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ノートやいろいろな作品などに,先生がつけてくれる「丸」
子どもにとっては重要なものだったりもします。
自信がある答えに「よくできた!」と,つけてもらった丸はうれしい。
自信がなかったけど「これでいいんだよ」と,つけてもらった丸もうれしい。
丸はもらえないだろうと思っていたときに,つけてもらった丸に「え?」と思うこともあるでしょう。
意外にも丸がもらえなかったときには「はぁ…」と落ち込みますね。
低学年の子は,先生に丸をもらいたくて,がんばってノートを書く子もいますね。
それほど子どもたちへの大きな影響力をもつ,この「丸つけ」とは,先生がもつ大きな特権の一つと言ってもいいかもしれませんね。
作業自体は1秒もかからないものなのに,不思議なものです。
しかし,一つ言えることがあります。
上のように,丸つけに対して子どもが喜んだり悔しがったりという反応を示すには,やはり先生の丸つけにそれなりの技術がある場合なのです。
なんでもかんでも,てきとうに丸つけをする先生の「丸」には,子どもたちは反応しないでしょう。
丸つけをしていく上で,大事なこと,基本となることは,まずこれです!
つける「丸」に,一貫性のある意味をもたせる!
ということです。
丸だけではありません。
二重丸や花丸などをつける先生も多いでしょう。
そういった丸の種類に対しても,一貫性のある意味をもたせるべきです。
単に,「よくできたら花丸」というあいまいなものから,もう一歩具体的にしてみましょう。
例えば,算数の授業,「足したら整数になる分数どうしのたし算を見つけよう」という課題に対して,子どもたちがノートに向かってがんばっている場面。
三角(△)…正解でも間違っていても,書けたらつける
丸(○)…正解したらつける
二重丸(◎)…正解し,さらにだれも見つけていないものだったらつける
花丸 …正解を5個見つけたらつける
という明確な基準をもって,どの子のノートにもその一貫性をもってつけてあげるのです。
そして実際にそれらをつけながら「正解!丸!」「よく書けたけど違う!三角」「5個目おめでとう!花丸!」などと,おおげさに言いながらつけると,子どもにとっても分かりやすく,基準を共有できることになるでしょう。
これは算数のある場面での丸つけですが,似たような基準を,他のいろいろな場面にも適用することができるでしょう。
「先生が△をつけるときは・・・ というときだよね。」
「先生が○をつけてくれたということは・・・ ということだね。」
子どもたちにも,そういう先生の評価の基準が浸透していくことでしょう。
そうすると,先生が一瞬でつけてしまう丸つけにも意味がこめられ,子どもにとって重要なものになってくるのです。
ぜひ,丸つけについて,先生は自分なりの一貫した基準,意味をもっておきたいものです。
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