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発表させる前のスモールステップがもう一つあります。
「となりの子に向けて発表させる」というのが第一ステップだったから,もうお分かりでしょうね。
ちなみに,「発表する」という活動に関して,各学級ではどのような指導を進めておられるでしょうか。
これは,いろいろな学級の授業を見るたびに,その形は様々でおもしろいものです。
違いがあることと言えば,
・手の挙げ方…「はい!」と言うか,言わないか
・起立のしかた…その場で起立するか,いすの後ろに回るか,起立しないか
・発言のしかた…「~です」「みなさんどうですか」等の言葉を必ずつけるか
・周りの聴き方…体を向けて聴くか,耳だけで聴くか
・周りの反応…「いいと思います!」か,拍手か,無言か
ちょっと挙げてみただけでも,いろいろな違いがあることに気付きます。
学年の発達段階にもよるでしょうし,担任の先生の指導観もあるでしょうから,一概に「これ」というのは難しそうですね。
でも,これらの指導の進め方によって,授業の形が変わることは間違いありません。
私も,いつかこのブログの中で攻略法として研究してみたいと思います。
話を戻します。
発表させる前の第二のスモールステップです!
グループ内で発表し合う!
これをぜひ取り入れてみましょう。
となりの子どうしで発表し終え,多くの子が発表に対して自信をもってきた,その後でもいいし,子どもたちの様子によっては,となりの子どうしの発表を省略して,最初からこのグループ発表でもいいでしょう。
クラス全体に向けて自分ひとりで発表するよりは,ハードルが低くて,発表しやすいですよね。
しかも,となりの子に発表するよりも聴いてくれる友だちが多くて,やりがいがある。
クラスに6グループあれば,一回の発表の機会に一気に6人の子が発表できることになります。
もしノートに答えを書いている子が多ければ,「二人目どうぞ」「三人目」と発表の機会を増やしてもいいですね。
形として,机をグループの形にしていなければ,もうそのままの形でわざわざグループにはせずに,子どもたちがいすだけをグループの中心に向けて,グループ発表会をさっと行うのがいいでしょう。
このグループ発表を経験すれば,聴く側の子たちも,多くの子の考えを聴けて,参考にすることができるでしょう。
そして,その後だれかが代表で全体に発表するとなったときも,グループ内のいろいろな意見を踏まえて,少し質の高くなった発表をすることができるようになるかもしれませんね。
となりの子への発表と同様に,やはりスモールステップを踏むことは,結果として授業全体の質を高めることにつながりそうです。
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