斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

電子材料と物性の講義アンケートについて

2011年11月07日 23時58分03秒 | 講義記録
今日で最終試験も終わりました。採点は今週中に終わらせる予定です。
アンケートの結果について、概要をお知らせします。

1.自己採点アンケート
70%の学生の自己評価が平均4以上となりました。講義内容を良く理解できたと実感している学生が多かったので満足しています。中には、誘電体まで5だったのに、アレニウスプロットになったとたんに1評価を付けている学生や、すべて1をつけている学生が個々にいました。自己評価だから、それなりに思うところがあったのではないかと良心的に受け取ることにしています。

2.講義アンケート
60%くらいの学生がほとんどの項目で「どちらかというとよい」にチェックをつけていました。例年いますが、今年も20%くらいの学生がすべての項目で「たいへんよい」にチェックをつけていました。手放しでほめてくれたような感覚に陥りますが、もしかしたら面倒だからえいや!で一番左の欄にチェックしたのでしょうか?とはいえ、ここは素直によいほうに解釈します。その一方で、板書で×をくれた学生、電子教材で×をくれた学生、準備不足で×をくれた学生がいました。このような学生は、それぞれの項目において評価がよいとか悪いとかバラけてつけていますので、しっかり考えてつけてくれたと思います。板書は自覚しています。字は個性だから直す気はありません。電子教材は大好きなのですが、ノートをとらない傾向に走るので学部での講義に使うのは個人的には反対です。準備不足は反省の余地ありです。ひとりだけすべての項目について最低評価のところにチェックした学生がいました。アンケートの設問からして、すべての項目が最低評価になるのは考えにくい。匿名とはいえ、全体の中においてかなりの異常行動であることを気付いてほしいと思います。

2学期も半分、2カ月を切りました。しっかり勉強してください。