TOOL4より
平成21年11月23日
早朝には東京新聞の神奈川版で、「花月園競輪、今年度限りで廃止か」の大きな記事が、競輪祭だけでなく、競輪事業は未曽有の危機に。それでもノー天気な案ばかり、それを強行すると決めたのには驚き以上のものが。無駄を無くすためにも、競輪界にも「仕分け作業」は必要かと。開催場を守る事が先決、そのためには当然、犠牲は付くもの、選手の大半は覚悟してるし、残す道を優先すべき。
その通りだな。
しかし、選手の大半は本当に覚悟しているのか?
バンク先生のコメントを見る限りは、「辛いけど・・・」と前置きしながらも、やはり仕方ない、といった論調であるのは確かなんだが、あの「腹黒い」選手会がすんなり、「ウン」と縦に首を振るわけがない、と見るのが筋と思うんだが。
仮に覚悟しているのであれば、選手会から率先して、「三点セット」(開催削減、発売削減、選手の大量首切り)案に賛成するはず。5年で1000人削減という話もしてきたが、これも、選手会のためを思って言っていること。本音はS級下位にまでも及ぶべき、つまり、T社長の1500人案(つまり、約2000人程度削減)以上に削ってもかまわない、ということ。しかしながらそうなると、施行者、特にサテライト側が、さすがにそこまでは・・・となってしまうだろ。
たかだか、三点セットぐらいで揉めているというのか、無視しているような競輪の内情であるのならば、はっきりいって、組織そのものをガラポンしたほうがいい、てな話になってしまうぞ。
しかしながら、昨日は事故レースのオンパレードだったみたいだな。
http://keirin.jp/pc/dfw/dataplaza/guest/paymentlist?KCD=81&KBI=20091122
小倉競輪祭の3日目は大変な日に成りました。前半戦から何となく荒れムード、にわかにおかしく成ったのは8Rで、グランプリ確定している神山雄一郎が落車、幸いフレームがダメに成っただけで体は大丈夫。吉永和生に掬われ落車した小倉竜二は軽傷でも、神山と一緒に落車した山賀雅仁は可成りの重傷は心配。9Rは南修二と競った兵藤一也が落車、こっちは軽傷。10Rでは佐藤慎太郎が落車、顔面から落ちたけど、顔を怪我したのは痛いが大事には至らなかったとの事。11Rは落車こそなかったけど、ベテラン斉藤正剛がアッと驚く捲りでブッ千切り快勝。最終レースは木暮安由が焦ったのか鐘後の3コーナーで前走する有賀高士の後輪に接触しての落車、これに大本命の伏見俊昭が追突。木暮は肘を強打して痛そうにしてたのは不安。伏見俊昭は打撲・擦過は可成りのダメージでも、売り上げを考えてか気丈に走る宣言、それでも大荒れ。
勝ち上がりの準決勝ならばともかく、負け戦でも事故りまくってるとはなぁ・・・
これでは、客のほうも、
「あ~あ。またか」
となるだろうな。
コンドル出版のプロデュース「失敗」に加え、選手連中が相も変わらずのチンタラぶり。これじゃねぇ・・・
競輪終焉へのカウントダウンはいよいよ佳境か?Xデーはいつの日か?
(追記)
掲示板における、通りすがり氏の書き込みより。上記の東京新聞の記事。
花月園競輪 年度末で廃止へ 組合議会で方針示す累積赤字 53億円超に
本年度限りでの事業撤退方針が示された花月園競輪=2006年9月、横浜市鶴見区で
花月園競輪場(横浜市鶴見区)を中心に競輪事業を運営する県競輪組合(県、横浜市、横須賀市)は十八日、同競輪場での競輪事業を本年度限りで廃止する方針を初めて示した。組合を構成する自治体の議員計六人でつくる県競輪組合議会で明らかにされたが、組合議会側は「質疑の余地がある」などとして方針を了承せず、結論を持ち越した。 (中山高志)
三自治体が組合を設立した一九九八年度以降、入場者減などの影響で、ほぼ毎年赤字を計上。本年度末の累積赤字は約五十三億五千万円に達する見込み。組合あり方検討委員会は今年九月、花月園競輪からの事業撤退を促す報告書を組合に提出。組合などが対応を協議していた。
組合議会で、組合は花月園での競輪開催について「累積赤字の一層の拡大を招くことが避けられない」と、本年度いっぱいの廃止を表明。小田原、川崎両競輪場での借り上げ開催は継続するとした。
花月園競輪場の従業員約二百人の雇用確保については組合は「できる限り努力する」とし、競輪場跡地利用については「敷地の大部分を所有する県と、施設所有会社が主体となって検討する」との見解を示した。
また、組合がこの日示した「見直し方針」では、法の特例制度を活用し、競輪振興法人への来年度以降五年間の交付金計約十三億円の支払いを猶予してもらうとなっている。
また、川崎、小田原両競輪場で年一回ずつ実施する借り上げ開催のどちらかで、多額の売り上げが見込めるG3クラスレースを実施する。この構想について今後、国などと協議を進めるという。
これらの改善策により、累積赤字が五年間で六億円減少し、累積債務計約十三億円も五年間でほぼ完済する-と組合は試算する。
これに対し、組合議会側からは「(改善策が)他力依存ではないか」「川崎市や小田原市のお墨付きを本当にもらっているのか」など、さまざまな意見や疑問が出された。
牧島功議長(県議)は、「もう少しきちんとした見通しを聞かないと、結論を出すに至らない」として、組合に対し、次回の組合議会までに新たな報告を提出するよう求めた
花月、ついに終焉へのカウントダウンか? 話の流れが西甲そっくり。 しかし、今度こそは、選手会、頑張る気はないか!
「西甲は我々の戦略失敗で相立たずとなり、結果、甲子園まで潰すことになってしまった。」
「澤田義和も前田拓也も、ホームバンクを失ったことで路頭に迷う羽目になった。挙句、「ミスター甲子園」坂東利則さん(坂東さんは、高校野球でも甲子園に出たことがある)まで悲しませ、弟子の齊藤哲也は不本意なまま引退を余儀なくされた。」
「もう、あんな思いをさせたくない。花月がなくなれば、伊藤繁さんの功績を一体どこで伝えるというのだ!」 ということで、一致団結!選手会、焦土作戦で花月廃止撤回阻止だ!
「熊本のオッサンが言ってた、2000人削減案を呑む!となれば、赤字開催は削減できるだろ!ちょっと待て?2000人は多いか?だったら、BOD案の5年で1000人だ!これならどうだ!」
「どうせ、訴訟に出たとしても、今のままだったら負けるのがオチだし、やれることをやろうじゃないか!おう!」
というわけないか。言えば見直されるのになぁ・・・