千代田区立日比谷図書文化館に行きました。
1908年日比谷公園の一角に東京市立図書館として開館。現在の三角形のモダンな建物になったのは1957年。
2008年東京都から千代田区に移管されることになり、2011年に千代田区立日比谷図書文化館として新たな道を歩み出した施設です。
図書文化館という名前にしたのは、博物館・学習・交流の機能も備えた複合文化施設に生まれ変わったから。その取り組みが評価されLibrary of the Year2013優秀賞を受賞しています。
この中にある内田嘉吉文庫を見学し、説明してもらいました。
内田嘉吉(1866-1933年)は、台湾総督府民政長官、台湾総督(第9代)、貴族院議員などを務めました。彼は後藤新平(1857-1929年)の政策ブレーンで、中世から江戸時代を中心とした古書蔵書の収集家でもありました。旧蔵書約16,000冊が現在、内田嘉吉文庫に収蔵されています。個人ですごい量をコレクションしたんですね!
その中から、幕末に日本に来たドイツ使節団オイレンブルク(1815-1881年)の「遠征記」と、17世紀に来日したドイツ人ケンペル(1651-1716年)の没後に刊行された「日本誌」を閲覧させてもらいました。当時のヨーロッパ人が描いた日本は、案の定どこか中国風でした。
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