ふろむ播州山麓

旧住居の京都山麓から、新居の播州山麓に、ブログ名を変更しました。タイトルだけはたびたび変化しています……

京都の町

2008-10-25 | Weblog
 京都の市中は、わかりにくい。だから、標識や看板をいっぱい、あちらこちらのポイントに立てればよい。かつてそのように書いたら、友人の西村さんからご意見が届きました。いま、うなっています。

 あなたは「(観光客のために)標識や解説案内板、地図イラストなりを、並べ立てる」ことを、唱道しておいでになります。そうでしょうか。実際、観光客はそれを希望しているでしょうか。私はその説に疑問を抱きます。街の美化のためにも。
 観光客に問い掛けてみては如何でしょう。あるいは、京都に住まう外国人に問い掛けてみては如何でしょう。
 私の外国訪問の経験に照らしてみれば、日本の街には看板が多過ぎます。そこへ、ハングルや中国語の案内板が親切善(よ)がしに溢れても、見向く人はいるでしょうか。

 このご意見について、考えをあなたからお聞かせいただければ、うれしいです。
どうでしょう?
<2008年10月25日>
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四条河原町

2008-10-12 | Weblog
 京都の街は、格子状で碁盤の目のよう。だからわかりよい、といわれることが多い。本当でしょうか? このことは以前に触れたことがありますが、やはり京都の市中は、よそのひとには分かりにくい、というのが正しいようです。
 町名はほとんどいわずに、通り名でいうのが京都です。ですから通りの名を覚えればわかりよい。例えばいちばん有名な通りは、四条通りと河原町通りかもしれません。四条河原町といえば、京都のだれでもが知っているほど有名な地名・交差点です。
 東西に走る通りと、南北の道路、ふたつの道路の交差点を基準に場所をいいます。四条河原町は四条通りと河原町通りの交差点です。そして上ル(あがる)は交差点の北、下ル(さがる)は南。東入ル(いる)は交差点の東、西入ルは西方をあらわします。通りの名を覚え、交差点を基準に上下東西をいえば、どのあたりの地点か、よくわかります。
 町名も当然あるのですが、ひとつずつの町が小さい。そして町の数が多すぎて、京都人でも覚えることがむずかしい。たいてい、町名をいわずにふたつの通り名から交差点をもとに位置をいいます。

 ところが「河原町に行く」などという方がいます。河原町という名の町はありません。河原町通りは南北に相当長い通りです。なぜ河原町? 四条河原町あたりのことでしょうが、おそらく阪急電車の終点駅「河原町」からそう呼ばれるようになったのではないかと思います。
 四条河原町駅というべき駅名が河原町。四条烏丸駅も烏丸駅です。線路がずっと四条通りの地下を走っていますので、四条省略は当然といえばそうですが。
 市営地下鉄烏丸線も烏丸を省略して「五条駅」「四条駅」「丸太町駅」…。しかし御池駅だけは、地下鉄東西線と交差するために「烏丸御池駅」。
 京阪電車も川端通りの地下を走り、駅名は川端を略して「七条駅」「五条駅」「四条駅」「三条駅」「丸太町駅」…。
 ところがバスは、「四条河原町」「河原町三条」「河原町丸太町」…。横着な名の停留所はありません。「これからバスで河原町通りに行きます」などといっても「?」です。縦横に走るバスの停留所は、交差点か市役所前、府立医大前などといわないと、どこなのかわかりません。
 さて電車の駅名ですが、バス停に見習うべきかどうか。
<2008年10月12日>
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京都のコンビニ

2008-10-04 | Weblog
 地球温暖化のことで京都話題をひとつ。CO2が温暖化の最大の原因とされ、京都市ではコンビニが、その標的になっています。24時間煌々と過度の照明をつけっぱなしのコンビニ。電力消費は資源のムダで、CO2排出の原因のひとつである。また深夜型は市民、特に青少年にとって好ましい生活スタイルではない。そういった理屈だそうです。
 京都市役所はコンビニなどの深夜営業自粛を議論するために、「環境にやさしいライフスタイルを考える市民会議」を7月に設置しました。しかしコンビニ業界12社は猛反発。これまで呼びかけられても会議に一度も出席しませんでしたが、この2日、今後も出席しないと発表しました。
 コンビニ各社は「二酸化炭素排出削減のために深夜営業自粛を議論する必要があるのか?」「コンビニは深夜の交番かわり、駆け込み寺」等々、反論しています。
さて、24時間明るいからと、条例を作ってCO2削減を理由に規制することは、はたして正しいことでしょうか? ほかにももっとムダな電力がたくさん使われています。たとえば道路沿いにいくつも並ぶ、温冷飲料水の自動販売機。これこそ電力がもったいない。

 ところでこの連載をはじめて1年がたちました。当初は京都から、京都のことでも、気まま気楽に、気分転換に軽く書こうと思っていました。ところがその後、ムキになってしまったようです。これからは初心にかえり、気が向けば、軽く気ままに書いてみようかと思います。
<2008年10月4日>
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