小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

職員室をウロウロする怪しい奴

2014-07-10 22:07:52 | 教師の仕事術の攻略法
1学期の学期末です。
担任の先生たちはみんな成績処理や公簿整理で忙しい時期に入っています。
私も昨年まではそうでした。
この時期の仕事をいかに効率的に、かつ中身を充実させていくかを、いつも考えていました。
今年は教務主任。
担任でない立場で迎える初めての学期末です。

担任がする仕事をしなくなった代わりに、担任がこの時期の仕事を漏れなく把握できるように、仕事をスケジュール化したり、少しでも負担を軽くするためにソフト面やハード面の効率化を図ったりすることに努めています。
担任時代に
「こういうのがあれば助かるけどな」
って思っていたことを、ここで生かしていきたいです。
いよいよ1学期のゴールも目に見えるところにやって来て、
(…みんな、仕事進んでるのかな?)
って、ちょっと心配するようになりました。
「学期末です。やらなきゃいけない仕事は~ですよー」
って呼び掛けている立場として、それがちゃんと伝わっているのか、それが心配なのです。
そこで、一人の先生を捕まえて、
「ねえ、もう先生たちって健康診断簿つけてる?」
「ぼくはつけたけど、まだの人もいるみたいだよ」
「じゃあ学級会計は?」
「それはまだだね」
「時数は?」
と、ここまで尋ねたところで
「大丈夫だって。先生たちみんなちゃんとやってるから。心配すんなって」
と笑われました。
…確かにそうですよね。
みんなベテランです。
教務主任が新任だからといって、学級事務が滞ることはないでしょうね。(笑)
私なんかが心配することはないのかもしれません。

私はよく職員室内をウロウロと歩き回ります。
横目に先生たちの机上を見ながら。
一見、怪しい行動です。(笑)
でも、これは私なりの意味のある行動でして、先生たちの机上を見ると、その先生の今が見えることがあります。
仕事の痕跡から、今取り組んでいる仕事が見えます。
机上の雰囲気から、忙しいのか余裕があるのかが見えます。
教務主任という立場から、こんな方法で、完全にではありませんが、おおまかに先生たちの仕事の進捗状況を把握しようとしています。
そこから逆に仕事のヒントをもらうことも多々あります。
仕事の早い先生の机上には、これから他の担任にも取り組んでほしい仕事が先立ってなされていることがあります。
また、若い先生の机上には、みんなが苦労している仕事を斬新な方法で、楽にできるような工夫が見えることがあります。
それらは、ぜひ他の先生たちにも広めたい情報であり、それをする役目が自分だと思っています。
「先生、ごめんなさい勝手に見ちゃったんですけど、このワークシートどうしたんですか!?」
なんて。

私も教務主任としてベテランになれば、自分の机からそう離れることなく、全体を把握し、動かせるようになるのかもしれませんが、今はまだまだですので、地味に動き回ろうと思います。