斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

全国高専教育フォーラム

2011年08月23日 23時58分08秒 | 高専訪問記
フォーラム終了後、豊橋の神野副学長はじめ先生方、長岡高専渡辺校長と活躍中の先生方と飲みました。とても楽しい会でした。記念写真は、参加者に宅ファイルでお届けします。念のためメールアドレスをお送りください。hts◎nagaokaut.ac.jp 斎藤まで。

さて、肝心のフォーラムです。鹿児島は湿度があがったりさがったり、忙しい一日でした。開会式まではみな汗を拭きながらでしたが、そのうちクーラーが効いて来て一安心でした。

最近笑顔の写真が多くなり、さらに好感度があがってきた林理事長の挨拶がありました。

社会の中の高専の役割、40万弱の卒業生のみなさんの重要性について触れ、高専にたいする期待をますます高めるために、教育フォーラムで議論してほしいと話がありました。大勢の関係者が聴講しました。



続いて、文部科学省高等専門学校係小川靖之係長、共催である長岡技術科学大学新原学長と豊橋技術科学大学神野理事・副学長の挨拶、高専機構木谷理事の挨拶がありました。
新原学長

神野理事


引き続き、教員憲章受賞者講演がありました。文部科学大臣賞は津山高専岡田正先生、

理事長賞は釧路高専荒井誠先生はじめ8名に送られました。おめでとうございます。


その後受賞講演は、若手部門にて拝聴しました。なかでもっとも感心したのが、豊田高専松本嘉孝先生の、ICTによる新授業改善法の確立と全国への波及、の講演でした。よい講義とはなにかという教員向けの教材開発で、そのコツをビデオにまとめてありました。しかも全国の高専で同じような教材を作り共有化するというグループまで作っています。作成する先生の苦労は計り知れませんが波及効果の大きさに期待が持てます。

その後、高専ー技科大FDフォーラムに参加しました。ピンポイント印象です。豊橋の先生は、高専の先生とグループを組んで研究会をたてるのが上手です。ここは長岡との決定的なちがいでした。本学も戦略的に動きましょう。この会議でもっと高専から両技大に注文がくるかと期待しましたが、まだまだでした。今後の課題として考えていきましょう。