小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

私に「できない子の気持ち」が分かる日が来るだろうか

2014-02-02 08:01:05 | 教師力UPの攻略法

前回からの続き

…。

…。

と,ここまで思って,ちょっと自分を追い詰めすぎかなって,ブレーキをかけたくもなりました。

そうです。

私は

「できない子の気持ちが分からない」

という自覚は今までなかったにしても

「できない子にできるだけ寄り添う」

ように努めてきたことは,間違いありません。

自信を持って言えます。

今までに何度も,できない子ができるようになる姿を見てきました。

「先生やったー!できたよー!」

って感動をともに味わえる,素晴らしい場面がたくさんありました。

だから相変わらず私は体育が好きだし,できない子たちへの指導に熱が入っているんです。

なんか,自分の頭の中でめぐる反省とか自負とか自責とか自信とか,ごちゃごちゃになってきましたが,

結論。

私には,やはりこれからも「できない子の気持ちは分からない」のでしょう。

低い跳び箱が跳べない子が,どんな気持ちでいるのか,想像はできますが,その気持ちをくみ取ってあげようとは精一杯努めるのですが,

「分かるよ。先生もそうだったもん」

とは言えないということです。

それは,もう事実です。

じゃあ,そんな私は,この子たちにどう在ればいいのか。

何というか,うまく表現できないのですが,今正直に心がけたいと思うのは

「ほどよい距離から,分かりやすく,優しく導いてくれる先生」

で在りたいと思います。

できる私の方へ,できない子たちをひっぱって距離を埋めようとするのではなく,できる私が,できない子たちの方へ歩み寄って距離を埋めたいです。

そのためには,かける言葉や,体育の時に見せる態度,子どもたちに与える課題を,これまで以上に考える必要がありそうです。

そして,できない子たちとって,

「もう少しがんばれば,先生がしてることができそう」

って思える,

「ほどよい距離」

にいる手本,目標,憧れになりたいです。

そして,得意の体育だからといって決して傲慢にならず,独りよがりな熱血にならず,

「分かりやすく,優しく」

あるよう努めます。

知らず知らずのうちに,

「こんな簡単なこと,言わなくても分かってるだろう,できるだろう」

と,決めつけてしまっていることがあるかもしません。

そんなところにメスを入れて,より噛み砕いて「分かりやすく」示すようにしたいです。

それでもなかなかできない子たちにも,懐深く,根気強く,「優しく」関わっていきたいです。

今回の研究会で発表した,あの温かい雰囲気の先生のようにはなれないでしょうが,それでも私は私の立場から,いい先生になりたいと,改めて強く思いました。


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