サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

湯たんぽ

2016年02月09日 22時31分46秒 | サキさんとの記憶
毎年、寒くなるとサキさんが『湯たんぽ』を用意してくれた。

それまで、私だけ電気敷き毛布だったが、何年か前から経費(電気代)節約で、私も湯たんぽになった。初めのうちは「湯たんぽなんか」とバカにしていたが、これが結構温かい。足元がポカポカしてぐっすり眠れる。

サキさんが昨年、老健で初めて冬を迎えたとき『湯たんぽ』を使ってもらおうと老健へ持って行ったが断られた。サキさんの意思で自由に体を動かせないので、同じ位置に湯たんぽが当たり続けると≪低温やけど≫をおこす恐れがあるからだということだった。そんなとこにも関係してくるなんて思ってみなかった。

サキさんは温かい靴下をはいて寝ている。今の特養さんでも多分そうしてくれていると思います。(今度確認しよう)靴下ならやけどしないもんね。
乾燥肌のサキさんに、冬場よく背中を掻かされた
もっと右、もっと上
指示通りに背中を掻くが、なかなかサキさんの望むポイントに当たらない。
でも、サキさんのかゆいポイントにあたると
う~~ん、そこそこ
本当に気持ちよさそうにしていた。

今も、きっとかゆいんだろうな
今度、背中掻いてあげるでね。

さあ、今日も湯たんぽで温かくして寝ることにしましょう。おやすみなさい。