goo blog サービス終了のお知らせ 

「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

「ブルース」という「音楽」と「Withコロナ時代」!今こそ「ブルースマン」という「生き方」をご提案したいゾ!(上)

2021-02-17 14:42:01 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

コトある毎に
「ブルース」
について、ココでも触れて来た。

「ブルース」という「音楽」は
「全ての商業的音楽の根源」であり、
クラシックを別とすれば
「今ある全ての音楽のルーツ」でもある。

俺はこの「ブルース」というものを意識し、
自発的に聴いたのは中学2年の頃だ。
大好きな「ビートルズ」に付随して聴いた「The Who」
そこから「エディ・コクラン」の「Summertime Blues」を知り、
すぐにギターでプレイしてみた。
「コードが3つ」で「すぐにプロ気分!」
となったもんさ!(笑)

ご存知の通り、コクラン自体は白人ロッカーだし
曲は「ブルース進行クズレ」の
クールな「ロックンロール」に他ならない。
今では「ルーツRock」の大名曲
として歴史に残る1曲に挙げられよう。

ビートルズにもジョンが作った
「Yer Blues」がある。
コレも途中からは
「ベリー風のロックンロール」に仕上げてあり
なかなかブルースに辿り着くには
遠い道のりだったのだ。

そんな中「Rolling Stones」を次々と聴いた。
「ルーファス・トーマス」「ボ・ディドリー」
「ハウリン・ウルフ」「マディ・ウォーターズ」
そして「ロバート・ジョンソン」・・・
挙げれば切りが無いものの、
「彼らが発言している黒人ブルース」は
彼らの歌からは、一向に感じて来なかった。

そこでストーンズのギタリスト
「ブライアン・ジョーンズ」
のボトルネック・ギターが
「エルモア・ジェイムズ」の影響・・・
と、ライナーか何かで読んだのだ。

そう言えばビートルズの「For you blue」でも
「ジョージが彼の名を言っているなぁ・・・」
なんてのも重なり、
ベスト盤を買ってみたのが運のつき・・・(笑)。

その盤を買った足で、楽器屋へ向かい
「ガラスのボトルネック・バー(以下BNB)」を買ったんだ!
お分かりだろう!
俺は「エルモアとBNB」を同時購入!
という荒業を中学生にして成し遂げてしまった(笑)!
しかも、盤を聴く前にBNBだ!

コレが全ての始まりでR。
中学1年の夏「ビートルズ・シネ・クラブ」が開催する
「ビートルズ復活祭」にて
当時「既にお蔵入りの映画」であった
「Let It Be」を見ていたセイもあり
BNBへの憧れは俺の中で、常に有ったのだ!

しかも当時ピンと来ていなかったストーンズでさえ
「ブライアンはカッコイイ!」と思っていたから
BNBはとても欲しかったブツなのだ。

家に帰り「エルモアの盤」を聴き、
「ヤマハのFG250」を滑らしてみたが
「それらしくもならなかった・・・・」
そりゃそうだ、俺はオープン・チューニングも知らず
ただただレギュラー・チューニングで
「ビヨ~ンと滑らしていた」だけだったのだから・・・。

ただ、コレで確実に
「ブルースへの欲求」
は深まった!
そして、漁(あさ)る様にベスト盤を聴いた。
「マディ」や「ボ」「ウルフ」「バディ・ガイ」
「ジミ-・リード」そして「ジョン・リー・フッカー」・・・

エリック・クラプトンに心酔したのも
彼ら「黒人ブルース」を聴いたのと
ほぼ同時であった、と記憶する。
87年末ジョージの名盤「クラウド・ナイン」での
表題作の好演からだ。

白状すると俺はそれまでは
それほどエリックを好いていなかった。
「While my guitar~」でも
「ビートルズの演奏に少しだけ花を添えただけ」
としか見ていなかったし、
当時出た彼の新譜「August」「柳ジョージか?」
と、疑わせるルックス(本当は逆だが)
で、中学生の俺には「その渋さ」さえも
パッと映らなかったものだ。

しかし、
「クラウド・ナイン」と「黒人ブルース」
を聴いたお陰で、
「ブルース・ブレーカーズ」に辿り着き
それ以来、ある時期までは
「俺にとっての神様」
となってしまうのだから
「人生は単純で面白い」(笑)。
お陰で今も彼のデビュー作
「Five Live Yardbirds」は大好きな盤さ!

さて、単純な俺はその数ヵ月後に
あれほど嫌っていた「August」のアルバム写真で
クラプトンが着ている「柳ジョージ」風の
「重そうな渋いジャケット」(勿論その類似品)
を古着屋で1000円で購入してしまう。

しかし、とにかく中学生には似合わない
俺のそのイデタチは
野球部での「強制的な坊主頭」という
強烈なルックスが、より輪を掛け
「大いに家族を困らせた・・・」
ただ、それだけであった(苦笑)。

そんな感じで徐々に自分自身
エリックに傾倒し、そこで出た
「ロバート・ジョンソン完全録音盤」
当然、俺のトドメを刺す!ワケだ。

「ライナーにエリックが言葉を寄せているから
 買わなきゃダメだろう・・・」
と観念したコトを覚えている。
「CD2枚組」は輸入盤でも高額だったからねぇ。

しかし、それこそ
「清水の舞台から飛び降りた」
そんな「この盤」が、ある意味
「本当の黒人ブルースの入り口」
となっていくのでR。

続きは次回!

《 編集長「MASH」筆 》
ご意見・ご感想・記事投稿は編集部まで!

https://hardp.crayonsite.com/