小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

教え子の結婚式に出て乾杯しちゃいました

2016-03-01 21:51:49 | 雑談
招待状をもらっていた教え子の結婚披露宴が先日行われて、参加してきました。
私自身、初めての体験です。
こないだ教え子の同窓会に初めて参加したかと思ったら、今度は初めての結婚式。
近いうち、今度は初めて教え子の赤ちゃんを抱っこするんでしょうか。笑

その教え子は若い若い花嫁さんになっていました。
とてもきれいでした。
今風のおしゃれな披露宴で、とても幸せそうでした。

なんと私、この披露宴で乾杯の音頭を頼まれていたんです。
電話が来たときはびっくりしました。
恐れ知らずの教え子で、私を捕まえるために学校にまで電話してきました。笑

「先生、実は乾杯をお願いしたいんですけど…」
「まじか~」
もっと年配の人もたくさんいるだろうに、私がするのも気が引けるから正直断ろうかと思いましたが、かわいい教え子の頼みだし、ここで断ったら
「苦労は買ってでもしろ!」
とえらそうに教えてたことがうそになるので、引き受けました。笑

もちろん、こちらも初めての体験です。
貫禄ある人たちの乾杯の音頭は何度と見てきたのですが、まさか自分がする番がこんなに早くくるなんて。
いざそうなると、
「あのおじちゃんたち、何て言って乾杯してたっけ??」
ってなりました。
まあ俗に言う
「乾杯は短いに越したことはない」
これがその通りだろうと、ネットでオーソドックスな例文を拾い上げて
「これでいいや」
と会場に向かいました。

席に着くと、自分のグラスにだけ花がついていました。
(お、乾杯する人の特権か)
もうすぐ始まるというころ、司会の人がやってきて簡単な打ち合わせをしました。
「初めに新郎側の上司の方がスピーチをします」
うんうん。
「そのあと、乾杯です」
え?もう?
「実は新婦側のスピーチはありません。ですので、ぜひ乾杯でそちらも兼ねて、どうぞ」
なに~!
聞いてないぞ~!
「どうぞ」
なんて言われても、そんなすぐに気の利いたこと言えるもんじゃないぞ~!

そこから開始まで数分しかないわずかな時間の中で、必死に考えました。
たぶん、ここ最近で最も頭をフル回転させました。笑
他のクラスメイトも何人か来てて、話しかけてきましたが
「ちょっと黙っとけ!後で!」
と遠ざけました。笑
披露宴が始まり、新婦側の上司のスピーチが始まりましたが、そんなの聞きません。笑

そしてついに
「それでは乾杯へと移ります。乾杯の音頭をとっていただくのは、新婦花子さんの小学校時代の恩師…」
と紹介され。
「ではよろしくお願いします」
本当に出番がやってきました。
「ただいまご紹介に預かりました…」
しゃべりながら
(本当に俺が結婚式で乾杯やってるよ)
と、おかしな感じがしてきました。
なんというか、年取ったな~って。笑

お決まりのあいさつに加えて、その子の小学校時代のエピソードもいくらか話しました。
横の高砂で、その子がうれしそうに聞いているのが分かりました。

こんな話もしました。

実は10年ほど前になりますが、私も結婚式を挙げました。
そのときの披露宴で、花子さんとクラスの子たちが駆けつけてくれて、歌ったり踊ったりしてたくさんのお祝いをしてくれました。
あれから、私としてはそう時間は経っていないような気もするのですが、今日こうして、花子さんと立場を逆にしています。
結婚する花子さんに、私がお祝いの言葉を述べているんですね。
なんとも言えない感動で、胸がいっぱいです。

感動で胸がいっぱいなのはおおげさなことではなく、本当にその通りでした。
学校の先生をしていると子どもから感動をもらうことはあるものですが、こんな経験は、また味わったことのない希少な感動だったように思います。

いや~
とにかく、何とか終わってよかったです。笑
教え子よ、お幸せに!

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