小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

ドッジホール大会 決勝戦の相手がまさかの

2017-12-20 22:53:52 | 教師力UPの攻略法
地区のドッジボール大会がありました。
我がクラスから出場したチーム、なんと優勝してしまいました!
よく練習をがんばっていたし、私も力を入れて指導し、そこそこの力はついてきたた思ってはいましたが、まさか優勝できるとは。
ビックリです。
「中学年リーグ」で数十チームが出場するとても大きな大会です。
もちろん他にも強いチームはたくさんありましたが、その中で1番になった我がクラス、正直、見直しました。(笑)
物怖じしない明るさ、ピンチにも揺るがないガッツ、声を出し続ける集中力、そういったものがチーム全体に一貫してあったように思います。
優勝旗やトロフィーやボールやメダルや色々ともらって子どもたちは大喜びでした。
保護者には泣いてる人もいました。
私はこの日ばかりはと、子どもたちをめちゃくちゃにほめてあげました。

しかし…
嬉しい嬉しいこの優勝ですが、これにはある特殊なエピソードがついてしまいました。
それは、なんと決勝の相手がお隣のクラスだったのです。
毎日学校では一緒に練習してきたお隣のクラスだったのです。
仲良しでもあり、ライバルでもある関係でした。
担任は私がいつも見ている若い初任者先生です。
彼女にとっては初めてのドッジボールなので、ルールから私が一から教えてきました。
お互いに力を付けてきて、
「一緒に優勝を争えたらいいね」
なんて言ってはいましたが、まさか本当にそうなるとは。
お互いが準決勝を勝利し決勝で当たることが決まったときにはみんな大喜びでしたが、私はやはり内心複雑でした。
しかし当然そんな様子は子どもたちに見せることなく、いつものように全力で戦おうぜと送り出しました。

そして決戦。
内容はというと、我がチームが「圧勝」しました。
「圧勝」してしまいました…。
公式ドッジボールをご存知の方ならこの「圧勝」の意味が分かるかと思います。
終了ブザーとともに、歓喜の我がクラスと、号泣のお隣クラス。
スポーツの世界だから、勝負は勝負。
あっさりとこんなもので、終わればリセット!でいいんだと私の中で思おうとする反面、やはり…

私は学年を経営する立場でもあるという意識がこんな所に介入してきて、
「本当にこれでよかったのか!?」
と自問自答してしまいます。
決勝の舞台で試合を操作することはできないにしろ、ここに至るまでの練習で、もっと隣のクラスをサポートできたのではないか、するべきだったのではないかと。
もちろん我がクラスの勝利は心から嬉しいのはそうなのですが、あの「圧勝」の形があまりにも強烈で…
私の指導が2つのクラスの溝を深くするような結果につながってしまったような気さえしてきます。

いや、それはあまりにも自意識が過剰でしょうか。
結果はスポーツらしく自然なことであり、素直に受け入れたらそれでいいのでしょうか。
しかし、初任先生にも申し訳ない気もして…

悶々とした結末です。

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