三嶌誠司がまず、4レースで勝った。
枠通りの4コース進入となった三嶌は、絶好のスタートタイミングを決めて1マークを捲り差し。先マイは3・星野太郎が捲りきって決めたが、三嶌もよく伸びて星野を鋭く追走。そして1周2マークで星野をズブリと差し逆転。そのまま押し切った。そして迎えた10レース。ここでも勝てば決定戦出場は原田の結果如何にかかわらず決まる。
1号艇に入った三嶌はピット離れもよく、ポールポジションの1コースを難なくゲット。そしてスタートタイミングにおいても、他選手よりも半歩先んじるトップスタートを決める。そして1マークにおいても、差しにかかる2・森高一真らを退けて先マイを決め、ここで勝負をつけた。
4、10レースを勝った三嶌は賞金25万円を加算。ちなみに原田幸哉がドリーム戦で勝っても25万円にしかならず、既に前日までに2万3千余円の差をつけていた三嶌はこの時点で賞金王決定戦の12番目の椅子を手に入れた。
しかしながら、昨日のドリーム戦2着といい、本日の4レースといい、三嶌の気合十分の走りには目を見張るものがあった。コース取りにさほどこだわることなく、腕一本で着をまとめきり、そして自力で決定戦出場を手繰り寄せた。
昨日、今日の一連の走りを見る限り、三嶌のこの勢いは今シリーズのみならず、賞金王決定戦まで繋がっていきそうな予感がする。