小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

考えもしなかった「できない子の気持ちが分からない先生」

2014-01-30 06:37:14 | 教師力UPの攻略法

(前回の続き)

「できない子の気持ちが分からない先生」

体育の研究会だったので,体育の授業を思い返していました。

自分で言うのは何ですが,しかし実際の話,私は運動ができます。

小さいころから,今も。

体操も,ボールも,水泳も,一通りできました。

こないだも6年生の体育の授業「跳び箱」で,サッとハンドスプリングをやってみせたら,

「おぉ~!」

と,子どもたちから歓声が上がりましたが,私には難しいことではありません。

こんな言い方したら嫌味っぽく聞こえるでしょうが,実際そうなんです。

これについて何も自慢するつもりはありません。

こんな私が体育の授業をすると,当然,どんな授業も一通り「見本」らしいものを見せることができるし,いろんな技能について解説やアドバイスをすることもできます。

子どもたちには

「先生,教えてください!」

「先生すごーい」

と,体育の授業でよく言ってもらえるし,それは私にとってはいつしか当たり前の光景になりました。

私にとっての体育の授業とは,そんなものになりました。

自分が運動ができることは,体育の授業をする上で,役に立つことで,幸いなことだと考えていました。

しかし,今回の話を聞いて,自分の体育の授業を,ある種の違う視点から振り返ることになりました。

運動ができることのよさでなく,運動ができてしまうための欠点があるのではないか。

例えば水泳で全く泳げない子がいたとします。

必ずと言っていいほど,クラスには存在しますね。

そんな子たちの泳げない姿に最初出会ったとき,私は

(何で泳げないのかな~)

って思っているような気がします。

自分が泳げない経験がないから,泳ぐことは自分にとって簡単なことだから,冷たいようですが,やっぱり自然と,そう思ってしまうんです。

もちろんそんなこと口にも顔にも出しはしません。

ですが,私のその子たちへの指導はそこからスタートしてしまうんです。

このことについて,今まで疑問を感じることはありませんでしたが,今回,初めて感じました。

すっかり「まずい指導」をしてしまっているんじゃないだろうか。

(おっと,いつもより早起きした娘がまた私のひざの上に来てしまいました。)

すみません,また続きは次回