運動会の閉会式が終わり,みんなで後片付けです。
子どもたちは高学年が手伝いますが,みんな一日競技してクタクタな様子です。
自分の応援席のいすを教室まで運ぶだけでも大変そう。
先生たちもクタクタなのは同じですが,やることはやらないといけません。
事前の計画にあった分担でみんな動き出します。
私はテント撤収の担当。
(…若手男性職員の運命です 笑)
25張もあるテントをプレハブ倉庫にしまいます。
さて,頭によぎるのは
(うまくやりたい)
という地味なやる気です。
運動会の数々の競技はみんなの声援を受けて華がありますが,テント撤収はもちろん誰も注目していません。
が,このやる気は教員ならではの妙なものです。(私だけか?)
実際,今回会場設営の際にこれらのテントをプレハブ倉庫から出したのですが,結構大変でした。
組み合わせが合っていなかったり,セットになっておらずパーツがバラになっていたり。
そこで,もう一人担当となっていた先輩先生とともにいくつかの作戦を立てました。
1.事前にすべての骨組みに目立つ番号を打つ。
→16本×25張の骨組みに,他の先生の協力ももらってつけました。大変!
2.テントを解体してロープでくくる作業の仕方を,確実に統一してもらう。
→マイクを持っている体育主任にお願いしました。
3.テントの置き場となる倉庫の床にマーキングをする。
→当日の朝6時から,せっせとビニールーテープ10本以上使って!
4.運ばれたテントを置く際は確実に決められた場所に置かせる。
→「12番こっち~!」「23番はまだ入らないで~!」大声を張り上げて。
結果,とてもうまくいきました。
テントがすべて入り終わった倉庫内を見て,先輩先生とうっとりしてしまいました。
実際,作業もかなり早く済んだように感じました。
一緒に作業を手伝ってくれたPTAお父さんたちにも
「こんなにうまくいったのは初めてですよ」
なんてほめてもらって,もう大満足です。
もちろん,たくさん手伝ってくださった多くの方々のおかげでもあります。
その日の夜の打ち上げでは,運動会の中身の話題よりも,私と先輩先生は
「テントがうまくいったな~!」
って,マイナーな話題で盛り上がってました(笑)
「テープにつけた番号があと5年はもってくれたらいいんだけどな~」
なんて言いながら。
その年々で,結構テントにマークをつける作業はしているんですよね。
過去の人たちも。
でも,どこかでごっちゃになって意味をなさなくなってしまっているものばかりになります。
私たちのテープは何年もつのやら。
とにかく
いろんなところに仕事のやりがいは見つけることができる!
ってことですかね!
自分次第!