公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

またまた寺澤教室に

2006-05-30 12:20:09 | 現場レポート

28日、一宮競輪場へ。

1レースにきっちり間に合うように到着。そしてここではいつもの通り、寺澤節男「先生」の初心者教室へと入る。

予め大阪の日刊に6レース以降の出走表が書いてあったのでそれを見たら、どうもこの日は6・11レースしか「買えるレースはない」と思っていた。

ところが、ここでの客と寺澤さんとのやり取りを聞いていくうちに、他のレースにおいてもなかなか面白いレースが存在し、そしてそんなやり取りの話に限って、「締め切り後」となってしまう、ということがわかった。

のっけの1レース。中部競輪もノーマークだった8・田中澄について、とある客が寺澤さんに、「この選手はどう?」と聞いていた。ま、イン待ちから飛びついて攻めるという作戦だが、ラインがきっちりしているこのレースではどうか?ということであったが・・・

その田中は首尾よくスタートを取った。そして正攻法の位置から勝負どころで7・伊豆田浩人の番手を「競ることもなく」、9・峰重龍一から奪い取り、しかも競らなかったおかげで脚がまだ残っており、1・森田誠の捲りにもうまくとびついて2着をキープ。

ゴール線通過後、田中は、「よし!」とガッツポーズしてたよ。配当は2車単15130円、3連単だと143240円。大穴だ。

得てして、こんな選手が来るんだな・・・典型的なパターン。

ところでその客は「取ってなかった」みたい。

しかもそんなレースがまた訪れる。

5レース。既に発売は締め切られ、あとはレースを待つだけだったが、ここでも違う客が、

「2・清水通はどうかな?」

と聞いたところ寺澤さんが、

「これは中割りする選手。」

と言っていた。すると、やはり清水が、

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!

5・中川が逃げ、その番手に入っていた1・西川達夫が勝ったが、ひょっとすると捲り一撃で決めてしまうだろうと考えられた9・中井修が「山おろし」気味にホームから出たことが裏目となって2センターで「売り切れ」。すると後続もどんどんやってきて、ゴール手前では混戦模様。

中割りではなかったものの、外から清水が逃げる中川を抑えて2着に入ってしまった。2車単6460円、3連単31320円。

寺澤さんが、

「これ取ったでしょう!」

と聞いた客に聞いたら、

「取れないよ・・・」

の答え。もっと早く言ってくれれば私も「買った」のに・・・

さて6レースは買った私だが、岩田-近藤と入って筋決着。取って損。

そして10レース発走前に日本ダービーを見せてくれるというので、そのときは教室も満室状態に。すると。

やっぱりこれも取って損だった。何かこの日は勝てそうになさそう・・・

11レース。せめてこのレースぐらいは、と思って買ったわけだが、このレースはやはり2・渡部哲男の力量が一枚上。ただ仕掛けが遅い選手であり、捲りに回ると8・西村正彦は来れないだろう、という見解。

そして、中部ラインに人気がないのでこれも狙えば面白いと言っていたが、「その通り」買ったよ。

さらに、

4・佐野梅一は怖い。どこからか突っ込んでくる脚がある。」

というので、日刊も中部競輪も「無印」だった佐野を「最後で」押さえることに。

レースはジャン前から渡部が主導権を奪いきる。おい、言っていることが全然違う・・・ところが。

渡部はかかりがよかった。しかし西村は私は蹴飛ばしたので筋で来られると困る。だが。

最後、西村は交わすどころか、ついてこれる脚さえなくしており、代わって3番手から佐野が強襲。なんと渡部をG前交わして1着に入った。

佐野が1着になったことによりプラス。ま、トータルではちょっとマイナスとなったが、一宮は寺澤部屋へ「入り浸る」ようになってからこれまで大負けしたことがない。

しばらく一宮ではS級戦がないみたいだが、笠松との開催が被ればまた行きたいね。

次の日は定番どおり笠松へ。ここには当然、「大黒社」・・・


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keirin.jp

2006-05-30 11:24:57 | 競輪

待望のKEIRIN.JPが6月14日に始動する。

レース情報のデータプラザ、トピックス情報の競輪らんどインターネット投票を統合するものだが、他競技ではこのような形では行われておらず、大変画期的な試みとして前々から注目されていた。

また、競輪では各競輪場におけるレース配信もただいま拡張中であり、今年度中には全場レース動画配信が可能になるという話も出ている。

地方競馬のオッズパークもレース情報、オッズ、投票、動画配信というものが1セットになっているものだが、まだそうやって利用できる場は少ない。それに地方競馬はSPAT-4との絡みがあって、全場統一には大きな障壁が残ろう。

また、オートレースも既に全場全レース動画配信を他に先駆けて行っている強みをもとに、競輪と同様のシステム作りが検討されているが、実現までにはしばらくかかるか。

7~8年ほど前ならば、スポーツ新聞かFAX専門紙で事前情報を取り、オッズ、レース実況はCSで、そして投票は電話で、といった形でも画期的なものと思われたが、今やそうしたことさえ古くなった。情報手段に元手はほとんどかからず、インターネットだけであらゆることが可能になる時代がついに到来したといえよう。

したがって新聞もいらない、テレビもいらない、電話もいらない、すべてインターネットでできる。毎月の接続料だけで競輪が楽しめるという、なんとも画期的な時代になったもの。

問題は・・・

やっぱりそうなると、いかにして中身のレースを充実させ、スター選手が多数いるような環境作りに仕立て上げるかだろうね。

間違ってもレース動画配信は大量落車シーンを確認するために使われるだけ、といったものにはしてもらいたくないもの?

あとはそこなんだよな。

ここに踏み込めてこそ、KEIRIN.JPの意味が出てくる。そうすりゃ、競輪はほっといても人気は上がるし、売り上げも伸びていく??当然、

「この選手が見たいから本場へ。」

ってことになる。

ほとんど全国に販売経路を持っているし、情報もそうやって統一化できればあとは中身しかあるまい。

新しい客層をそれで開拓できてこそ意味がある。KEIRIN.JPの今後に期待しよう。


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