神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

母担当のケアマネージャーさんからメールが

2016年12月21日 04時55分36秒 | 家族
「ご様子」と題したそれには、母の最近の様子が書かれてあった。

最近、母の親しい人が弱ってきて母も元気をなくしていたとか、寒くなり石油ストーブで暖をとっているが、そのストーブの上で煮炊きするから危険とか。

母は、昔からそういうことをしていた。

暖房の熱源を無駄にしたくないのだろう。

が、91歳の老婆には石油ストーブの暖房そのものが危険である。

実際、一昨年は、そのストーブの上においてあった薬缶の熱湯で足に大やけどをした。

治るのに大分の期間を要した。

ケアマネさんは、「ご家族からも一声かけてください」と結んであったが、離れて暮らしている私には、どうしようもない。難聴の私は電話もできないし・・・。

それに、気丈な母は、うっかり注意したりすると、帰省した私に、「何しに帰ってきた?」などと言うのである。

さらに「あんたは耳が悪いから、何かあっても帰ってこんでもいい」と憎まれ口を利く。

困った私は、ケアマネさんに「私は、いったいどうすればいいでしょうね」と逆に質問する形で返信した。

とともに、兄嫁には、「ケアマネさんからかくかくしかじかのメールが届いたけれど、母の様子はどうですか?」と質問のメールを送った。

すると兄嫁から、「お義母さんは言っても聞く人ではないから、もう好きにやるのを見ているだけです」と返信があった。

そして、現在、母の世話をしにきてくれているおばちゃんが「毎日片付けに来ているが、翌日行くと、また散らかっていて元の木阿弥になっている」と泣いているとも書かれてあった。

う~ん、困った。

昨年は、母を老人ホームに入れるべく、あちこち探し回ったが、母が入りたくないというので、頓挫した経緯がある。

まあ、まだ認知症ではないから、入りたくない気持ちはわかる。

が、独りで生活できる状態ではないのだ。

また火傷をしたりしても困るし、それより心配なことは火事を起こしたりすることだ。

  若かりしころは長所でありしかど年取り困る気丈とふ性質(たち)  biko

本当に困った母だが、しかし、最近も、私の友人の大学の名誉教授が著した専門書を高額であるにも関わらず、5冊注文してくれたりする。

そんな難しい本を買っても困るだけと思うけれど、私の友人を応援してあげたいと。

あ、ついでに、その本の紹介も、この記事でしておくことにする。

シェーマス・『ヒーニー アイルランドの国民的詩人』

ヘレン・ヴェンドラー/著 村形明子/編訳


友人が編訳しています。関心のある方は、どうぞ。