神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

おでん

2015年01月24日 18時50分17秒 | 日記
                (大根と昆布のあっさり煮)

昨年の今頃は、前年春から服用していた精神薬を急に止めたための離脱症状で何もできなくなっていた。

夜一睡もできなくなって、一日中、吐き気がして、実際吐いたりしていた。

離脱症状だったということは必死になってネットで勉強して後で判ったことで、その時は、訳も分からず苦しんでいた。

その後、2月8日に別の精神薬を処方され、それを服用してからは、離脱症状に加え、今度は認知症もどきが加わった。

一日中ソファに座ってテレビ画面を見ていたが、画面を見てもドラマの内容などは全然頭に入ってこなかった。

本も、小説などは全然頭に入ってこなかった。ストーリーが追えなかったのだ。

が、不思議なことに、スピリチュアル系の本の内容は頭に入ってきた。

それで、それまで買いだめをして積んどくになっていたスピリチュアル系の本をむさぼるように読んだ。

それが現在も続いている。

結果的に、これは神様の思し召しだったのかと思ったりもする。(これは、なんとか元に戻れたら言えることだが)

で、何もできなくなっていたから、食事の支度もできなかった。

買い物も一人で行けなくなっていた。

夫についてきてもらって、お金も払ってもらっていた。

お金の計算もできなくなっていた。

夫が買ってきた出来あいのおかずとか、夫が作った炒め物が食卓に載った。

夫は困り果てていた。

定期的に訪問してくださる実践倫理宏正会の人にその話をすると、知り合いのお宅でも、奥さんが鬱病になって何もできなくなっていたとき、困ったお連れ合いが、おでんを作って、それを10月頃から数ヶ月にわたって食べ続けたという話をしてくれた。

もちろん中身は無くなってくるから継ぎ足すのだが、温めなおしをしながらだと冬の間中食べ続けることができたそうな・・・。

  その妻が鬱なるときに半年間たべつづけたとふおでんのはなし

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おでんではないが、昨日作った大根と昆布のあっさり煮の温めなおしをしようとして、その話を思い出した。

今夜は、この大根と、昨日夫が買ってきてくれた明太子と、いただいたローストビーフで晩御飯にする。1週間前に漬けた白菜も、そろそろ食べ頃になっているだろう。

お昼は、昨日、夫が買ってきてくれたアメリカ牛をビーフシチューにした。

私は、豚肉や鶏肉はともかく、牛肉を買うときは必ず和牛にする。

牛肉の味は値段に比例するから、高くても必ず和牛にするのだ。

夫は、そこのところがよく分かっていないから、ただ安いという理由だけでアメリカ牛を買ってきたりする。

まあ、それでも、こんなふうに買い物をしてきてくれるのは有り難いものだ。

昨夜、滋賀県に住んでいる長男が、今夜大阪で飲み会かあるので遅くなったら泊めてといってきた。だから、夫は張り切って、自発的に買い物をしてきてくれたのだった。

  料理せぬ夫の買ひこしアメリカの牛肉ながめ悩んでゐたり  biko

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余談の余談だが、私はビーフシチューもクリームシチューも市販のルーは使わない。

私くらいの年齢になると、市販のルーは、どうもくどくて口に合わない。

だから、クリームシチューはホワイトソースを手作りして、ビーフシチューは、夏なら生のトマトで、今頃だと缶詰のトマトで作る。

  香辛料たくさん入れて作るなりアメリカ牛を使つたシチューは  biko

取り留めのないことを長々と書いてしまった。