僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.503【 適 度 に 】

2015-09-22 05:50:29 | 
   適 度 に

       にのみや あきら


膨らみのある人生を送るには
食べて行くだけではなく
余裕のある経済力が必要
それも
多少のゆとりでいい
有り余る富は
却って
人間を
堕落に導き
悲劇を招く
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僕の詩集No.502【 抜 歯 】

2015-09-22 05:29:42 | 
   抜 歯

      にのみや あきら


五十余年連れ添った
歯を
歯医者さんが
事務的に
バッシバッシと抜く

五十余年世話になった
歯を
歯医者さんが
無情に
バッシバッシと抜く

五十余年付き合った
歯を
歯医者さんが
悪者退治のように
バッシバッシと抜く

そして
歯医者さんは
五十余年も仕えてくれた僕の分身を
敵でも退治してくれたかのように
抜いた歯を
僕の目の前に
得意そうに突き出した
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