小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

初任者指導している自分の言葉にびっくり

2014-06-11 22:35:23 | 教師力UPの攻略法
この4月に新規採用となった初任者が本校にやってきました。
見た目ももちろん若いですが、歓迎会でのあいさつなんかを聞くと、なお若い。
聞いているこっちが、なんというか、その初々しさに恥ずかしくなりそうな感じです。(笑)
自分がそうだったころもおぼろげに思い出しつつ、その先生にエールを送りたくなりました。

私は教務主任なので、この初任者の指導教官も任されることになりました。
私自身、初めての経験です。
4月は、この初任研の段取りが結構忙しかったです。
年間に相当な研修を積まされる初任者。
その計画を立てるのが一苦労でしたが、またそれも私にとっていい勉強でした。
計画が立ち、ようやくその計画通りに研修が回るようになってきたかなって感じに、ようやく最近なりました。
私も、まだほんの数回ですが、その初任先生に講話をすることがありました。
「教育過程について」とか
「子どものしつけについて」とか
その先生の前では見せられませんが、正直
(こんな話、俺がしていいのかよ)
って思いました。(笑)
なんというか、自分が初任者を指導しているなんていうのが、信じられない感じがして。
こないだまで自分がそっちの立場だったような気さえしているのに。
講話でしゃべる言葉も、どこか浮わついているはずです。
えらそうなことをしゃべりながら
(よく言うよね~)
なんて、自分で自分につっこんでいます。(笑)

でもこの初任者はとても真面目で、仕事もよくがんばる先生なので、冗談でごまかすわけにはいかず、私も負けないようにがんばろうと思っています。

初任者に話をする中で、自分でしゃべってるくせに、自分で新発見できることがたくさんあります。
「学校は常に組織で動いているから、まずはそのトップにる校長先生の意思を大事にすること。」
なんて何気に言ったそのあとには。
(確かにそうだよな。最近忘れてたかも)
なんて自分で学んでいます。
「子どもをしつける目的は、学級という集団のためにしつける側面と、その子ども自身のためにしつける側面と、2つある」
そう言ったあとには
(…今、いいこと言ったな。)
と感心しています。
自分が経験していきたことや、勉強してきたことが、今回の初任者研修を通して、ポロポロと整理された言葉になって現れてきている感じです。
言葉にしなければ、自分の中の奥深くで蓄積されていただけのものたちで、私には無意識の層に眠っているようなものたちです。
だから、この先生との研修のたびに、何より私がいい研修をさせてもらっています。
ありがたいです。