東京マーケット・サマリー 2023年7月31日7:03 午後
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 142.16/18 1.1017/21 156.65/69
NY午後5時 141.15/18 1.1015/17 155.48/52
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べて大幅にドル高/円安が進行、142円前半に上昇している。時間外取引で米10年債利回りが上昇したことや、東京円債市場で、日銀が残存期間5─10年を対象とする臨時の国債買い入れオペを実施したことが、円売り/ドル買いにつながったとの声が聞かれた。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 33172.22 +412.99 33128.83 33,025.93─33,402.08
TOPIX 2322.56 +31.95 2316.73 2,311.40─2,330.12
プライム指数 1195.33 +16.45 1192.05 1,189.62─1,199.15
スタンダード指数 1120.20 +8.53 1118.35 1,116.41─1,120.92
グロース指数 991.77 +16.24 983.70 983.28─992.66
東証出来高(万株) 199793 東証売買代金(億円) 51035.32
東京株式市場で日経平均は、前営業日比412円99銭高の3万3172円22銭と反発した。日銀会合の結果を消化する中、前週末の米株高や円安基調が追い風となり、7月6日ぶりに3万3000円台を回復したほか、TOPIXは年初来高値を更新した。日経平均株価の7月の月間下落幅は16円82銭だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1525銘柄(83%)、値下がりは279銘柄(15%)、変わらずは31銘柄(1%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.061
ユーロ円金先(23年9月限) ───
3カ月物TB ───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.061%になった。前営業日(マイナス0.059%)から横ばい圏。「月末で取引を控える参加者が多かった」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・23年9月限 146.80 (-0.58)
安値─高値 146.65─147.08
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.600% (+0.055)
安値─高値 0.605─0.590%
国債先物中心限月9月限は前営業日比58銭安の146円80銭と大幅続落して取引を終えた。日銀によるイールドカーブ・コントロール(YCC)の運用柔軟化を受けた国債売りが継続した。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比5.5bp上昇の0.600%。一時2014年6月以来9年超ぶり水準となる0.605%に上昇した時間帯もあった。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.20─0.10
3年物 0.29─0.19
4年物 0.36─0.26
5年物 0.45─0.35
7年物 0.64─0.54
10年物 0.86─0.76
日経平均は412円高と大幅反発、3万3000円台を回復―TOPIXはバブル後高値を更新=31日後場/国内市況ニュース/ウエルスアドバイザー 2023/07/31 15:19
31日後場の日経平均株価は前週末比412円99銭高の3万3172円22銭と大幅反発。終値で心理的なフシ目となる3万3000円を回復するのは5日(3万3338円70銭)以来となる。朝方は、前週末の米国株高や円安・ドル高を受け、買い戻しが優勢となった。株価指数先物買いを交えて日経平均は上げ幅を拡大し、前場中盤には3万3402円08銭(前週末比642円85銭高)まで上伸した。一巡後は利益確定売りに伸び悩み、後場中盤には3万3025円93銭(同266円70銭高)まで押し戻された。ただ、売りは続かず、その後は持ち直し、大引けにかけて3万3200円近辺で推移した。
一方、TOPIX(東証株価指数)は前週末比31.95ポイント高の2322.56ポイントとなり、3日に付けたバブル経済崩壊後の高値2320.81ポイントを更新した。
日経平均プラス寄与度では、ファストリテ<9983>の70円強を筆頭に東エレク<8035>が34円強、ソフバンG<9984>が29円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、精密、輸送用機器、鉄鋼、電気・ガスなど29業種が値上がりし、海運、空運など4業種が値下がりした。東証プライム銘柄の83.1%が上昇した。
東証プライムの出来高は19億9793万株、売買代金は5兆1035億円。騰落銘柄数は値上がり1525銘柄、値下がり279銘柄、変わらず31銘柄。
市場からは「いったん伸び悩んだが、売り進むような動きはない。日銀のYCC(イールドカーブ・コントロール、長短金利操作)柔軟化は微修正の範囲であり、金融緩和継続に変わりはない。次の修正は先の話であり、当面は底堅い動きが期待される」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、HOYA<7741>、オリンパス<7733>、ニコン<7731>などの精密株が上昇。トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、SUBARU<7270>、マツダ<7261>などの輸送用機器株や、日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株も高い。東電力HD<9501>、関西電力<9503>、中部電力<9502>、東ガス<9531>などの電気・ガス株や、三井物産<8031>、三菱商<8058>、丸紅<8002>などの卸売株も買われた。信越化<4063>、富士フイルム<4901>、日東電工<6988>などの化学株も堅調。
半面、商船三井<9104>、郵船<9101>などの海運株が軟調。ANA<9202>、JAL<9201>などの空運株もさえない。金属製品株では、LIXIL<5938>が大幅に下落し、リンナイ<5947>なども安い。
個別では、エンプラス<6961>がストップ高となり、北越工<6364>、東邦システム<4333>などが値上がり率上位。半面、M&ACH<2127>がストップ安となり、住友ファーマ<4506>、ストライク<6196>などの下げも目立った。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,811.19 +25.04 +1.40% +1.42% +19.80% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,553.89 +21.88 +1.43% +0.91% +20.90% 15:00
日経平均株価
33,172.22 +412.99 +1.26% -0.05% +19.32% 15:15
日経500平均
3,019.80 +22.90 +0.76% +0.79% +17.78% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
2,322.56 +31.95 +1.39% +1.48% +19.70% 15:00
日経300指数
491.21 +7.15 +1.48% +1.40% +19.53% 15:15
東証REIT指数
1,877.19 -12.82 -0.68% +0.80% -7.16% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
1,163.31 +17.20 +1.50% +0.94% +23.16% 15:00
東証マザーズ指数
777.32 +13.28 +1.74% -4.74% +8.18% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,687.77 +35.06 +1.32% +2.19% +17.46% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,451.96 +32.49 +1.34% +2.61% +17.64% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,332.26 +30.33 +1.32% +0.86% +17.72% 15:00
中国 上海総合指数
3,291.04 +15.11 +0.46% +2.78% +1.16% 17:29
中国 上海A株指数
3,450.02 +15.80 +0.46% +2.78% +1.20% 17:29
中国 深センA株指数
2,164.87 +17.65 +0.82% +0.98% -5.13% 16:00
中国 深セン成分指数
11,183.91 +83.51 +0.75% +1.43% -8.83% 16:00
中国 上海B株指数
277.52 +2.40 +0.87% +3.94% -9.38% 17:29
中国 深センB株指数
1,225.67 +12.29 +1.01% +7.08% -2.41% 16:00
中国 上海50A株指数
2,653.37 +6.34 +0.24% +6.47% -4.98% 17:29
中国 上海180A株指数
8,542.34 +34.10 +0.40% +5.24% -1.93% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,780.81 +12.76 +0.46% +2.78% +1.18% 17:29
中国 創業板指数
2,236.67 +17.13 +0.77% +0.98% -16.24% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
4,014.63 +21.89 +0.55% +4.48% -3.73% 16:00
中国 深セン総合指数
2,069.51 +16.88 +0.82% +0.99% -5.12% 16:00
日経平均
現在値 33,172.22↓ (23/07/31 15:15)
前日比 +412.99 (+1.26%)
始値 33,128.83 (09:00) 前日終値 32,759.23 (23/07/28)
高値 33,402.08 (10:13) 年初来高値 33,772.89 (23/06/19)
安値 33,025.93 (13:40) 年初来安値 25,661.89 (23/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅反発、ファーストリテと東エレクの2銘柄で約104円押し上げ16:12 配信フィスコ
31日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり191銘柄、値下がり34銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は大幅反発。先週末28日の米株式市場でNYダウは反発。個人消費支出(PCE)コア価格指数の伸びが予想を下回り、インフレ鈍化再確認で買いが先行。また、消費堅調も確認され、買い材料となった。さらに、個別企業の好決算や、金利低下を受けたハイテク買い再燃も相場を押し上げた。堅調な米株式相場を受けた今日の日経平均は369.60円高からスタート。米株高に加え、先週末28日に日銀金融政策決定会合の結果を受け乱高下した円相場が、一時1ドル=141円90銭台と先週末15時頃と比べ2円80銭ほど円安・ドル高水準となったことが株式市場で安心感となった。一方、先週末に発表された日銀の政策修正を受け、金利上昇への警戒感が強く、日経平均は前場に高値をつけた後は上値の重くなる時間帯もあった。
大引けの日経平均は前日比412.99円高の33172.22円となった。東証プライムの売買高は19億9793万株、売買代金は5兆1035億円だった。セクターでは精密機器、輸送用機器、鉄鋼などが上昇。一方、海運業、空運業、金属製品などが下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の83%、対して値下がり銘柄は15%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035>となり、2銘柄で日経平均を約104円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは豊田通商<8015>で9.88%高、同2位は日立<6501>で6.75%高だった。
一方、値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位はアドバンテス<6857>となり、2銘柄で日経平均を約76円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは住友ファーマ<4506>で10.08%安、同2位はファナックで7.27%安だった。
*15:00現在
日経平均株価 33172.22(+412.99)
値上がり銘柄数 191(寄与度+543.56)
値下がり銘柄数 34(寄与度-130.57)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 35560 690 +70.15
<8035> 東エレク 21245 335 +34.06
<9984> ソフトバンクG 7242 144 +29.28
<8015> 豊田通商 8295 746 +25.28
<4568> 第一三共 4347 232 +23.59
<4063> 信越化 4679 114 +19.32
<4543> テルモ 4651 113 +15.32
<7203> トヨタ自 2386 76 +12.88
<6902> デンソー 9881 358 +12.13
<7733> オリンパス 2316.5 83 +11.25
<6988> 日東電 10100 331 +11.22
<9766> コナミG 7969 321 +10.88
<4519> 中外薬 4231 105 +10.67
<7741> HOYA 16530 615 +10.42
<6762> TDK 5437 102 +10.37
<6758> ソニーG 13315 275 +9.32
<6971> 京セラ 7644 124 +8.40
<6098> リクルートHD 4933 81 +8.23
<6724> エプソン 2332.5 114.5 +7.76
<7267> ホンダ 4513 113 +7.66
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6954> ファナック 4348 -341 -57.78
<6857> アドバンテス 19525 -275 -18.64
<9433> KDDI 4187 -84 -17.08
<6861> キーエンス 63760 -2910 -9.86
<4578> 大塚HD 5225 -162 -5.49
<6506> 安川電 6171 -148 -5.02
<6273> SMC 74150 -1070 -3.63
<7735> スクリーンHD 15340 -480 -3.25
<4506> 住友ファーマ 589.4 -66.1 -2.24
<9064> ヤマトHD 2662 -26 -0.88
<6103> オークマ 7202 -111 -0.75
<6178> 日本郵政 1039 -22 -0.75
<9104> 商船三井 3675 -73 -0.74
<2502> アサヒ 5595 -19 -0.64
<9101> 郵船 3448 -48 -0.49
<5332> TOTO 4371 -24 -0.41
<4661> OLC 5450 -12 -0.41
<6479> ミネベア 2628 -11 -0.37
<9201> JAL 3076 -11 -0.37
<2002> 日清粉G 1764 -9.5 -0.32
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 2,322.56↓ (23/07/31 15:00)
前日比 +31.95 (+1.39%)
始値 2,316.73 (09:00) 前日終値 2,290.61 (23/07/28)
高値 2,330.12 (10:12) 年初来高値 2,321.53 (23/07/03)
安値 2,311.40 (13:40) 年初来安値 1,862.27 (23/01/04)
東証業種別ランキング:精密機器が上昇率トップ15:38 配信フィスコ
精密機器が上昇率トップ。そのほか輸送用機器、鉄鋼、電力・ガス業、卸売業なども上昇。一方、海運業が下落率トップ。そのほか空運業、金属製品、鉱業も下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 精密機器 / 10,907.27 / 2.99
2. 輸送用機器 / 4,029.84 / 2.83
3. 鉄鋼 / 730.29 / 2.75
4. 電力・ガス業 / 445.72 / 2.65
5. 卸売業 / 3,250.64 / 2.55
6. 化学工業 / 2,363.43 / 2.02
7. その他金融業 / 854.38 / 2.00
8. その他製品 / 4,243.59 / 1.80
9. 不動産業 / 1,582.11 / 1.63
10. 証券業 / 423.75 / 1.60
11. 繊維業 / 684.81 / 1.58
12. パルプ・紙 / 497.73 / 1.55
13. 非鉄金属 / 1,162.77 / 1.45
14. 医薬品 / 3,526.74 / 1.41
15. 建設業 / 1,451.87 / 1.40
16. ガラス・土石製品 / 1,237.01 / 1.35
17. 倉庫・運輸関連業 / 2,465.56 / 1.34
18. 銀行業 / 240.86 / 1.33
19. 情報・通信業 / 5,279.14 / 1.26
20. ゴム製品 / 4,186.69 / 1.14
21. 水産・農林業 / 509.47 / 1.02
22. 小売業 / 1,591.02 / 0.97
23. 電気機器 / 4,119.01 / 0.97
24. サービス業 / 2,703.09 / 0.77
25. 保険業 / 1,591.74 / 0.76
26. 石油・石炭製品 / 1,190.51 / 0.56
27. 食料品 / 2,021.23 / 0.45
28. 陸運業 / 2,119.05 / 0.37
29. 機械 / 2,714.16 / 0.32
30. 鉱業 / 530.37 / -0.19
31. 金属製品 / 1,274.71 / -0.29
32. 空運業 / 264.03 / -0.43
33. 海運業 / 1,271.65 / -1.24
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 21,043.08↓ (23/07/31 15:00)
前日比 +301.05 (+1.45%)
始値 20,976.46 (09:00) 前日終値 20,742.03 (23/07/28)
高値 21,111.86 (10:12) 年初来高値 21,078.32 (23/07/03)
安値 20,937.90 (13:40) 年初来安値 16,759.95 (23/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,195.33↓ (23/07/31 15:00)
前日比 +16.45 (+1.40%)
始値 1,192.05 (09:00) 前日終値 1,178.88 (23/07/28)
高値 1,199.15 (10:13) 年初来高値 1,194.67 (23/07/03)
安値 1,189.62 (13:40) 年初来安値 958.19 (23/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,120.20↑ (23/07/31 15:00)
前日比 +8.53 (+0.77%)
始値 1,118.35 (09:00) 前日終値 1,111.67 (23/07/28)
高値 1,120.92 (09:37) 年初来高値 1,126.73 (23/07/04)
安値 1,116.41 (12:41) 年初来安値 982.29 (23/01/06)
東証グロース市場指数
現在値 991.77↓ (23/07/31 15:00)
前日比 +16.24 (+1.66%)
始値 983.70 (09:00) 前日終値 975.53 (23/07/28)
高値 992.66 (09:27) 年初来高値 1,100.78 (23/06/21)
安値 983.28 (09:00) 年初来安値 897.95 (23/01/06)
東証グロ-ス指数は反発、買い一巡後はこう着感が強まる/グロース市況17:13 配信フィスコ
東証グロース市場指数:991.77 (+16.24)
出来高:1億1918万株
売買代金:1551億円
東証マザーズ指数:777.32 (+13.28)
出来高:6479万株
売買代金:973億円
本日のグロース市場では、グロース市場指数、マザーズ指数がそろって反発、値上がり銘柄数は345、値下り銘柄数は158、変わらずは34。本日のグロース市場は朝方の買い一巡後はこう着感の強まる展開となった。28日の米国市場でダウ平均は176.57ドル高の35459.29ドル、ナスダックは266.55ポイント高の14316.66で取引を終了。個人消費支出(PCE)コア価格指数の伸びが予想以上に鈍化しインフレ鈍化傾向を再確認したため買いが先行。また消費の堅調さも確認され、ソフトランディング(軟着陸)期待も買い材料となった。さらに、消費財メーカーのプロクター・アンド・ギャンブル(PG)や半導体のインテル(INTC)の好決算も寄与。金利の低下でハイテクの買いも再燃し相場上昇を後押しした。こうした米株市場の動きもあって、本日の東証グロ-ス指数は反発した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇してスタート。朝方の買いが一巡するまでは堅調だったものの、その後は終日狭いレンジ内でのこう着となった。なお、東証マザーズ指数は1.74%高、東証グロース市場Core指数は2.66%高。個別では、エコナビスタ<5585>が16.71%高で値上がり率トップに。エコナビスタの他、ABEJA<5574>、AeroEdge<7409>、GENDA<9166>など直近IPO銘柄の一角に物色が見られた。「SyncLect」を「Azure OpenAI Service」に連携させ、「音声認識×GPT」サービスをラインナップに追加したと発表したヘッドウォータース<4011>、23年9月期の第3四半期決算が材料視されたM&A総研<9552>などもそれぞれ大幅高。売買代金上位銘柄では、カバー<5253>やスマサポ<9342>が堅調に推移、その他値上がり率上位には、DDS<3782>、リニューアブルJ<9522>などが顔を出した。一方、ブリッジコンサル<9225>が11.44%安で値下がり率トップに。売買代金上位銘柄では、トライト<9164>やドリコム<3793>などが軟調に推移、その他値下り率上位には、ログリー<6579>、クオルテック<9165>、メイホーHD<7369>などが顔を出したようだ。東証グロース市場Core指数では、弁護士ドットコム<6027>、ビジョナル<4194>などが買われた。
マザーズ指数
現在値 777.32↓ (23/07/31 15:00)
前日比 +13.28 (+1.74%)
始値 770.85 (09:00) 前日終値 764.04 (23/07/28)
高値 778.01 (09:27) 年初来高値 871.35 (23/06/21)
安値 770.50 (09:00) 年初来安値 706.45 (23/01/06)
東証REIT指数
現在値 1,877.19↓ (23/07/31 15:00)
前日比 -12.82 (-0.68%)
始値 1,890.48 (09:00) 前日終値 1,890.01 (23/07/28)
高値 1,894.61 (09:15) 年初来高値 1,908.59 (23/07/27)
安値 1,876.32 (10:02) 年初来安値 1,746.05 (23/03/20)
日経平均VI
現在値 18.32↑ (23/07/31 15:20)
前日比 -0.27 (-1.45%)
始値 18.67 (09:00) 前日終値 18.59 (23/07/28)
高値 18.75 (10:42) 年初来高値 23.45 (23/06/08)
安値 18.19 (14:34) 年初来安値 14.63 (23/02/16)
日経VI:低下、株価上昇するも警戒感の緩和は限定的16:15 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は31日、前日比-0.27(低下率1.45%)の18.32と低下した。なお、高値は18.75、安値は18.19。今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。先週末の米株式市場で主要指数が上昇したことに加え、先週末28日に日銀金融政策決定会合の結果を受け乱高下した円相場が、朝方に1ドル=141円70銭台と先週末15時頃と比べ2円60銭ほど円安・ドル高水準となったことが株式市場で安心感となった。一方、先週末に発表された日銀の政策修正を受け、金利上昇への警戒感が強く、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードの緩和は限定的で、日経VIは先週末の水準近辺で推移する時間帯が長かった。
日経平均先物
現在値 33,100.00↓ (23/07/29 06:00)
前日比 +330.00 (+1.01%)
高値 33,140.00 (03:27) 始値 32,680.00 (16:30)
安値 32,550.00 (17:47) 前日終値 32,770.00 (23/07/28)
TOPIX先物
現在値 2,323.00↓ (23/07/29 06:00)
前日比 +32.50 (+1.42%)
高値 2,326.50 (03:27) 始値 2,287.00 (16:30)
安値 2,286.00 (16:30) 前日終値 2,290.50 (23/07/28)
JPX日経400先物
現在値 21,065.00↑ (23/07/29 06:00)
前日比 +325.00 (+1.57%)
高値 21,065.00 (06:00) 始値 20,695.00 (16:30)
安値 20,695.00 (16:30) 前日終値 20,740.00 (23/07/28)
東証マザーズ指数先物
現在値 768.00↓ (23/07/29 06:00)
前日比 +14.00 (+1.86%)
高値 774.00 (05:50) 始値 756.00 (16:30)
安値 752.00 (16:55) 前日終値 754.00 (23/07/28)
NYダウ先物 円建
現在値 35,558.00↓ (23/07/29 06:00)
前日比 +53.00 (+0.15%)
高値 35,673.00 (00:45) 始値 35,517.00 (16:31)
安値 35,426.00 (17:30) 前日終値 35,505.00 (23/07/28)
CME日経平均先物 円建
現在値 33,100.00↑ (23/07/28 16:37 CST)
前日比 +595.00 (+1.83%)
高値 33,140.00 始値 32,585.00
安値 32,000.00 前日終値 32,505.00 (23/07/27)
SGX日経平均先物
現在値 33,130.00↑ (23/07/29 05:14 SGT)
前日比 +445.00 (+1.36%)
高値 33,135.00 始値 32,660.00
安値 32,465.00 前日終値 32,685.00 (23/07/28)
長期国債先物
現在値 147.120↓ (23/07/29 06:00)
前日比 -0.260 (-0.18%)
高値 147.410 (15:30) 始値 147.390 (15:30)
安値 147.020 (16:11) 前日終値 147.380 (23/07/28)
31日の日本国債市場概況:債券先物は146円80銭で終了16:51 配信フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2023年9月限
寄付147円00銭 高値147円08銭 安値146円65銭 引け146円80銭
売買高総計28861枚
2年 451回 -0.013%
5年 159回 0.157%
10年 371回 0.579%
20年 185回 1.231%
債券先物9月限は、147円00銭で取引を開始。日銀が長期金利の変動許容幅の上限を事実上1%に引き上げたことを受けた売りが先行し、147円08銭から146円65銭まで下げた。その後、日銀の臨時オペ実施で下げ止まったが、日本株高や米金利上昇も重石となり、146円台後半で推移した。現物債の取引では、全年限が売られた。
<米国債概況>
2年債は4.89%、10年債は3.98%、30年債は4.03%近辺で推移。
債券利回りはやや上昇。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.51%、英国債は4.34%、オーストラリア10年債は4.05%、NZ10年債は4.66%。(気配値)
日本国債3年
年利回り 0.008 (23/07/29 02:05)
日本国債5年
年利回り 0.166 (23/07/29 02:05)
前日比 +0.010
日本国債10年
年利回り 0.571 (23/07/29 02:05)
前日比 +0.015
アジア株式市場サマリー:引け(31日) 2023年7月31日5:31 午後
中国・香港株式市場は上昇。中国政府が打ち出した一連の支援策、特に民間セクター
向けの対策を好感した。今月は1月以降で最大の上昇を記録した。[nL6N39H
02U]
上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数
は月間で4.5%上昇、香港ハンセン指数は6%上昇し、共に6カ月ぶりの大幅上昇率と
なった。
香港市場でテック株は1.9%高。今月は16%急伸し、昨年11月の「
経済再開ラリー」以来の上昇率となった。
野村の首席中国エコノミスト、陸挺氏は、最近の政府の動きには勇気づけられるが、
政策措置の規模や影響について、市場は熱を冷ます必要があると指摘した。
香港上場の本土系不動産株は後場に伸び悩み1.8%安で終了した。
ソウル株式市場は3日続伸した。電池メーカーやオンラインプラットフォーム銘柄が
上昇を主導した。
総合株価指数(KOSPI)は0.93%高で終了。6月は月間で0.50%下落し
ていたが、7月は2.66%上昇した。
米国のインフレが減速したほか、中国の製造業統計を受けて景気刺激策への期待が高
まる中、リスク選好意欲が強まった。
未来アセット証券のアナリストは、「韓国市場は、特にバッテリーや人工知能(AI
)関連銘柄を中心に特定のセクターの需給変化に基づいた取引が行われた」と指摘した。
電池メーカーのLGエナジー・ソリューションは3.32%高、SKイノベーション
は13.98%高。鉄鋼大手ポスコ・ホールディングスは3.72%高。
IT大手ネイバーはAI技術を巡る楽観的な見方を背景に7.58%高。メッセージ
アプリ大手のカカオは1.38%上昇した。
そのほかバイオ医薬品メーカーは上昇したが、半導体や自動車メーカーは下落した。
取引された934銘柄のうち、上昇は715銘柄。
海外勢は2913億ウォン(約2億2883万ドル)相当の売り越し。
シドニー株式市場は小反発。オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)の政策決
定会合を前に慎重姿勢を維持した。一方で、月間ベースの上昇率は1月以来の大きさとな
った。
S&P/ASX200指数は0.1%高で終了。7月は月間ベースで2.9%上昇し
た。豪インフレ率の予想を上回る鈍化や中国の景気刺激策、米企業の好業績が好感された
。
ロイター調査ではRBAは今週0.25%の追加利上げを決定し、その後年内は利上
げを停止するとの予想が示された。
産金株指数は0.2%安。ただ、金相場高を受けて月間では1.5%上昇し
た。
ハイテク株指数は0.3%安、ヘルスケア株指数<.AXHJは0.6%安だった
。 オリジン・エナジーは0.6%安。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3291.0398 + 15.1141 + 0.46 3287.2089 3322.1291 3281.0133
前営業日終値 3275.9257
中国 CSI300指数 4014.630 +21.893 +0.55 4018.890 4064.362 4002.078
前営業日終値 3992.738
香港 ハンセン指数 20078.94 +162.38 +0.82 20237.53 20361.03 20019.79
前営業日終値 19916.56
香港 ハンセン中国株指数 6899.31 +90.84 +1.33 6961.59 7023.88 6875.76
前営業日終値 6808.47
韓国 総合株価指数 2632.58 +24.26 +0.93 2628.87 2639.45 2622.21
前営業日終値 2608.32
台湾 加権指数 17145.43 -147.50 -0.85 17341.04 17463.76 17081.48
前営業日終値 17292.93
豪 S&P/ASX指数 7410.40 +6.80 +0.09 7403.60 7434.30 7374.30
前営業日終値 7403.60
シンガポール ST指数 3373.98 +2.81 +0.08 3377.91 3392.63 3363.87
前営業日終値 3371.17
マレーシア 総合株価指数 1459.43 +9.08 +0.63 1451.07 1464.70 1451.07
前営業日終値 1450.35
インドネシア 総合株価指数 6931.359 +31.129 +0.45 6900.230 6931.359 6895.07
前営業日終値 6900.230
フィリピン 総合株価指数 6591.47 -33.79 -0.51 6632.60 6678.29 6591.47
前営業日終値 6625.26
ベトナム VN指数 1222.90 +15.23 +1.26 1207.67 1224.81 1207.67
前営業日終値 1207.67
タイ SET指数 1556.06 +12.79 +0.83 1548.75 1559.07 1547.62
前営業日終値 1543.27
インド SENSEX指数 66527.67 +367.47 +0.56 66156.39 66598.42 65998.90
前営業日終値 66160.20
インド NSE指数 19753.80 +107.75 +0.55 19666.35 19772.75 19597.60
前営業日終値 19646.05
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド▲0.92%12,056.15+109.41H:0.00L:0.0007/31
[CFD] 日本 日経平均33,364.30日経比:+192▲0.58%H:33,383L:33,19121:50
中国 上海B株▲0.87%277.51+2.40H:277.61L:275.2107/31
中国 上海A株▲0.46%3,450.02+15.80H:3,482.69L:3,439.5007/31
中国 深セン成分▲0.75%11,183.91+83.51H:11,289.16L:11,153.7207/31
中国 深センB株▲1.01%1,225.67+12.29H:1,226.58L:1,216.8907/31
中国 深センA株▲0.82%2,164.87+17.65H:2,177.27L:2,155.1007/31
[CFD] HangSeng サンデー20,224.60指数比:+145▲0.73%H:20,381L:20,02921:50
香港 レッドチップ指数▼0.12%3,834.38-4.69H:3,909.73L:3,828.9016:59
31日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で続伸、不動産と自動車に買い17:37 配信フィスコ
週明け31日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比15.11ポイント(0.46%)高の3291.04ポイントと続伸した。約2カ月ぶりの高値水準を切り上げている。
前週末の好地合いを継ぐ流れ。中央政治局会議が景気下支え方針を示す中、当局の経済対策に対する期待感が高まっている。国家発展改革委員会は7月31日、「消費の回復と拡大に向けた措置」を発表。同措置は6分野、20措置から成る。新エネルギー自動車(NEV)を中心とする自動車や住宅、家電、電子製品などモノの消費に加え、飲食、文化・旅行、スポーツ、ヘルスケアなどのサービス消費も促す方針だ。寄り付き直後に公表された中国の今年7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.3。前月実績と市場予想(ともに49.0)を上回っている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、不動産の上げが目立つ。華遠地産(600743/SH)がストップ(10.0%)高、光明地産(600708/SH)が7.1%高、格力地産(600185/SH)が2.8%高、信達地産(600657/SH)が2.3%高で引けた。政策支援の動きを好感。上述した「消費の回復と拡大に向けた措置」では、住宅の実需を支えるため、保障性賃貸住宅の供給拡大、大規模都市における「城中村」(都市の中の農村)の再開発などを進める方針が示されている。中国当局はまた、1軒目住宅ローンの頭金比率、金利のさらなる引き下げなども提言した。
自動車株も高い。安徽江淮汽車集団(600418/SH)が5.4%、長城汽車(601633/SH)が4.9%、広州汽車集団(601238/SH)が3.2%、北汽福田汽車(600166/SH)が2.2%、上海汽車集団(600104/SH)が2.1%ずつ上昇した。
ゼネコンや素材のインフラ建設株も物色される。中国中鉄(601390/SH)が5.1%高、中国鉄建(601186/SH)が4.0%高、中国交通建設(601800/SH)が2.8%高、安徽海螺セメント(600585/SH)が4.8%高、中国アルミ(601600/SH)が2.6%高で取引を終えた。金融株、発電・設備株、ハイテク株、小売株なども買われている。
半面、医薬品株は安い。江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が9.1%、人福医薬集団(600079/SH)が7.1%、重慶太極実業(600129/SH)が2.8%、健康元薬業集団(600380/SH)が2.5%ずつ下落した。エネルギー株、軍事関連株、通信株も売られている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.40ポイント(0.87%)高の277.52ポイント、深センB株指数が12.29ポイント(1.01%)高の1225.67ポイントで終了した。
31日の香港市場概況:ハンセン0.8%高で3日続伸、テック指数は1.9%上昇18:15 配信フィスコ
週明け31日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比162.38ポイント(0.82%)高の20078.94ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が90.84ポイント(1.33%)高の6899.31ポイントとそろって3日続伸した。ハンセン指数は約3カ月ぶりの高値水準を回復している。売買代金は1825億6140万香港ドルに拡大した(28日は1377億2760万香港ドル)。
内外の好材料が投資家心理を上向かせる流れ。中国経済政策の期待感が持続していることに加え、米インフレ率が鈍化していることも材料視された。米商務省が公表した6月の個人消費支出(PCE)統計では、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ動向の目安とするコア価格指数の伸びが前年同月比で4.1%にとどまり、2021年9月以来で最小を記録している。中国の経済対策に関しては、国家発展改革委員会が7月31日、「消費の回復と拡大に向けた措置」を発表した。寄り付き直後に公表された中国の今年7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.3。前月実績と市場予想(ともに49.0)を上回っている。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技指数は1.9%高と他の指数をアウトパフォームした。個別では、新興EV(電気自動車)メーカーの蔚来集団(9866/HK)が6.2%高、電子商取引(Eコマース)大手の京東集団(9618/HK)が4.2%高、動画配信プラットフォームのビリビリ(9626/HK)が4.0%高と上げが目立った。
デベロッパーや管理サービスなど中国不動産セクターも一部銘柄を除き急伸。広州富力地産(2777/HK)が11.0%高、融創中国HD(1918/HK)が8.0%高、世茂服務HD(873/HK)が5.9%高、融創服務HD(1516/HK)が5.8%高で引けた。政策支援の動きを好感。上述した「消費の回復と拡大に向けた措置」では、保障性賃貸住宅の供給拡大、大規模都市における「城中村」(都市の中の農村)の再開発などを進める方針が示されている。
レストランチェーンなど外食関連も高い。海底撈国際HD(6862/HK)が12.2%、呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が7.3%、海倫司国際HD(9869/HK)が5.7%ずつ上昇した。販売回復が期待される。海底撈が7月30日に公表した中間業績見通しでは、純利益が前年同期比で30%強に膨らむ計算だ。
半面、半導体と通信の銘柄群はさえない。上海復旦微電子集団(1385/HK)が3.9%、ASMPT(522/HK)が2.6%、華虹半導体(1347/HK)が2.0%、中国電信(728/HK)が1.5%、中国移動(941/HK)が1.4%ずつ下落した。
他の個別株動向では、約1年4カ月ぶりに取引再開した不動産デベロッパーの世茂集団HD(813/HK)が前営業日比65.6%安。同社株は決算遅延などにより22年4月1日付で売買を一時停止していたが、決算発表の遅延解消など全条件を満たしたことから株式売買が再開された。同社が28日引け後に公表した21年通期、22年通期決算はいずれも赤字となっている。
一方、本土マーケットも続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.46%高の3291.04ポイントで取引を終了した。不動産株が高い。自動車株、インフラ関連株、金融株、ハイテク株、小売株なども買われた。半面、医薬品株は安い。エネルギー株、軍事関連株、通信株も売られた。