公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

マンスリー不成立レース Vol.2

2006-09-30 06:56:58 | オートレース

競輪大量落車に続く?オートレース不成立レースレビュー。

でも、カテゴリーは分けないよ。

●9月29日

山陽2レース。不成立。

http://www.autorace.or.jp/netlive/sanyou/asx/20060929/sanyou_20060929_02.asx

2R 予選 3100m

走路情報 天候: 晴 11:02現在 走路状況: 良 走路温度: 39.0℃ 気温: 28.0℃ 湿度: 39.0%

1 山崎  進 シービスケット 50 3.36 0.19
2 赤坂 勝彦 アピアーズ 40 3.42 0.05
3 井上 秀則 カバチ 40 3.42 0.19
4 白川 秀行 カカロットA 40 3.35 0.20
6 石井 克己 キナ163 20 3.44 0.25
7 広沢 正幸 GO・カナダ 0 3.44 0.15
8 名本 邦俊 ワント5 10 3.45 0.26
落 5 藤田 明彦 スマッシュ・Z 30 3.40 0.26

ゴール線通過

6周回
5周回
4周回
3周回
2周回
1周回 7 8 6 3 4 2 1

払戻金

2連単 不成立
2連複 不成立
3連単 不成立
3連複 不成立
ワイド 不成立
単勝 不成立
複勝 不成立
返還 1 , 2 , 3 , 4 , 5 , 6 , 7 , 8

ちなみに「Vol1」は9月5日付です。

5番がゴールライン手前の「マイナスポイント」で落車。その処理続行不可能ということで赤旗があがってレース不成立となった。

これで今年の不成立レースは7回目。例年と比較して多いだろ。


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大量落車WEEKLY Vol.34

2006-09-30 01:41:37 | 競輪

久々にやってみようか。

♪今日もどこかで大量落車、今日もどこかで、大量落車!♪

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!

しかしながら今週の大量落車は、「お粗末」な内容ばかり。要は、

「脚がもつれた大量落車」

とか、

「側方不注意による大量落車」

とか。

あと、ダブル失格の件だけど、名古屋の9番だったか、本当にこの選手はルールを把握して走っているのか?としか考えられない「見事な」内側追い抜き失格を取られている。

競輪学校の諸君、

「こんなことは絶対にするな!」

という「お手本」のような失格プレーだから、絶対に真似しないように。

しかしなぁ、車券買ってる客が、

「アホくさ」

「こんなんやってられんで」

「もう競輪やめや」

といいそうな呆れた大量落車が実に多かった。ま、小倉の話はのちほど。

●9月23日

前橋10レース

2名失格、1名落車。

mms://maebashi.hyper-nets.com/maebashi_digest/06092310.wmv

平塚4レース

2名落車、2名車体故障。

http://www.shonanbank.com/cgi-bin/live/left.cgi?view=today&movie=512k/060923_4r.wmv

●9月24日

京王閣5レース

5名落車(内1名失格)。

mms://wm6.digi-c.com/keiokaku/BB060924_05.asf

平塚2レース

3名落車、1名車体故障。

http://www.shonanbank.com/cgi-bin/live/left.cgi?view=today&movie=512k/060924_2r.wmv

●9月28日

花月園5レース

4名落車。

http://meta.hitpops.jp/CP10001140/D_BB/d02d05r.asx

名古屋3レース

2名失格、1名落車。

http://meta.hitpops.jp/nagoya/C_BB/c02d03r.asx

●9月29日

豊橋1レース

1名失格、2名落車、1名車体故障。

mms://202.216.128.111/20060929_01.asf

小倉7レース

6名落車。

http://www.kokurakeirin.com/live_ondemand/meta/kokura20060929-07_509K.asx

派手にやってくれたな。小倉。

1番と5番がこすって落っこち、後続も乗り上げ。最悪のパターン。

でも、小倉のアナ氏は淡々と、

「大量落車です。」

というのみ。実に冷静というか、まだレースが続いている手前、大量落車ばっかりかまってられないという意味合いもあるんだろうね。

これが「Wアナ」だったら、

「おーーーーっと!!」

といってしばらく聞こえなくなって、

「たったの3名の競走になってしまいました!」

となるんだが。


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凱旋門賞枠順決まる

2006-09-30 01:23:11 | 競馬

第85回凱旋門賞(アーク)の枠順が決まった。

▲ 1 (2)ハリケーンラン Hurricane Run(牡4、仏・K.ファロン)

◎ 2 (1)
ディープインパクト(牡4、栗東・武豊)

   3 (8)ベストネーム Best Name(牡3、仏・O.ペリエ)

X 4 (5)レイルリンク Rail Link(牡3、仏・S.パスキエ)

△ 5 (4)プライド Pride(牝6、仏・C.ルメール)

○ 6 (3)シロッコ Shirocco(牡5、仏・C.スミヨン)

  7 (7)アイリッシュウェルズ Irish Wells(牡3、仏・D.ブフ)

  8 (6)シックスティーズアイコン Sixties Icon(牡3、英・L.デットーリ)

( )は馬番。

頭数はわずか8頭。

しかも今年の英・愛・仏ダービー馬の参戦が全くないというのはきわめて異例の年。

この、異例づくめの今年の凱旋門賞。どうやら、ディープインパクトにとってみれば、かなり有利な条件となっているようだが。

さて上記の通り印をつけてみたが、現在の人気はこうなっている(スポーティングライフより)。

http://horses.sportinglife.com/Racecards/0,12495,211989,00.html

5/2 Shirocco (GER),

11/4 Deep Impact (JPN), 11/4 Hurricane Run (IRE),

8/1 Rail Link,

10/1 Pride (FR),

12/1 Sixties Icon,

33/1 Irish Wells (FR),

50/1 Best Name

一昨年は無念のノンランナー、昨年は4着に終わり、「3年越し」の制覇に王手をかけたシロッコがどうやらわずかに1番人気のようだが、私は敢えて本命はディープインパクト。

現地の競馬記者は口を揃えて、

「どうしてディープは現地で前哨戦を走らなかったのか。」

「ぶっつけで勝てるほど凱旋門賞は甘くない。」

と言っている。私もそうかもしれないとは思う。しかし。

もしディープがキングジョージも使っているのであれば確かに凱旋門賞のあと、愛チャンピオンSかフォア賞あたりを走らせるべきだったとは思うが、宝塚記念で生涯最高ともいうべきパフォーマンスを演じた以上、逆に前哨戦を使うことによって凱旋門賞では馬の調子が落ちてしまう可能性がある。そればかりか、下手をすると故障する可能性も。

そのあたりを案じてか、池江調教師は前哨戦を使う算段は全くなかったそうだ。ただひたすら現地では入念に乗り込んで、まっさらな気持ちで本番を迎える、という考え方。

確かにしばらく競馬から離れていることは懸念材料ではあるが、当然のことながら、ディープは「鉄砲駆け」が利くタイプであり、その鉄砲駆けのときは決まって圧勝しているというから驚き。

しかも現地に入ってからは驚愕の時計を連発。現地の記者もその名の通り、

「ディープなインパクトを与える馬だ。」

と驚いていたという。

しかもフォア賞を走った3頭は逆に激戦の疲労が出ていないか懸念されるところであり、そのあたりも含めて、「さらな気持ち」で凱旋門賞に挑めるディープが若干有利とみた。

対抗はシロッコ。

昨年のBCターフ以来、まさに馬は5歳になって最高潮の様相で、今は恐らく、出走すれば「負ける気がしない」感じの状態であろう。フォア賞もハリケーンランを退け4連勝中。ブックメーカーが示す通り、凱旋門賞制覇の最短距離にいる。

しかし、フォア賞を勝って凱旋門賞も勝ったというケースは実は1984年のサガス以来途絶えている。3歳限定のニエユ賞がかなり相性がいいのとは対照的である。ちなみにその間、フォア賞を勝った馬といえば、エルコンドルパサーやモンジューらがいるが、結局本番では勝てていない。前にも書いたが、フォア賞は例年頭数は少なくなるが、内容はかなりハードなレースが少なくない。

そのあたりの劇走ぶりが影響していないか、という懸念もあって対抗にとどめた。

リボー以来の凱旋門・キングジョージ・凱旋門という、2大レース3連覇の大偉業に挑むハリケーンランは、父・モンジューが果たせなかった記録に挑むわけで、何かあの「杉本節」が好みそうな一戦となるわけだが、底力という点においては2頭をはるかに凌ぐし、3連覇も濃厚という声も強い。

ただ、昨年を100とすれば、今年はせいぜい80ぐらいのデキではなかろうか。それでもキングジョージを勝ったあたりはさすがだが、何か「うまさ」で勝ったような印象。フォア賞も内容的にはシロッコに完敗といった印象もぬぐえない。

混戦状態となった場合はこの馬が一番強さを発揮しそうだが、そうでない場合は案外といった感じになるんではなかろうか。というわけで3番手評価。

プライドは実は昨年、一昨年も出走しており、シロッコ同様、「3年越し」の制覇がかかっているわけだが、やはり、上位3頭とは差がありそう。あくまでも混戦になった場合の突っ込みが考えられる程度ではないか。

レイルリンクはデビューが今年に入ってからだったため、クラシック戦線に乗れず、G1もこれまでパリ大賞だけしか走っていないが、ニエユ賞の内容がよかったため、3頭を脅かすのではないかとも言われている。

しかしこの馬が本格化するのは来年に入ってからではなかろうか。今回はどこまで頑張れるか、という印象が強い。

今年の凱旋門賞はまた、ペースメーカーも不在。しかも有力どころはいずれも最後の切れ味勝負といった馬であり、前半は極度なスローペースになる可能性もある。

もしそんな展開ならばディープはますます有利。何せ、あれだけ驚愕の走りを毎回のように見せ付けられながらも、過去にレコード勝ちは春の天皇賞の一度だけ。確かに、2・3歳時は毎回出遅れ癖があって、まともに走っていたらゆうにレコード勝ちだったというレースもあったが、相手なりの勝負ができるという強みがあるのではないかという気もするわけで、強い上にレースもうまい、ということもいえる。

それと馬番の付け方なんだが、思うに、一番勝てそうな順から番号が付けられているような気がしてならない。ディープは1番ゼッケン。

となれば、ますますディープ有利の予感が。

それとハーツクライも、ディープが凱旋門賞に出走意思を示さなかったら、ひょっとすると出走していたかもしれない。何せ、社台レースホースはフランスとのゆかりが深く、社台の創始者・吉田善哉氏は、ノーザンテーストを競走馬時代、フランスを主戦場とさせていたほど。

にもかかわらず、

「凱旋門に出たところで、2着が精一杯だろう。勝つのは決まっているだろ。」

と橋口調教師が語っていたように、さすがのハーツクライをもってしても、ディープに2度勝つのは至難の技と決め込んで、キングジョージが終わった後帰国してしまった。

なおさら有利な条件が揃ったディープインパクト。史上初の欧州調教馬以外の凱旋門賞制覇の可能性は高いとみる。


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日本でも、高レベルなG1戦が行われる

2006-09-29 03:41:46 | 競馬

どうしても今週の興味が凱旋門賞に行ってしまうが、実は10月1日行われるスプリンターズステークスも、例年になくハイレベルな一戦となりそうだ。

とはいっても、日本勢は今回相当に分が悪そう。本来ならばここに出走してくるはずだった名牝・ラインクラフトの夭折により、かなり層が薄くなった印象。

対して、外国馬はかなりの実績馬が出走予定だ。

昨年、見事に同レース制覇を果たした香港の超特急・サイレントウイットネスが今年も参戦。連覇を狙うが、それ以外の外国馬もかなり手ごわい。

現在、グローバルスプリントチャレンジでトップを行く豪州のテイクオーバーターゲットは、前走、中京のセントウルステークスに登場。2着だったが一度は先頭に立ち見せ場を作った。

また、陣営がグローバルSCの初代王者にかなり意欲を示しており、セントウルSを使ったのもそのため。

とりわけ英国では、このスプリンターズSにも出走予定のレザークと勝ったり負けたりの勝負を続けており、いずれもロイヤルアスコット開催のキングスタンドSではテイクが勝ってレザークは11着と大敗したが、4日後のゴールデンジュビリーSでは、逆にレザークが勝ってテイクは3着。続くジュライカップでもレザークは勝ち、テイクは7着と敗れている。

欧州のスプリント戦線は傑出馬がおらず、ここ数年は多頭数な上に勝ち馬がコロコロと変わるといった様相が続いていたが、レザークがどうやらそうした流れを断ち切り、欧州スプリント王者の地位を確固たるものとしようとしている。

だが、欧州の短距離戦といえばまず直線。だが、スプリンターズSは2回カーブを曲がらねばならない。

加えて、中山は直線に急な坂が待っている。スピードをつけながら坂を越えねばならないというのは、欧州勢にとってみれば相当にハードではないか。

しかも欧州勢は過去にも何頭かスプリンターズSに出走しているものの、良績を上げたためしがない。とすると、過去のデータから考えると、テイクオーバーターゲットも含めて過度の期待は禁物ではないか、ということもいえる。

ただ前述したとおり、今年は日本勢の面子が今ひとつ。

高松宮記念を制している、オレハマッテルゼが一応日本勢の中心となりそうだし、あとはサマースプリント初代王者のシーイズトウショウもいるが、いささか迎え撃つ側とすれば役者不足の感が否めないところ。

さすればこのスプリンターズS、予想は難解至極でかつ、思わぬ結果になる可能性も十二分にはらんでいる。

しかしながら、これまでになく外国勢が本気になってこのレースに取り組んできていることを考えると、昨年のサイレントウイットネスがそうであったように、外国勢がまたもや日本G1をさらっていく可能性は低くないといえよう。 

コメント (5)
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「だるま落とし」改革だ!

2006-09-28 09:09:54 | 競輪

当掲示板で取り上げ、また以前にも当ブログでも取り上げたが、観音寺競輪がただいま大ピンチの状態で、独自の試算では開催日数を今の67日から一気に40日程度にしないとプライマリーバランス(収支均衡)が取れなくなることから、競輪関係団体に開催削減案を申し出るという話について、昨日当掲示板を見ていたところ、なかなかに面白い意見が見られた。

とりわけ、赤字の垂れ流しの元凶であるF2をもう基本的に賞金ゼロにしてしまうばかりか、そこを突破できない選手はいつまでたっても本格的賞金レースとなるF1には進めない。そして、その開催は当然のことながら車券発売はなし。

つまり、地方競馬の能検レースのようなものとし、着順上位選手にはわずかなカネを出すが、それ以外の選手は遠征費からなにやら全て「吐き出し」。つまりプロゴルフの世界も、せっかくトーナメントに出場できても(これに出るだけでも難しい)、3日目以降の決勝ラウンドに進めなければ賞金「ゼロ」。しかも遠征費、宿泊費等は全て「自腹」となって(スポンサー協賛大会だと若干カネが出るような大会もあるそうだが)赤字収支もいいところだが、それを導入したらどうか、というわけか。

内容としては大変面白い。

というか、思うに、競輪場経営危機を救うためには、選手にそれ相当の犠牲を払わせるべきではないか、ということもいえるわけだ。

開催を減らすということはもちろん、選手の出走機会もそれだけ「減る」わけであり、ひいてはそんな選手は「いらない」ってことになる。

もっとも私の考えでは、上記の話もまだ温情のある話であり、要は下位の選手にもまだチャンスを与えてあげようというものだ。

私はそんなものは一切必要なし。要は「だるま落とし」で十分。つまり、そうした下位の連中を落としたところで、体制にはあまり影響がない、ということを述べてきた。

確かにプロ野球やサッカーの場合は、若い選手が解雇されるケースが大半なんで、「トライアウト」のような制度を設けることは非常に意味があると思うが、競輪って下位の選手の大半は「ロートル」だし、そもそもその大半の選手は若い時代にそれ相当に稼いだ選手たちである。

ローンの支払いがまだ残っているとか、生活を脅かされるとかいったことは、今やサラリーマンでもさらされているわけだろ。しかもサラリーマンは逆に若い頃はほとんど稼げない。

かつては最も過酷な条件下にさらされた「肉体労働者」、競輪選手だけど、今やサラリーマンよりもある意味、「楽な」稼業としか思えないんだよな。

確かに、S級にいるような選手は大変だと思うけど、客がほとんどいないようなところでプレーしている選手って、ほとんどそうしたS級選手と賞金以外の面で「同列」に扱うことが適当なのか?

最初は私も4年前より実施された現在の番組制度について、いくらか変えたほうがいいのではないかと思ったが、今は基本線としてはこれを踏襲し、逆に「だるま落とし」をやって取り除くことが大事なのではないかと思った。

またそうしないと、番組改革なんてやろうものなら、それこそ草案・実現だけで5年ほどはかかってしまう。はっきりいってそれだけの時間は今の競輪の現状では割けない。

ま、こうした絡みの話は随時取り上げて行きたい。要は観音寺案が「通る」ようなことがあれば、競輪よりももっと開催日数が多い競艇にも飛び火することは必至だからね。

コメント (2)
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指定席総数1100席

2006-09-28 01:46:58 | 現場レポート

もかつてあった姫路競馬場。

3年半ぶりに姫路へ。

ではなぜ姫路へ行ってきたのかというと、やはり、9月が誕生月ということもあり、ポイントカードのポイントがその月だけ10ポイント多くつくからであり、また、園田の開催が9月は1回もないことから姫路へ行った。ところが。

姫路はなんと、ポイントカードのリーダーライター機が「ない」というではないか。

「何!」

そこで、姫路にはそれがないにもかかわらず、9月は園田の開催が1日もない以上、一体どういうことだ?と案内所で訊いてみたところ。

「確かにそれでは不公平となるので、10月アタマの園田開催で余分につけます。」

とのこと。そしたらまた来週行かねばならなくなったのか。

しかしながら、姫路だと園田よりも交通費だけで4倍もかかるし、おまけにリーダーライター機もないとなるとはっきりいって、全く行く意味のない競馬場だな。とある方が今でもよく仰せだが、これでは、

「姫路は廃止や!」

となってもおかしくないのでは?

そして指定席。

園田と同じく2000円なんだけど、これも変わっているというか・・・

普通、指定席というと座る席を自分で決める(中央競馬以外だとそうできる)のが普通なんだが、姫路はそれをはじめからやる必要なし。つまり、5階にある「指定フロアゾーン」にただ入れるだけの話。それで2000円って、

「エーッ!」

だな。

姫路はつまり、京都競馬場の「ビッグスワン」みたく、基本的には「室内」にいて、「ナマの競馬」を見たかったら吹きざらしのスタンドへ、というようになっている。もっとも、ビッグスワンも座る席は決まっているが、姫路の「指定フロアゾーン」にはそれもなし。

というわけで、その代わり、1テーブルに4人が座れるイスがあるという形の、一応「ラウンジ形式」になっているものがズラッと並んでいるというスタイル。指定席といえば、決められた席に座ってという「常識」が姫路には「ない」。でも。

もともと姫路も、以前はちゃんと席が決められていた。

というのは、パドック隣に、今は廃墟と化した「指定席専用売り場」があり、また吹きざらしの「元指定席スタンド」には、ちゃんと番号が打ってある。ちなみに1テーブル4人がけ。今ではそのような形にしているところはない(というか、荒尾競馬場ぐらいだったか今では)。

そこで衝撃の事実が。

かつて姫路は5階指定席が席数総数300で2000円。階下4階の指定席が席数総数800もあり1000円。つまり、姫路には園田を大きく上回る、1100もの指定席が昔はあったということ。園田でさえ、400しかない。

ちょっと待てぃ!

そもそも姫路の1日の入場者数は、今では1500人行くか行かないかというところなのに、1100も指定席を設ける必要が果たしてあるのか、ということにもなるわな。1500人ぐらいしか入らなければ、指定席はせいぜい100あればいいところ。いやひょっとすると、ホッカイドウ競馬やばんえい競馬みたく、指定席なしで「十分」。

というわけで、4階の800あった指定席は今や閉鎖されており、馬主のラウンジ席となっているだけの模様。一般客は5階だけしか入れず、さらに上述の通りのごとし。

ま、指定席のスタンプカードは姫路でもやってたんで、それはつけてもらった。というわけで、ついにこれでスタンプは全て溜まり、次行くときは指定席料2000円は「タダ」ってこと。

あっ、それと予想屋はあの「大黒社」(「みてみい」の笠松・名古屋の大師匠とは違う、本家本元)しかおらず、というわけで、大黒社も独占販売できることから明らかに姫路では「殿様商売」?園田では、

「じゃ、これもっていって」

となる飴も、姫路では「なし」。また姫路は客が少ないから、大黒社の口上が遠くからでもよく聞こえてしまう。

ところで、本家本元ではない、名前を「パクった」???大師匠に、

「エーッ?また7万シュー取ったのか!」

と祝福の電話をかけたところ、

「ええそうやねん」

と大師匠は答え、

「あっ、ちょっともうパドックいかんと行かんから」

ということで電話を切った。するとその1時間後、今度は大師匠から電話が。

「あっ、姫路でも名古屋の最終売るんやったな。名古屋は8のアタマで断然。紐も堅い。それとな、逆に名古屋で姫路のプリンセスカップ売るんで、大黒社のねらい目教えてぇよ。」

と逆に本家の予想を訊いてきたというわけ。

「何や!やっぱりあの人は自分が見てない馬は本命にせんな。ワシは5番の福山の7連勝馬から行っているんやけど。」

さていつもの通り、大黒社予想をもとに馬券を買ってみることに。早くも1レースで驚愕の予想が。

なんとキンキの本命、対抗を外しての狙い。ま、面白いんでやってみたんだが。

大黒社の本命の8番は来たんだが、アタマはキンキ本命の7番。スカか・・・

あと荒れそうなところというと6レースぐらいしかなかったんでそれを買うことに。というのも、これも大黒社は11番だったかを本命にしていたから。しかし。

この日絶好調の木村健の乗っている4番をズバッと切っていた。ちょっと待てよ。木村は抑えておいたほうがいい、と思って、大黒社のねらい目に買い足しの格好となったが、やはり木村が、

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!

それもアタマで。

でも。

木村が来ても他もいろいろ買ってたから損もええところやないか!

ということで、面白くないのでこれでもうやめた!

さてこの日のメインは姫路プリンセスカップ。5番の福山のサニーエクスプレスが目下7戦全勝中。アラブだけの純潔主義を長年貫いてきた福山だが、ほとんどサラ元年といってもいい今年、いきなり大物が現れたということで、福山からやってきたと思われる客も少なくなかった。

レースはそのサニーエクスプレスが逃げ、断然1番人気のホクザンパラダイスと、笠松のウェイクアビリティの3頭がほとんど差のない形で前を行く展開。3~4角でウェイクが後退。サニーとホクザンの一騎打ちムードとなったが、直線に入っても、終始ホクザンにぴたっとマークされていたサニーの逃げ脚は衰えず、何とかホクザンがG前寸前で突き放したが、サニーも全勝記録は途絶えたとはいえ、なかなかに強い競馬をみせた。というわけで、それを見てもう帰ることに。えっ?名古屋?やるかい!

と思ったら、その名古屋のレースは大師匠のいうとおりの結果となった。

「何や!せっかく教えたったのに買ってないんか!大師匠の言うことは素直に聞く姿勢を持たんとアカンやろ!」

と今度笠松にでも行ったときにまたぞろ言われそうだな。


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凱旋門賞展望

2006-09-26 00:11:36 | 競馬

いよいよ、10月1日。

ロンシャン競馬場で大一番を迎える、プリ・ド・ラルク・ド・トリオンフ。通称アーク。といっても分からん。

凱旋門賞

今年は例年主力を形成している3歳馬が例年になく不作といってもいい年となり、出走頭数もひょっとすると10頭を割るのではないかと言われている。

したがって今年は古馬優勢の下馬評。さらにいえば、優勝争いは事実上3頭に絞られそうだ。

現在の凱旋門賞のオッズはこうなっている。

http://bettingzone.oddschecker.com/bettingzone/mode:o.card:ante-postracing-flat.odds:2402670x.sid:2402670

ハリケーンランとシロッコが3対1。ディープインパクトが10対3あたりとなっているようだ。いずれにせよ、今年の凱旋門賞は「3強対決」ムード。

(9・26追記)

ディープインパクトはその後さらにオッズを下げ、現時点ではハリケーン、シロッコと並んで3対1の評価。つまり1番人気。

連覇を狙うハリケーンランが「20世紀最強馬」とも言われる、リボー以来の凱旋門・キングジョージ・凱旋門の世界2大レース3連覇の大偉業に挑む。

父・モンジューもそれにチャレンジするも果たせなかったが、果たして父を超える偉大なる記録を達成できるのか注目されるところ。

鞍上はここではキーレン・ファロン。キングジョージで騎乗できなかった鬱憤も晴らしたいところだろう。

キングジョージを勝ったあと、かなり体調が落ち、一時は凱旋門賞出走も危ういのではないかと言われたこともあったが、前走のフォア賞では、シロッコには及ばなかったものの、そうした体調不安説を吹き飛ばす2着。本番まで3週間あったことから、ほぼ万全の体勢で挑めそう。

最後の瞬発力という点においては恐らく、このハリケーンランがメンバー中随一だと考えられる。一方で、展開が混戦とならないようだといささか昨年と比較するとしんどいか。いずれにせよ、この馬が凱旋門賞の主役であることは間違いなかろう。

シロッコは一昨年、ドイツダービーを制して勇躍凱旋門賞出走を目指すも無念の取り消し。昨年の凱旋門賞は4着に終わる。つまり、凱旋門賞は「3年越し」の悲願ということにもなる。

もともと長距離王国のドイツで走っていただけに、スタミナという点についてはメンバー中随一と考えられ、昨年はBCターフを快勝。今年はG2のジョッキークラブSコロネーションカップフォア賞しか走ってないが、いずれも「完勝」といった内容だった。ひょっとすると、ハリケーンランよりも評価は上という見方をする人も出てこよう。

キングジョージは最初から眼中になく、あくまでもここ一本に照準を合わせてきた感じだが、実はイヤーなジンクスがあって、フォア賞を勝った馬はここ21年間凱旋門賞を勝っていない。

つまり、フォア賞というレースは前哨戦という側面以上にハードなレースだということ。エルコンドルパサーもフォア賞を勝っているが、本番は2着だった。ハリケーンランとは違って、フォア賞の反動が気にかかるところか。

ちなみに、鞍上はどうやらおなじみ、オリビエ・ペリエとなりそう。過去に三連覇した実績を誇るペリエの手腕にも注目が集まるところ。

そしてディープインパクト

宝塚記念での勝ち方があまりにも凄かったため、陣営はこれで凱旋門賞への足作りはできたとして、現地では一回も前哨戦を使わず、入念にほぼ2ヶ月間、乗り込みだけを行ってきた。

先週、1週間前調教が行われ、ラスト1ハロンをなんと11.0秒という驚愕のタイム。これには現地の競馬記者もビックリで、今年はひょっとすると日本にアークのタイトルを持っていかれるのではないか、という話も飛び交っている様子だとか。

性能という面においては、ハリケーン、シロッコよりも上を行くと考えられる。但し競馬、とりわけ欧州の競馬というのは、性能だけで勝てないのは言うまでもない話。

1970年のニジンスキーなど、性能面から言ったら負けるはずがないのに、ササフラに差し返されて敗れた、「世紀の敗戦」といったこともあるように、特に凱旋門賞というレースは、そうした性能が図抜けているといった馬がまさかの敗戦を喫することが少なくない。それと、前哨戦を全く現地で走っていないことがどう影響してくるかということも考えられる。

ただ決して、上位人気の2頭とは力の差はない。むしろ力からいけばディープは今年のメンバー中随一である。問題は過去84回、欧州以外の調教馬は一回も勝っていないという事実だけ。

アメリカからも、過去にケンタッキーやプリークネスといった三冠路線ウイナーが挑戦するも、ことごとく敗戦した歴史を持ち、やがてアメリカ調教馬は凱旋門賞そのものにもチャレンジしてこなくなった。

したがって、凱旋門賞というレースはいかに欧州勢の層が厚いか、ということも証明しているわけだが、その「偉大なるジンクス」突破をディープインパクトは打ち破らんとしようというわけだ。

この3頭がそれこそ、凱旋門賞史上に残る名勝負を演じてくれそうな気配だが、他にも、パリ大賞典を勝ったあと、こちらは凱旋門賞では抜群に相性がいいステップレース、ニエユ賞を勝っているレイルリンクの人気が急上昇。

他にはアスタルテ賞ヴェルメーユ賞とG1を連覇した牝馬のマンデシャ。鞍上はクリストフ・スミヨンが予定されている。また、世界最古のクラシックレース・セントレジャーを勝ったシックスティーズアイコンも穴人気となっている。こちらはセントレジャーに引き続き、ランフランコ・デットーリが予定されている。

また、英ダービー馬のサーパーシーがぶっつけで凱旋門賞に挑む。体調不安説が囁かれ、年内一杯は出走はムリと言われた中での出走となりそうだが、どこまでやってくれるか。鞍上はドワイヤーか。

というわけで、一応、3歳勢も面子は揃ってきたかな、という印象がある。

また、古馬牝馬も面白い面子が出てきそう。

ハリケーンランをサンクルー大賞で破ったことで一躍話題となったプライドも侮れない存在となるか。クリストフ・ルメールが鞍上となりそう。名牝、ウイジャボードも出走予定だ。

ただ振り返ってみて、やはり今年は人気の3頭が断然優勢。そして。

日本では競馬そのものを変えてしまったといわれる、サンデーサイレンス産駒の実質最後の至宝が世界最高峰に挑む。サンデーサイレンス産駒は欧州ではイマイチの評価で、目立った活躍馬が出ていないため過小評価しかされていないが、そうした評価を覆すことができるのか?ディープインパクト。

もしディープがこの凱旋門賞を勝てば、欧州の競馬も恐らく、ガラッと変わることだろうし、ひいては世界の競馬の常識も変わることだろう。

そうした歴史を変えられる馬は恐らくこのディープインパクトしかいまい。是が非でも勝ってほしい気がする。

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オートレースグランプリ回顧

2006-09-25 00:26:53 | 大レース回顧集

いろいろな出来事がありすぎた今年のオートレースグランプリ。

しかし5日間とも秋晴れという絶好のコンディション。加えて初のナイターSGということもあり、最終日は何と1万2千人ほどのファンで大盛況だったそうだ。

そしてこの大会で、新たなスターが誕生した。

スタートは昨年の覇者、7・山田真弘が抜群の飛び出し。しかし、本命を背負った2・田中茂が01のスタートタイミングですかさず山田の「番手」に飛びつく。さらに6・永井大介がこれに続き、以下、5・東小野正道、3・久門徹、4・松尾啓史、1・重富大輔となり、8・浦田信輔は最後方と厳しい位置。

そして3周回目、早くも田中は山田を捕らえ、あとは独走状態。焦点は2番手争い。

2番手山田、3番手永井の順に加え、浦田が4番手まで追い上げ、6周回目に浦田は永井を交わして山田をヒタヒタと追う。浦田は8周回目には山田を完全に射程権に入れ、アタックを何度もかけるも山田がこらえた。

熾烈な2着争いを尻目に、田中は独走状態を保ってSG初優勝を果たした

昨年、飯塚では初のナイター開催となったダイヤモンドレースを連覇した際、

「今度はSGを優勝します!」

と高らかにファンの前で宣言した田中。

その1年後、地元のバンクで堂々のレース振り。最強軍団になりつつある飯塚勢にまた新たなSG王者が誕生した。

飯塚といえば、4年ほど前にベテランが大量に引退。開催のたびごとに、別に負傷選手がいるわけでもないのに、6車立て、7車立てしか組めないようなレースが続出した。さらにいえば、中村政信が不慮の死を遂げたこともあり、エースの浦田信輔と、それに続く選手との年齢差はほとんどない。

そんな中、田中はいわゆる「若手グループ」の中では、スタートにいささか難がある選手で、田中がデビューした99年あたりのオート界の流れは速攻重視の様相になってきていたし、他の飯塚の若手選手はとりわけスタートが身上といった選手が少なくなかった。したがって田中はデビューから数年はやや陰に隠れた存在だった。

とりわけ同期の久門徹はそのスタートを武器に、2級車時代に早くも当時8人しか出場できなかったスーパースター王座決定戦に出場したばかりか、03・05年にはオールスターを制覇。また、田中よりも1期後輩の荒尾聡も、「音速」ともいうべきスタートダッシュを売りに、これまた2級車時代には強豪選手を次々となぎ倒して一躍、次代を担う選手と言われたことがあった。

しかしながら2年前、オートレースはタイヤ規格のマイナーチェンジを図り、その結果、必ずしもスタート主導というわけにはいかなくなった。その恩恵を受けたのが田中だといえよう。

久門や荒尾はこれを境に、叩かれると脆い面を見せはじめたが、対して田中は、その2年前にダイヤモンドレースでG1初優勝を飾るやメキメキと力をつけ、一時は、極度のスランプ状態に陥った浦田よりも10後ろでレースを行い、飯塚の最重ハン選手にまで上り詰めた。

昨年は、SGよりも勝つのが難しいとされる、山陽のプレミアムカップオートレースを制したばかりか、ダイヤモンドレースも連覇。今年も、2つ行われたSG戦では優出を果たしていたし、これまで、Gレースにおける優勝はなかったが、SGに最も近い選手という評価は前々から上がっていた。

今シリーズ、初日こそ4着に終わるも、2日目以降はただ一人試走では常に28をマークするという抜群の機力に加え、特筆すべきは、3・4日目。

3日目のグランプリ特選では、ほぼ勝利を確信した浦田信輔を最終バックで捕らえて勝利するや、4日目の準決勝では驚愕の2車抜きを演じるなど、このシリーズは田中に向かうところ敵なしといった状態だった。

優勝戦はスタート難が言われる田中にもかかわらずなんと01スタート。こんなスタートを切られたんでは他の選手は太刀打ちできない。まさに今大会は田中のためにあったようなものだ。

もっとも、田中は、

「この日はどうしてもSGを優勝したかったからこのような形のスタートとなったが、本当は初手最後方からの7車抜きを演じたい。」

と言っており、これまで、そうした芸当といえば片平巧しかやったことがないと思われるが、田中の目標はどうやらそこにあるようだ。

むろん、今回の走りを見る限り、田中はさらに2つ、3つとSGを獲れる選手。研究熱心だし、更なる向上心も持ち合わせたオート界久々の「常勝選手」の域にも達しそうな逸材だ。

前年覇者の山田は準決勝でも見せたが、優勝戦も思い切ってハナに出るレースを演じきり、2着を確保。大健闘といってもよかろう。

対してオールスターに続くSG連覇を狙った浦田は、試走こそ常に好タイムをマークしていたが、セッティングに難があったのか、常に外に車が浮いてしまうという機力の悪さを露呈してしまった。本来ならば、山田を交わして2着は確保せねばならないレースだった。

さて今回のオートレースグランプリ。既報の通り、問題山積のシリーズとなった。

初日に、試走は全選手終えたというのに、レース直前になって停止が4車も出てしまった3レース。加えて高橋貢の事件。最近ではシリーズで20億円売るのがやっとで、赤字覚悟で開催せねばならないと言われるオートレースのSG開催において、とりわけ売上げ面から見れば他大会と比較して振るわない傾向が続くオートレースグランプリの盛り上がりに水を差すような形になったことは言うまでもあるまい。

高橋の件については、大方の見方では、「うっかり使用」ということで片付けられそうで、高橋自身も思ったほどの制裁にはならないということが言われているが、主催者の飯塚市はこのことを重く見ており、更なるファン離れが加速するのでは、という不安がよぎり、かなり憤っていた様子。

また、ベテラン選手の活躍ぶりが目立った一方で、主力選手の精彩のなさも懸念される点が多く、中には本当にこの大会に向けてしっかりと整備を行ってきたのかと疑問視される選手もいた。

オートレースは今、本当に厳しい状況であり、下手をすると消滅の危機にさえある。そんな中、客にすばらしいプレーを提供せねばならない立場の選手が明らかに客に対して舐めた態度でレースに挑んでいるとしたら、とんでもない話ではないか。

別に高橋の一件があったからこんなことを言っているんではなくて、本当に真剣になってどのレースにおいても客を感動させるようなレースを提供できなければ、オートレースは間違いなく「終焉」してしまうということを肝に銘じてほしいものだ。

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三冠馬へ向けて視界よし?

2006-09-24 17:41:54 | 競馬

史上7頭目の三冠馬を目指し、メイショウサムソンが出走した神戸新聞杯

スタートはまずまずの出だったが、1角手前である馬に絡まれた格好となって向正面あたりまではカリカリして折り合いがつかない様子。

それでも3~4角あたりで、石橋が追い出しにかかり、アドマイヤメインを交わして先頭を伺うが、そのときに、アドマイヤメインと接触するところがあった。

内から先に先頭に立っていたソングオブウインド、ソングとサムソンの間を衝いてきたフサイチリシャール、さらに大外からドリームパスポートがものすごい脚で飛んできて、最後はクビ差、ドリームパスポートがサムソンを交わして勝った。

サムソンが2着、ソング3着、リシャールは4着で、アドマイヤメインは7着に終わったが、まるでG1レースのような興奮度がスタート前からあったし、再度鞍上が戻った高田潤は思わずガッツポーズ。

恐らく菊花賞もまた、この神戸新聞杯組が主力を形成するものと思われる。

さて、メイショウサムソンは果たして三冠馬なるか?

今日のサムソンは道中カリカリしていたところもあった上に、3~4角で手を動かさねばならないレース展開となった分、最後はドリームに屈したが、菊花賞は道中はゆったりとした流れになるし、今日のレース内容からいけば十分三冠馬の可能性はあろう。

ドリームパスポートもサムソンとは常に大接戦を演じており、まさに宿命のライバルといえる。菊花賞では早めにサムソンを捕らえるような競馬ができれば、三冠を阻止できるのではないか、というような気もする。

アドマイヤメインは不利があったとはいえ、サムソンに4角で完全に置かれる形となったことから、本番でもいささか不安な気がする。

この神戸新聞杯の出走組にセントライト記念組も加わっての戦いとなるが、恐らく、サムソンが菊花賞でも断然人気を背負うことは間違いなかろう。

また、中山ではオールカマーが行われ、これがG2としては6勝目。新潟2歳ステークス以外は全てG2勝ちと、「G2コレクター」のバランスオブゲームが「ベテラン」らしい走りを見せて勝ったが、終始内を通ったコスモバルクが狭い内をこじ開けて僅差のハナ差2着。これで秋の天皇賞への出走権をつかんだ。

東西で行われたG1のステップレースは両方とも好レースだった。G1でないのにいまだ興奮冷めやらぬ、といったことは、久しぶりのような気がするね。

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♪大阪で生まれた、男やさかい♪

2006-09-24 02:20:19 | オートレース

何と4日連続でオートレースの話題。しかも先週からオートレースの記事ばかり書いてるような。こんなことは珍しいことだが。ついでに今日はオートレースグランプリ優勝戦日だから、明日ぐらいにはまた「オートレースグランプリ優勝戦回顧」という形で書くことになるけど。

とはいっても、今回は別に高橋のあの件を書こうとは思わない、でも関連はしている。

少なくとも、オートレースのスポーツ新聞記事を一つも見かけられないのは大阪圏だけである。

というのは、北海道は道新スポーツを除くと東京発行の記事に北海道の記事を書き足しという形になるため、ベースは東京版。したがって、「しっかりと」オートレースの記事は掲載される(でも去年北見に行ったときにスポニチ北海道版をみたが、オートは掲載されてなかったな)。東北も然り。

関東、九州は言わずもがな。中国地方も、広島西部あたりからは九スポあたりが顔を出すため、やっぱりオートの記事は載っている。

名古屋圏は中日スポーツがしっかり掲載。というわけで、競技エリアは実に狭いオートレースだが、スポーツ紙に掲載されるエリアは意外と広い。四国も松山あたりだとやはり九スポの領域となるからか、オートレースは掲載されるね。北陸はなかったかな?

というわけで、大阪圏だけ情報「なし」(但し京都以東では、中日スポーツが発売されているところもある)。オートレースをやめたかったら是非大阪へ?

私もそれで「困った」ことがあったよ。

会社勤めしている頃、97年の2月から00年の3月までは川口に住んでいたばかりか、川口オートへは歩いていつも行っていたほど。もちろん、専門紙なんか近くのセブンイレブンはもとより、西川口駅へ行けば7時半頃には前夜版も出ていたから、それも結構買ったことがある。それが、

「大阪へ戻れ!」

となって、オートレースからプッツリと遮断されてしまったわけで、しかもその当時、ネットもつないでなかったね。

それに、急に戻れ、って形になったから、こちらもまた、川口にいた時代には毎週読んでいた「週間レース」もしばらく読めなくなって、一時完全にオートレースから隔離されてしまった。

漸く落ち着いた頃にスカパーを入れることになって、オートレースをまた見れるようになったが、入れてからまだ3ヶ月ぐらいしか経ってないのに、大阪へ戻ってきてから1年後にまた東京へ行け、だからなぁ。

2度目の東京転勤時代、住む場所はまたまた川口。それでもってまたまたオート通い。但し、2度目は1年半で終わってその後は岐阜の垂井へ。

しかし、ここには中日スポーツがあった。だからオートの情報にはとりたてて苦労するほどでもなかった。

2年前、一身上の都合により退社することになり、大阪へ戻ってきたわけだが、さすがにその頃になると、大阪にいても、あらゆる角度からオートレースの情報は取れるようになった。思うに、6年前と較べると「雲泥の差」もいいところ。

ただ、売上げがどうとか、いくら客が入ったなんていう情報はさすがに取れないのが残念。競輪みたく、そちらの情報もネットで取れるようになればいいんだが、オートレースはさすがにそのあたりのデータはスポーツ新聞を見ないと分からない。

ま、高橋貢がどうなったとか、あるいは3月の伊藤信夫の一件なんて、完全に情報遮断状態の頃だったら、まず大阪にいたんでは知りえない情報だった。

ところで、高橋のあの一件があった日の翌日、大阪日刊をちょっと見てみたが、一面はディープ、11.0秒出す、となっていたが、オート関連記事は一切「なし」。ま、奈良競輪で飛び出した、競輪最高配当の記事は出ていた。

ま、関係ないからな。大阪圏では、オートレースは。専用場外もないし、よっぽど物好きでないと、まさか大阪にいて、

「エッ?オートレース??」

となるのが普通。

でもしかし。今や海外の競馬などの情報だって即時に取れる時代だというのに、文屋の世界って明らかに遅れてないか。

世界の情報が取れてどうして日本の情報には疎いんだ?そのあたりが不思議でならない日本の、というか大阪のスポーツ文屋。

私も一度、大阪日刊へその件で要望の電話を入れたことがあるが、

「場はないし、別にその件で他から要望の話が出たこともない。」

ので、オートレースの情報は別に入れなくてもいいというわけ。

というか、公営競技の場合、業界側が逆にスポーツ紙側に「お願い」しなければ、未来永劫、大阪圏におけるオートレース掲載などありえない(というか、そのあたりがスポーツ文屋の古い体質を物語っている気が)。

ところで、大阪圏にいる人で、オートレースを毎日のようにやっている人っているのかな?まずいないだろうね。

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大量落車WEEKLY Vol.33

2006-09-23 00:11:56 | 競輪

いやぁ、今週は大量落車も盛りだくさんだが、オート、競艇も「椿事ネタ」満載の1週間だった。

●9月18日

一宮9レース

4名落車。動画なし。

●9月19日

小田原9レース

4名落車。

http://www.odawara-live.com/cgi-bin/live/left.cgi?view=today&movie=512k/060919_9r.wmv

松山11レース

3名落車、1名車体故障。

http://www.shikoku-keirin.jp/liveset_matsuyama/replay.php?day=1&race=11

福井8レース

1名失格、3名落車。動画なし。

●9月21日

宇都宮4レース

5名落車(内1名失格)。

mms://miyakame.hyper-nets.com/miyakame_digest/06092104.wmv

観音寺9レース

4名落車。

http://www.shikoku-keirin.jp/liveset_kanonji/replay.php?day=2&race=09

今週の大量落車って、いかにもこれは危ない、といったものばかり。

つまり、もう脚に余裕がない選手がもつれたり、はたまた前団のペースが上がってそれに対応できなかったり。

明らかに練習不足としか思えない落車が目立ったということ。

この他にも、3名落車(2名落車、1名失格など)も結構あった。

また、競輪は大量落車だけではなく、他にもいろいろあった。

☆競輪、その他の「椿事」

●9月19日

弥彦1レース。レース未実施

●9月21日

奈良10レース、A級決勝

3連単、4,760,700円の競輪史上最高配当。

mms://218.219.81.19/naradigest/06092110.wmv

476万シューって配当は確かにビックリなんだが、この額でももはや驚きが少なくなっている。

オートレースでも、椿事連発。

●9月16日

伊勢崎1レース。

http://www.autorace.or.jp/netlive/isesaki/asx/20060916/isezaki_20060916_01.asx

1R予選  3100M
 
1 1 小田 雄一朗   伊 ステイフリー  50 3.41 3.498 15       
2 7 浅井 孝祐    川 タイショウ1  10 3.44 3.553 26       
3 2 関  仁孝    伊 ジェシー    40 3.42 3.525 21       
4 3 深須  昇    伊 アプリックス  40 3.40 3.525 18       
5 6 梅沢 秀明    飯 イチバンボシ  20 3.43 3.551 13       
他 4 石井  剛    船 グリモワール  30 3.42    25       
他 8 佐伯 忠彦    伊 ガイセンモン  0 3.51       13       
反 5 岩元  毅    飯 D・ライ2   30 3.44    27       

払戻金

連勝複式 1-7 1,790円 6番人気
単勝式 240円
連勝単式 1-7 4,130円 15番人気 
複勝式 1着 250円 2着 420円 3着 190円
3連勝複式 1-2-7 3,180円 10番人気 
3連勝単式 1-7-2 6,860円 23番人気 
ワイド 1-2 380円 5番人気  1-7 590円 8番人気  2-7 590円 8番人気

●9月20日

飯塚オートレースグランプリ3レース。

4名停止。

1 7 石井 大志 ブァルキリー 0 3.37 3.445 0.12
2 4 田代 祐一 ナンバーワン 10 3.37 3.441 0.11
3 5 岩崎 亮一 アルルカン 10 3.37 3.444 0.10
4 1 金山 周平 イダテン122 10 3.37 3.450 0.16
停 6 関口 隆広 アルテーシア 0 3.39
停 2 松尾 隆広 デュエル・2 10 3.36
停 3 鈴木 慶太 ストラダーレ 10 3.37
停 8 長谷 晴久 ミユ2 0 3.39

ゴール線通過 7 4 5 1
6周回 7 4 5 1
5周回 7 4 5 1
4周回 7 4 5 1
3周回 7 4 5 1
2周回 7 4 5 1
1周回 7 4 5 1

払戻金

2連単 7 - 4 760円 ( 3 )
2連複 4 = 7 530円 ( 4 )
3連単 7 4 5 2,050円 ( 15 )
3連複 4 5 7 420円 ( 3 )
ワイド 4 = 7 100円 ( 1 ) 5 = 7 180円 ( 6 ) 4 = 5 120円 ( 2 )
単勝 7 無投票
複勝 1 着 7 無投票 2 着 4 無投票 3 着 5 無投票
返還 2 , 3 , 6 , 8

これに加えて、高橋貢の不正部品使用「事件」ね

ちなみに高橋貢は、5月22日に1572万シューを「配給」したことがあった。

競艇も、とんでもないことがあった。全員、シッカーク!!なんて珍しい。

●9月16日

三国5レース

1名落水、5名航走指示違反。全員シッカーク!レース不成立!

http://www.mikuni.gr.jp/rebroadcast/mikuni2/new/200609161005JLCカップ.asx

●9月18日

江戸川7レース

4名フライング。2連単、単勝以外全て不成立返還。

しかしながら、こうした珍しい、めったにないことが恒常化してくると、競輪大量落車みたく、大問題に繋がっていく。

くれぐれも、このような「椿事ネタ」はあまりないことを祈りたいもの。

ところで、競馬は詳しく見てないんだが、椿事ネタなかったか。

あった?2頭落馬(セントライト記念・17日)。

でも、これは椿事のうちには・・・


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伏線はムーンライトCCか

2006-09-22 01:42:15 | オートレース

高橋貢の管理解除の件については、後々制裁が発表されることと思われるが、どうも最近の高橋のレースを見ていると、すっかり老いてきたなぁ、といった印象が強い。それもつい最近になって。

というのは、今年2月のプレミアムカップオートレースも制覇しているし、年初の高橋は「いつもの」高橋だった。それがその優勝を境に、とたんにそうした「老い」のレースが見られることに。

その「典型」といってもいいレースが5月22日、伊勢崎一般戦の準決勝戦。公営競技史上2番目となる高配当が飛び出したレース。

12R準決勝戦         3100M

1 5 岩科  州    浜 ジュウメンキ2 20 3.37 3.420 17       
2 8 松丸 浩太郎   伊 アマデウス   0 3.38 3.448 22       
3 1 谷川 一貴    船 ミーティア   30 3.34 3.419 12       
4 2 田中  守    飯 U・ドーム   30 3.31 3.419 17       
5 3 高橋  貢    伊 Fニーナ    40 3.33 3.414 14       
6 6 田島 敏徳    飯 ブルータートル 20 3.38 3.446 11       
7 7 高田 克重    船 エータ     10 3.35 3.466 24       
8 4 中野 光公    伊 ブルーガーデン 20 3.36 3.455 17       

払戻金

連勝複式 5-8 22,880円 22番人気
単勝式 7,650円
連勝単式 5-8 498,410円 54番人気
複勝式 1着 4,700円 2着 1,610円 3着 4,700円
3連勝複式 1-5-8 128,510円 50番人気
3連勝単式 5-8-1 15,721,720円 331番人気
ワイド 1-5 5,310円 22番人気 1-8 880円 9番人気 5-8 1,570円 12番人気

このレース、確かに最重ハンとはいえ、せいぜい相手といえば10手前の田中守ぐらいで、高橋にとってみれば2着も許されないようなメンバーだったが、道中全く捌けず、まるで流れに乗れないレース。結果5着と敗れ、その結果が1572万シュー。

加えて、高橋にとって、どうしても落とせない地元でのG1開催が2つあったが、いずれも東小野正道に優勝をさらわれた。

とりわけ、先日行われたムーンライトチャンピオンカップの優勝戦

当然、本来ならば高橋が断然人気を背負うところが、人気は東小野に集中。そして。

スタートで東小野にうまく出られた高橋は逆にダッシュがつかず、道中も厳しい展開。このときのメンバーは東小野以外は格下の相手だったから何とか中盤から後半にかけて捌ききって2番手に上昇したが、先頭の東小野ははるか前方。結局、2着に入ったとはいえ、優勝した東小野には4分の1周程度の差をつけられる完敗。

勝たねばならない一戦だったのに、逆に惨敗に等しい結果となってしまって、高橋のショックの度合いはかなり大きかったのではないか。

そしてオートレースグランプリ緒戦。

http://www.autorace.or.jp/netlive/iizuka/asx/20060920/iizuka_20060920_12.asx

このレース、高橋はスタートはまずまず切れていた。しかし車が外に浮き加減で、結局5番手まで上がったところが精一杯だった。そして。

このレースが終わった後、不正部品の使用が発覚した。

つまりムーンライトの優勝戦からオートレースグランプリの緒戦にいたるその間で、「何らかの考え」があったように思われる。

伊勢崎の一般戦あたりとなると、高橋以外に対抗格となりうる選手がおらず、常に勝たねばならないプレッシャーを、ここ何年も味わってきた。

さらに伊勢崎の記念レースとなればやはり高橋に集まる期待は大きく、これまた勝って当たり前といわれてしまう。

これが片平巧の場合だったら違っていたわけで、片平はSGを16回も優勝しながら地元・船橋で開催された大会では1回も優勝してないし、また、船橋全般をみても、一般戦を含めても意外と優勝回数は少ない。これはやはり、島田信広、岩田行雄、阿久津正夫といった「四天王」が仁王立ちする様相となっていて、なかなか片平といえども優勝はままならないといった環境下にあったことが要因となっている。

むしろ片平は川口では断然強かった。

したがって、片平が必ずしも船橋では勝てない、ということもかえって極度のプレッシャーから開放された部分もあったのではないかとも考えられる。ひいては、川口を中心とした他場における抜群の成績のよさに繋がっていったと思うわけだが。

絶対に勝たねばならないという極度のプレッシャーに押しつぶされた形になってしまったのか、高橋貢。しかしながら、まだまだ老け込むような年でもないし、これからも活躍をまだまだしてもらいたかったわけだが。


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大変な舵取りとなりそう

2006-09-20 19:26:37 | 政治経済問題

安倍晋三氏が、第21代自由民主党総裁に選出された。

安倍氏は言わずと知れた政界の「サラブレッド」。2人の首相経験者を親族に持ち、父・晋太郎氏もあと少しで総理の座に手が届きかけるほどの実力者であった。

小泉純一郎前総裁は、もともと安倍派の一員であったこともあって、晋三氏を自身の後継者としての意味合いもあったのだろうか、安倍氏を内閣官房長官のポストに据え、自らの考えを述べさせるという重要な職務に就かせて「勉強」させた。

また、初の戦後生まれというばかりか、主要といわれる閣僚に就いたこともなければ、衆議院当選5回での首相誕生というのは、これまでの流れを考えると「異例中の異例」である。

したがって、安倍氏には、日本のこれまでの古い政治体質に染まらない、斬新な意味の舵取りも期待されている。しかし。

小泉前総裁時代、

「聖域なき構造改革」

のもと、確かに、5年前と比較すると日本は大きく変わったかと思うが、一方で日常の生活をだんだん脅かされる時代、言い換えると、小泉政権下の5年間で、日本はかなり「物騒な国」になった気がしてならない。

とりわけ問題視されるのが、「家族」という概念がものの見事に崩壊していること。

家族間におけるトラブルがもとで、今年は特に、殺人事件のニュースがどれだけあったか。

そして、長年に亘って日本を支えてきた高齢者をバッサリと切り捨てる施策がバンバン出され、企業の御用新聞である日本経済新聞でさえ、高齢者の生活困窮についての記事が掲載されたほどである。

これが「赤旗」ともなれば、ほとんど毎日のようにこうしたニュースばかり。

http://www.jcp.or.jp/seisaku/2006/060829_koureisya_kaigo.html

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-08-26/2006082601_01_0.html

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-06-15/2006061503_01_0.html

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-05-31/2006053101_04_0.html

ついには、こんなシュミレーションまで開発された。

http://www.jcp.or.jp/tokusyu-06/10-hutanzo/index.html

この結果、あまりにも大増税すぎるとの声が多数。

http://www.jcp.or.jp/tokusyu-06/10-hutanzo/kansou.html

にもかかわらず、恐らく3年後には消費税の引き上げも予想される。

18日の日経新聞の一面に、ついに2006年度の国の税収は法人税が所得税を上回る事態となったと報じている。

労働分配率の低下により、給与水準が上がらず、所得税は05年度よりも大幅に下がっている。

一方、財界側は、このデータをもとに、まだまだ法人に対する実効税率が高すぎるとの見解を示しており、欧米並みの20%台に引き下げるべく、更なる実効税率の引き下げを政府に要求している。

景気回復云々が言われる中、それを実感できない生活者がほとんどだろう。加えて、労働に従事できない年齢となってしまった高齢者や障害者への「切捨て」ともいうべきこれまでの施策により、近いうちに大きなしっぺ返しをされる可能性が高い。

来年、4月に統一地方選挙、7月に参議院議員選挙という大きな選挙が行われる。

とりわけ参議院議員選挙においては、前回も自民党は単独では第一党にはなりえず、公明党の力を借りてやっとこさ与党陣営となったほど。また参議院議員選挙は政権交代そのものには直接影響はしないとはいえ、以後の政局の流れを大きく変える選挙であったことは過去を振り返っても証明されている。

86年に衆参両院選挙で空前の圧勝を果たした自民党が、3年後の参院選挙で大敗し、当時の土井たか子・社会党委員長が、

「山が動いた」

と言ったことは有名な話。そしてその4年後、自民党は「まさかの」下野に追い込まれてしまった。その間、わずか7年での出来事だった。

恐らく、来年の参議院議員選挙において自民党が思わしくない結果に終わるとなれば、衆議院の解散もそう遅くない時期に訪れることになろう。

また、民主党の代表・小沢一郎氏といえば、「選挙の名人」であるのは言わずと知れたところであり、自民党内部では来年の参議院議員選挙は戦々恐々の状況なんだとか。

こう考えていくと、安倍晋三政権は問題が山積。また、5年5ヶ月と日本では長期政権が続いた小泉首相のあとを受けてだからなおさら大変な舵取りとなる。


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「BIG 2」が挑むグランドスラム

2006-09-20 00:06:41 | オートレース

20日から、飯塚オートレース場で、オートレース界初のナイターSGとなる、第10回オートレースグランプリが開幕する。

夏場はSGがないオートレースだけに、待望のSG開催となり、一方、このオートレースグランプリを皮切りに、日本選手権、スーパースターと、ビッグレースが続いていくわけだが、開催地である飯塚勢の層が非常に厚く、来期S1が決定している浦田信輔の他、SGをいつでも制覇できるような面々がゴロゴロ存在。恐らく飯塚勢から優勝者が出る可能性はかなり高いように感じる。

しかしながら一方で、「公営競技はどこへ行く」のレースオブザイヤーにおいて、2年続けて、この2選手の壮絶バトルを選定したが、絶えずこれまで、オートレース界の「2強」として君臨し続けた、高橋貢と池田政和がともにこのオートレースグランプリを優勝すれば、「グランドスラム」。高橋に至っては事実上廃止された東西チャンピオンカップも含めて、片平巧以来史上2人目かつ、「最後の」6冠グランドスラマーに王手をかけている。

高橋は過去SGでは、日本選手権4回、オールスター3回(3連覇)、全日本選抜2回、スーパースター王座決定戦2回、東西チャンピオンカップ2回の計13回優勝。

一方池田は同じく、日本選手権2回、オールスター1回、全日本選抜1回、スーパースター王座決定戦4回の計7回の優勝がある。

ちなみに両者ともまだ取り残しているオートレースグランプリだが、双方ともに相性は今一つ。

高橋は同大会の優出記録はただ一回だけ(04・2着)だし、池田も2回(00・03ともに3着)あるのみ。

両選手とも選手権やスーパースターといった大会においては抜群の実績を残しているだけに、これまで少々この大会に対するウエイトというのが低かったのかもしれない。

さらに5年前からこの大会は現在の9月開催となった。それまでは年最後のSG戦だったが、まだ残暑が残る時期のため、本領が発揮できないままシリーズを終えたという感もこれまで否めなかった。

しかしながらSG大会においてはやはり、この2強の動向を見ずして語れない部分もある。さらにいえば、この2強を目標に、他の選手が挑むという図式も基本的には今も変わってない。

一昨年のスーパースター以来、SG優勝がない高橋と、今年はいささか精細を欠く感がする池田だが、得てしてそういったときに限って、底力を発揮してきたケースを何度も見てきたわけで、とりわけ高橋は、普段地元で走っているナイターなだけに、伊勢崎同様に気合のこもった戦いをみせてくれるはず。

しかも今や、「最強軍団」になりつつある飯塚勢とて、今回出場する選手の中で過去にSGを優勝しているのは浦田と久門徹だけ。やはり、SGを優勝できる選手が出てこないと、本当の意味において、「最強軍団」とは言いがたい。

さすれば、優勝争いは混沌という見方も出来るわけであり、BIG 2のいずれかのグランドスラム達成の可能性もなくはない。

ま、当ブログでこれまでこうした「アチーブ」ネタを取り上げると、成就したためしがないというのも、2人にとってみれば気になるところ?

コメント (8)
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ダービーグランプリ回顧

2006-09-19 15:29:54 | 大レース回顧集

18日、盛岡競馬場で、第21回ダービーグランプリが行われた。

ジャパンダートダービー(JDD)優勝のフレンドシップは不在となったが、同レースでも1番人気(4着)だった13・ナイキアースワークが1番人気。94年のブラッククロス以来、12年ぶりの地元馬の制覇をかける、JDD3着の11・オウシュウクラウンが2番人気。差なくJDD2着の2・バンブーエールが3番人気、以下、6・シルクウィザード、4・マンオブパーサーと続いて、10倍以下の単勝オッズは以上5頭。


 

スタートは予想通りバンブーエールがハナを切り、マンオブパーサーが2番手。地元の1・サイレントエクセルが3番手につけ、以下、10・ヤマタケゴールデン、シルクウイザードの順で、ナイキアースワークは内を通って6番手。オウシュウクラウンは外目の7番手あたり。

バンブーが自分のペースにそのまま持ち込み、マンオブ、サイレントがこれをしっかりと追う展開のままレースは続き、人気のナイキ、オウシュウは3角あたりで追い出せないという厳しい展開。

直線に入りバンブーが逃げ込みを図るが、終始バンブーにつけていたマンオブがヒタヒタを追い詰め、ゴール手前でわずかに交わして優勝。バンブー2着。終始3番手のサイレントが3着に入る。一方、ナイキは6着、オウシュウは7着と敗れ、1・2番人気はいずれも完敗した。

前走の大雪ハンデで、メイショウトウコン以下を退けて勝ったレースが評価を受けて5番人気に支持されたマンオブパーサー。

2頭出しした、大久保龍志厩舎の1頭だったが、当初の期待はもちろんナイキアースワーク。しかし、逃げるバンブーエールに終始つけ、見事にG前バンブーを競り落とした走りは見事であった。

新馬・条件戦と連勝したとはいえ、3勝目を挙げるのにいささか苦労した感があったが、これまで、複勝圏内を外したことは一回もなく、安定感から考えるとメンバー中髄一であったかも。

加えて、勢いという点から見れば、この馬が一番あったともいえる。しかしながら重賞挑戦がこれまで一度もなく、果たしていきなりのG1戦でどこまで頑張れるか、という見方のほうが戦前は大きかったのは事実だろう。

鞍上の木幡初広(こわた・はつひろ)騎手は、中央競馬での重賞勝ちは過去7回あるが、いずれもG3。また、地方を含めたG1勝ちもこれまでなく、デビュー23年目にして、初のG1制覇となった。

但し、JRA記録としてはこのレースの成績は対象から外れるため、JRAにおける記録ベースとなると、いまだG1勝ちは「ない」ということになる。

しかしながら、そろそろ、JRA側も地方競馬場で開催されたG1を含めた交流重賞レースの成績を「カウント」の対象に含めるべきではないかと思うのだが。その話は改めて行ったほうがよさそう。

将来的にも期待できそうなマンオブパーサーだが、今年の3歳ダート戦線はいささか小粒な面が否めない。古馬上位陣と伍して戦うためには、更なるパワーアップが求められるところ。

バンブーエールはJDD同様、しぶといレースをしたが、勝ち馬とほんの少しの差だった。勝った馬が強かったとほめる他ないレースだったのでは。サイレントエクセルも終始3番手につけたが、こちらは直線で伸び切れなかった。

切れ味勝負が身上のナイキアースワークとオウシュウクラウンの1・2番人気勢は、前の思うままのペースで駆けられてしまうと、どうしても伸び脚を欠くタイプなのかもしれない。


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