ふろむ播州山麓

旧住居の京都山麓から、新居の播州山麓に、ブログ名を変更しました。タイトルだけはたびたび変化しています……

夕立

2008-08-10 | Weblog
 京都でも、強烈な夕立の日が続いています。全国各地とも同様でしょうが、この二週間で四日でしょうか。あまりの雨脚の強さに、道行くひとたちは至るところで、長時間の雨宿り。近ごろでは毎日、傘を持ち歩く方も増えました。日傘ではなく、雨傘です。
 何せ突然の突風と雨。なかなか降り止みません。空が少し暗くなったかなと思うと、すぐに強烈な雨と風がはじまります。神戸や東京で雨の犠牲者が何人も出たのは、「まさか」の油断でしょう。気象は急変します。

 原因は朝からの地表温度の上昇、気流が空に昇って積乱雲をつくる。大気が乱れて一気に夕立の雨が降り出す。雷は雲が成長するときに、空中の水滴や氷晶が衝突して静電気が蓄積されて起こるそうです。カミナリさんの誕生のことは、これまで知りませんでした。

 それにしても、かつての夕立は、もっとおとなしく、優雅な雨だったと思います。熱帯のスコールがちょうどこのような強雨強風の夕立だそうです。台湾では「夕暴雨」というらしい。
 先日ある方が「異常気象で、日本も熱帯なみになったのかしら」。そうかもしれません。日中温度が35度を超えるのが当たり前で、37度や38度の日も報じられていました。つい先日のことです。
 ヒートアイランドの東京も、地表温度が著しく高く、高層ビル群が上昇気流をつくり出し、積乱雲ができやすいという説もある。東京は人工の熱帯地のようです。
 気象も人間も、わたしのような異常はいかん。正常・平常がいちばんですね。
<2008年8月10日 蝉時雨>
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