サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

笑顔がうれしい

2016年02月11日 18時28分51秒 | 今日のサキさん
朝8時半から近くの神社へ。「建国祭」の準備。神社の屋根にたまった落ち葉も落としきれいにお掃除修了。ふと見ると厄年一覧と書かれたポスターが貼られていた。男女とも61才、昭和31年生まれ 本厄とあった。この年代だけ、前厄後厄はなし。還暦を迎える年には本厄も迎えるということか。今年はサキさん、来年は私だ。気を付けよう、特に高血圧に。

掃除の後サキさんの特養に。特養さんの1階のロビーに早くもひな人形が飾ってあった。

早いものですね。

サキさんの部屋に行くと、サキさんは目をつむったまま動きません。10分程そのままサキさんを見つめていました。
10分後、痺れを切らし「サキさん、寝むっとるの?」と声をかけると、目を開けてくれました。

やはり、左目の開け方が少し不自然な感じです。タオルを濡らし顔を拭いてから差し入れのロールケーキを二人で食べました。スポンジもむせることなく、うまいこと食べてくれました。

CDでカーペンターズを聞きながら、最近の私の仕事のミスを愚痴りながら報告し、本当に
困った、困った、こまどり姉妹やわ
と言ったとたん、サキさんの表情が変わりました。素敵な笑顔を見せてくれました。


サキさん、ありがとうね。これからも素敵な笑顔を見せてね。
この笑顔で、また頑張れそうです。