小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

まさか,先生にそんなに言われるなんて…!

2011-05-13 18:03:32 | 授業中の攻略法

子どもをほめるときの言葉も大事です。

どんな子どもをほめるのか

どんな場面でほめるのか

どこでほめるのか

何をほめるのか

何のためにほめるのか

いろんな要素があって,その時に応じた言葉を私たちは選んでいるはずです。

そして,その言葉で子どもを喜ばせたい。

励ましたい

もっと意欲的になってもらいたい

そういう気持ちを込めています。

ほめる側のそういう気持ちが100%伝わって,ほめられた子どもの表情がパァッと明るくなる瞬間って,ありますよね。

体全体から「やったぁ」が溢れています。

そんなときは,ほめた私たちもうれしいものです。

きっと,適した言葉でほめることができたんだと,実感することができます。

しかし,そうもいかないこともあります。

ほめ方や,使った言葉がいまいちだったのでしょうか。

ほめたにもかかわらず,子どもに響いていない。

それもまたこちらにも伝わってきます。

奥が深いですねぇ

ほめ方の研究(とは,おおげさですが)をする中で,私が最近気に入っているのは,

「好きだよ」というほめ方!

です。

先生が個人的に「好き」だと伝えます。

「それがほめ言葉??」って感じもしますが,例えば

・字を丁寧に書けた子に「先生,この字好きだなぁ」

・絵画が上手に書けた子に「先生,ここの描き方好きだなぁ」

・グループ活動で協力的な子に「先生,そういう姿勢好きだなぁ」

・発表の中でポイントとなることを言ってくれた子に「先生,今使った言葉好きだなぁ」

・クラスがまとまったときに「先生,こういうクラス好きだなぁ」

「上手だね」「頑張ったね」というよく使われるほめ言葉でなく,ときにこの「先生,好きだなぁ」を使ってみます。

これに,(私の実感では)子どもたちは結構うれしそうな顔をします。

「自分が書いた字が好き」と言ってくれる先生。

→ 字がうれしい + 先生に親しみ

となりそうですよね。

意外なところで「好き」が出てきて変な感じがするかもしれませんが,子どもでも,誰でも,自分や自分の一部を「好き」と言われることはうれしいことに違いありません。

単にほめるのとちょっと違って,先生が心から寄り添ってくれるような感じです。

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