので、ホールが明るすぎて眩しいのかも知れません。
スプーンをサキさんの口に近づけると、サキさんはちゃんと口を開けてくれます。寝ているわけではなさそうです。食事も終盤になってやっと目を開けてくれました。最初は細く、次第に大きく開けてくれました。それは久々に見る穏やかな表情でした。筑前煮のサトイモを黙々と食べるサキさん。今日も言葉はありませんでした。その分、私が一人でサキさんに声を掛け続けました。何とか笑わそうと頑張りましたが・・・。
サキさんと同じテーブルの利用者さん。いつもは食べ終えると「食べるもんがなくなっちゃった。何か食べるもんチョ」とスタッフさんを困らせていたのですが、今日は「ご馳走様でした」とえらく殊勝な感じ。きっともともとこういうきちっとされた方だったんだろうな。おかわりのお茶や、おしぼりをもらう時もちゃんと「ありがとう」って毎回言われるもんな。食べたことをすぐに忘れちゃうから、いつもは「自分だけご飯がない」って他の人の茶碗をとろうとした、スタッフの方に止められている。ほんとは、ただ食べたいだけで、それを忘れちゃっただけなんだけど。
認知症って、やっぱり悲しい病気ですね。
誰も悪くないんだけど、ただ忘れてしまうだけなんだけど。