
如月2月
季の御読経(きのみどきょう)
毎年春二月および秋八月に宮中で行われた読経の行事。廬舎那仏(るしゃなぶつ)をまつり、四日間ずつ、四ヶ寺より百人の僧を宮中に召して『大般若経』を転読(全六百巻すべてを読むのはたいへんなので、要所の数行や題目のみを読むことで、その一部を読経したことに替えること)せしめ、国家の安泰と天皇の安寧(あんねい)を祈願した。
春期には、一日目が説法(せっぽう)(仏教の教えを聞かせる)・転読(てんどく)、二日目に引茶(ひきちゃ)(僧に茶を賜る)、三日目に論議(経論の要義を問答・議論すること)、第四日目に結願(けちがん)(終了)となる。宮中だけでなく、貴族の私邸でも行われた。
◆参考と写真:結願(けちがん)後の酒宴
風俗博物館
季の御読経(きのみどきょう)
毎年春二月および秋八月に宮中で行われた読経の行事。廬舎那仏(るしゃなぶつ)をまつり、四日間ずつ、四ヶ寺より百人の僧を宮中に召して『大般若経』を転読(全六百巻すべてを読むのはたいへんなので、要所の数行や題目のみを読むことで、その一部を読経したことに替えること)せしめ、国家の安泰と天皇の安寧(あんねい)を祈願した。
春期には、一日目が説法(せっぽう)(仏教の教えを聞かせる)・転読(てんどく)、二日目に引茶(ひきちゃ)(僧に茶を賜る)、三日目に論議(経論の要義を問答・議論すること)、第四日目に結願(けちがん)(終了)となる。宮中だけでなく、貴族の私邸でも行われた。
◆参考と写真:結願(けちがん)後の酒宴
風俗博物館