Kが自由題で書いた詩を投稿します。
泳ぐ
一度落ちたら浮かんではだめだと思っていた
私が沈む重さを 折れた体が学んでいる
「声も出しては駄目です」
そうやって大人になる
それは 正しい思考なのだから
汚れた言葉に触れたこともない
母の胎内に浮かぶ私でありたい
今 私ができるとしたら
この体を広げ みずにゆだねること
理想のままに目を閉じて
光る鱗を互いに重ねる
それは魚になり君を泳ぐこと
もう とっくの昔からはじまっている痛み
せめて今だけ逃れて泳ぎたい
明日 陸に上がり産まれ落ちている
泳ぐ
一度落ちたら浮かんではだめだと思っていた
私が沈む重さを 折れた体が学んでいる
「声も出しては駄目です」
そうやって大人になる
それは 正しい思考なのだから
汚れた言葉に触れたこともない
母の胎内に浮かぶ私でありたい
今 私ができるとしたら
この体を広げ みずにゆだねること
理想のままに目を閉じて
光る鱗を互いに重ねる
それは魚になり君を泳ぐこと
もう とっくの昔からはじまっている痛み
せめて今だけ逃れて泳ぎたい
明日 陸に上がり産まれ落ちている