くだもの
当時、お菓子のことは「くだもの」と呼ばれてしました。しかし、「くだもの」と書いてあればお菓子のことを指すというわけではありません。
「くだもの」は本来「木(く)だ(=の)もの」の意であり、現在もそうであるように、木の実や草の実、つまり果実を指す言葉だったからです。
「延喜大膳式」の「諸国貢進菓子」の条には、山城国のムベ,アケビ,イチゴ,ヤマモモ,平栗,れんこんなど、さまざまな果実の名が挙げられており、これらは饗膳(きょうぜん)の献立の一部をも構成していました。
この他、「くだもの」には、酒のさかなという意味もあります。
◆参考と写真「唐菓子(からがし)」 風俗博物館より
別名は唐果物(からくだもの)。糯米(もちまい)の粉、小麦粉、 大豆、小豆などを素材に、酢、塩、胡麻、甘葛汁(あまずら)を加 え、油で揚げたものです。植物の菓子に似せて作られ、異国風の 意匠となっていました。
当時、お菓子のことは「くだもの」と呼ばれてしました。しかし、「くだもの」と書いてあればお菓子のことを指すというわけではありません。
「くだもの」は本来「木(く)だ(=の)もの」の意であり、現在もそうであるように、木の実や草の実、つまり果実を指す言葉だったからです。
「延喜大膳式」の「諸国貢進菓子」の条には、山城国のムベ,アケビ,イチゴ,ヤマモモ,平栗,れんこんなど、さまざまな果実の名が挙げられており、これらは饗膳(きょうぜん)の献立の一部をも構成していました。
この他、「くだもの」には、酒のさかなという意味もあります。
◆参考と写真「唐菓子(からがし)」 風俗博物館より
別名は唐果物(からくだもの)。糯米(もちまい)の粉、小麦粉、 大豆、小豆などを素材に、酢、塩、胡麻、甘葛汁(あまずら)を加 え、油で揚げたものです。植物の菓子に似せて作られ、異国風の 意匠となっていました。