昨日、自転車競技のオリンピックのみならず、パラリンピックの日本代表選手も一同に参加して壮行会が行われた。パラリンピックについてはここ2大会連続でメダルを獲得していることから、今回も是非とも期待したいところだが。
オリンピック勢の面々だが、次のロンドンも狙える選手たちが少なくない。特にトラックについてはそういえる。したがって、北京でダメだからといって、それでお終い、なんてことにはならないようにしてもらいたいもの。
ま、こんなことをいうのは何だが、ロード、MTB、BMXについては参加することに意義がある。トラックの女子についても同様。しかし、トラック男子については、参加するだけで意義を感じてもらっては困る。
メダルがダメでも、出る種目は少なくとも全て入賞するというような形にもっていかないとな。
チームスプリントについては、その可能性は一番ありそう。ケイリンもうまくいけば何とかなるかもしれない。ポイントはギリギリ可能性あるかも。問題はスプリントか。
とにかく、200MFTTを突破できないもんなぁ。なぜできないかというと、これは日ごろの競輪の競走において、省エネ先行みたいなことをやっている癖がついてしまっているからといえる。
日本の選手の場合、200M計測時点におけるスピードの乗りが悪い上に、最後は垂れた状態(余力が残っていない状態)でゴールする。だからタイムが悪い。少なくとも、333で1周半ぐらい逃げ切れるだけの力を蓄えることが大事だろうな。
とはいっても、北京まではもう時間がないからどうすることもできない。問題は北京が終わったあと、競輪の競走そのものが変わっていかないとダメだということ。
後ろのマーク屋のご機嫌を取りながら駆けたってどうしようもない。マーク屋を千切れさせる走りをするのが当たり前。さらに、誘導ペースをもっと上げるべし。
せっかく年中走れるという恵まれた機会を持つ競輪選手なのに、今の状況では明らかに先行選手がスポイルされてしまっている。もっとも、山崎の真似をして、大ギアばかりに拘っている若い連中の姿勢にも問題がありそうだが・・・
「ロンドンへ向けて、競輪が大きく変わります!」
というふうに持っていかないとな。ということは、即座に競輪が変わる必要があるのは明白。
(追記)
本日31日、NHKラジオ第1放送で22:00から約1時間放送される、NHKジャーナルに、永井清史が登場予定。