今年になって読んだ本はこの2冊。
植物のかしこい生き方(SB新書)、花のふしぎ100(サイエンス・アイ新書)、ともに著者は甲南大学特別客員教授の田中修さんです。
花のふしぎ100のほうは図鑑の要素が強い本でしたから、さらっと読み終えたような、もしくは見終え^^たような。
植物のかしこい生き方の方は私が植物を尊敬している気持ちをさらに強めてくれました。
裏表紙に印刷された、この本の要約を転記します。
植物はさまざまなことを私たちに教えてくれます。
他者と競わないかしこさ、他者と比べない潔さ、
与えられたものの中で生き、むやみに求めない無欲さ、
その一方で、逆境をものともせず、したたかに生きる強さ。
私たち人間は動きまわれるからこそ、
ムダな生き方をしているのかもしれません。
身近な植物の「不思議」と「なるほど!」がいっぱいつまった
25の植物の生態をやさしく解説。
もちろん、人間のムダな生き方もときには必要だし、植物はまったく他者と競わないわけではなく、ちゃんと競っているけれどムダに争わない。
ヒガンバナの一生など、不思議でかしこいです。
阪神・淡路大震災からこの17日で25年になります。
当時住んでいた、海上の人工島は液状化現象で地盤は沈下、大きな建物は岩盤まで杭が打たれていたので、沈下こそしませんでしたが、亀裂はいたるところにできました。小さな建造物などはグシャグシャになりました。
ところが、震災後すぐ咲き始めたツバキは例年よりきれいに咲いたし、木々も春になって、何事もなかったように芽吹きました。植物って強いなあとそのころから思っています。
最近の酷暑の夏でも、フヨウもアサガオもサルスベリも花壇の花々も元気に咲いています。
植物ってスゴイ!