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白煙マニア『はぎ』

大阪の北部『北摂地域』より、2stバイクをこよなく愛する管理人のテキトーな日常をテキトーに記録していきます?

砕けないスーパーソフト。

2013年09月22日 | バイク
明日でも書こうかと思いましたが、急遽書く事に。
(^-^;

フロントフォーク内部に投入したアイツ。



キャブセット後の走行も兼ねてテストして参りました。



いつものコンビニまで(笑)

ガレージから出てすぐ、異変に気付きました。

段差を踏んだら突き上げ感満開だったあのRZRが…。その突き上げのショックでメーター周りから音を立ててた我がRZRが…。

見違えるほど、おとなしく静かになりました…。
Σ(゜Д゜)

急激なショックを見事に吸収しているようです。

フォークスプリングのレートとイニシャルはそのまま、PDバルブのスプリングプリロードは基準の2回転、オイルはA.S.H.#40から柔らか目の#33に変更したけど油面は純正規定値そのまま。

以前の#33使用時のフォークの柔らかさとほぼ同じではあるが、ゆっくり動く時は沈みこみが遅い。逆にギャップやフルブレーキ等の速く動く時は沈みこみが速い。

PDバルブのようなシムバルブのタイプの特徴のようで、ゆっくりの時は抵抗が大きく、速い時は抵抗が小さくなる。

これは、ダンパーロッドのオリフィスタイプとは全く逆の特性。

RZRのノーマルは、ダンパーロッドのオリフィス(オイル通過穴)によって圧側と伸び側の減衰をコントロールする方式。

圧側のオリフィスは大きく、伸び側のオリフィスは小さい。オイル通過時の抵抗の大きさを、この穴で管理。勿論、大きければ抵抗は小さく、小さければ抵抗は大きい。

ところが、このシステムにも問題が無い訳ではない。掛かるコストを選ぶと、安く済むこの方式となるはず。

性能の良いサスに変えてしまえば、こんな事で苦しまずに済むかもしれませんが、足廻りのベースはそのままでやってますから、フォーク丸ごとは変えれん!

伸び側は良いにしろ、一番大きな問題というのが圧側のオリフィスにあると自分は思うんだけど…。
(^-^;

と、言うのも。

ゆっくり動かして、ゆっくりサスを縮めたら、中のオイルもゆっくりと圧側オリフィスを通過して移動する。

しかし、これを急に動かして、急にサスを縮めたら、中のオイルも急激に圧側オリフィスを通過しようとする。しかも、ゆっくりの時より移動するオイル量も多い。

オリフィスのサイズは一定、オイル量は変動がある。

要は、入り口のサイズは同じなのに、入ってくる人の量の違いで入りやすい・入りにくい・入れないという状況の違いがある事。

例えば、新装開店のパチンコ屋。

数日経った開店前は、人もまばらで開店して入り口が開いても悠々と入れる。

サスがゆっくり動いて移動するオイル量も少ない。

新装開店当日、整理券配布にて開店と同時に入れる人数を制限。整理券を貰った人達が店員の確認のもと、入り口へ駆け込む。まだ入り口の処理は出来る。

少し速く動くサス、移動するオイルも少し多め。

ひどいのが、これ。新装開店当日、整理券無し。開店と同時に並んでた人達が一気に入り口目掛けて押し寄せる!さほど広くない入り口に大挙された日にゃ、すぐに店内なんか入れる訳がねぇ!入り口でダンゴ状態で突っ掛かる…。

ギャップ等で急に動かざるを得なくなったサス、最悪オイルが入り口で突っ掛かっちゃうのよ、一斉に大量に来るもんやから…。

この上の状況がいわゆるオイルロック現象、突き上げに直結する問題です。
(´Д`|||)

長くなりましたけど…。

ギャップを拾った時に、突き上げ感が結構あったので、『何とかならんかね?』と思ってた時にPDバルブを見掛けて購入。だいぶ寝かせて、ダンパーロッド加工もようやく完了し投入に至る。

冒頭の乗り出しから『いいねぇ~!』ってなったけど、色々と感動した!
(T_T)

ホント、別物のフォークにでもなったかのような?

ゆっくり動く時にしても、ノーマルの時より抵抗が少々あるが、逆にこれがしっとりしてて無駄な動きが無い感じ。

ちょっと速度を上げてサスを動かしていっても、固くもならず滑らかな沈みこみをして自然な動き。

コーナー中のギャップやフルブレーキでも、動きを乱す事なくしっかり動いて、サスが仕事してます(笑)ギャップで跳ねて冷や汗もかなり軽減(笑)

圧側オイル通過穴の改変で、ここまで気持ち良いサスになるのか!?
(゜ロ゜;ノ)ノ

速く動く時の抵抗がオリフィスタイプより少なくなるけど、それが腰砕けな訳でもなく、しなやかさを保ってサス本来の動きを出してるかのような。

しなやかで腰がある。

その通りですね。

まだセッティング云々というレベルまでは出来てませんが、これは素晴らしいパーツですね~!!
(^^)d

圧側をPDバルブ、伸び側をオイル粘度で大まかに振り分け出来るのも良いですね。柔らかくも固くも、個人の好みにより近く仕上げれそうな気配がします(笑)

これで、リヤのオーリンズとバランスしやすくなるんではないかな~(笑)後ろが良すぎただけに、フロントの弱さが色々と見えたり…。
(^-^;

頼もしい逸品!セッティングは、フロントフォークを開けないと出来ないのが少し面倒くさいんですが、これはこれで楽しめそうだから良いか~(笑)

満足(笑)