公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

できることはやってみよう!

2006-11-30 18:07:00 | 競馬

北海道新聞より

「ばんえい存続を」 生産者の有志が帯広市に嘆願書 【写真】  2006/11/30 08:40

 【足寄】ばんえい競馬の廃止決定を受けて、ばん馬の生産者の有志が二十九日、十勝管内足寄町の消防庁舎で緊急集会を開き、来賓として招いた帯広市幹部に存続を求める嘆願書を提出した。

 集会は、ばん馬の生産が盛んな足寄と近隣の同管内陸別、本別両町の若手生産者の三団体が共同で主催。生産者による大規模な反対運動は初めてで、地域の生産者約八十人が出席した。

 出席者は、帯広市の西田譲農務部長らを前に「経営の仕方ひとつで収益は上がる。世界で唯一の文化をなくさないでほしい」「帯広一市での存続の道をもう一度模索して」などと訴えた。

 嘆願書を受け取った西田部長は「皆さんの気持ちを市長に伝えます」と答えた。

<写真:「ばんえい競馬の灯を消さないで」と、緊急集会で訴える生産者>

それと、こんな記事もあった。

十勝毎日新聞より

存続に最低1億円寄付 馬主協会

馬主協会が市に提示へ
 帯広、岩見沢両市が撤退を表明したばんえい競馬問題で、競馬関係者から帯広市に存続を要望する声が強まっている。29日には同競馬馬主協会(大野清二会長)が市に財政支援として最低1億円を寄付する方針を決定した。帯広存続への「具体的」支援が示されたのは初めて。道内のばんえい関係者の組織、馬産地の足寄、本別、陸別3町の生産者らも市に要望書を提出するなど、「(単独開催の)具体的な話に聞く耳を持つ」と語る砂川敏文市長に関係者の期待が集まっている。

帯広単独開催に期待をつなぎ砂川市長に請願書を提出する伊藤政光輓用馬振興対策協議会会長
 馬主協会は29日午後、旭川市内で理事会を開催、大野会長ら3役、理事10人の計13人の全員一致で、保有財産を崩し、約1億円を帯広市に寄付する方針を決めた。今後会員や有志にさらなる支援増を呼び掛ける考え。

 大野会長は「砂川市長は民間からの想定を超える支援を検討すると言ってくれた。望みがあるなら財産を投げ出してでも支援したい」と話した。

 同協会は12月2日の帯広開催初日に、砂川市長に請願書を提出し、寄付を伝える予定。

 30日午前10時には、道内各地の生産者、馬主、調教師・騎手らで組織する「北海道輓用馬振興対策協議会」(伊藤政光会長)の13人が市役所を訪れ、砂川敏文市長に存続の請願書を提出した。

 協議は非公開で行われ、終了後、伊藤会長は「1市開催に一縷(る)でも望みがあるなら最後まで努力していただきたい」と述べた。

 29日午後6時からは、3町の馬産振興会・協議会青年部が緊急集会を開催。約100人が集まり、存続の思いを訴えた。「一筋の光をつかむ思いで参加した。世界に1つのばんえい競馬を残す猶予を与えて」など、心からの叫びが会場に響き渡った。

 帯広市の西田譲農務部長に嘆願書を手渡し、署名活動の展開を決めた。受け付けは12月9日まで。十勝馬事振興会事務局(0155・24・2180、ファクス0155・25・4680、ホームページアドレスはhttp://www.nokyoren.or.jp/)へ。
(小林祐己、丸山一樹)

急に存続への動きが高まってきたな。いいムードだ。

また、明日、帯広市内で街頭署名も行われる。

まるで真珠湾攻撃のごとく、全廃をつきつけられたわけだから、今度は時間の許す限り、「粘り強く」、存続を支援してやろうではないか。

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ついにはこんなものまで出たな

2006-11-30 10:44:16 | 競馬


 

つづけよう!ばんえい競馬

ばんば宣伝隊長の矢野吉彦氏他、ばんえい情報局の面々がたまらんとばかりに特設サイトを作った。

 

ばんえい競馬が瀬戸際に立たされています。

 旭川、北見、岩見沢はすでに撤退を表明していて、残された可能性は、現時点では帯広での単独開催しかありません。

 もし、帯広市が存続を断念するようなことになると、世界で北海道でしか行われていないばんえい競馬がこの世から消えてしまいます。

 来シーズンも帯広でばんえい競馬をつづけるには、赤字を出してはならないというのが絶対条件になると思われます。

 残された時間はわずかですが、私たちは、ばんえい競馬が赤字を出さないためにはどんな方法があるか、皆さんから案を出していただき、それをとりまとめて帯広市に提案をしていこうと考えています。

 売上げは、馬券のほかにも、以下のようなものが考えられます。具体的にどのような方法があるか、皆様から
専用掲示板に提案をいただきたいと思います。

そうだねぇ。

まずこれは掲示板にも書いたけど、通年開催など当然「ご法度」。というか、帯広単独開催となったらとてもできないだろうけど。

ということで「春秋」2シーズン制(とはいっても真夏や真冬の時期もあるが)

・春季・・・概ね5月3日~8月15日。ま、週の開催ベースは土日月でいいだろう。

・秋季・・・概ね10月3連休初日~1月2日。

(ところで、非開催時にはもちろん、地方各地の「競馬」を発売してあげる)

・重賞は、帯広記念(5月3日)、ばんえいグランプリ(8月15日)、ばんえい記念(1月2日)の3つのみで、あとは全廃。

・優勝戦方式を導入して、特別競走も大幅削減。

1日のレース数は10まで。1レースの始まりもできたら11:30以降がいい。

・ばんばの予想は何といっても専門紙が欠かせないので、帯広市街地にあるコンビニには必ず馬とブックを置いてもらうようにすること(ローソンだったらポイント溜まるし・・・)

・専門紙の値段をせめて中央競馬並みとはいかずとも、450円ぐらいにできないものか(現在は500円)。

・スポーツ紙に(せめて道新スポーツだけでも)、ホッカイドウ競馬並みのスペース(スポニチ北海道版では、なんとホッカイドウ競馬は2面に亘って掲載されている)を割いてもらえるように働きかけること。

・とにかく、帯広はばんばの街であるといった目印が何もない。駅はもちろん、六花亭や藤丸百貨店、さらには帯広空港に、

「ばんばやってます!」

とPRすること。

・帯広競馬場内にある「豚丼」は安くて(確か550円)でうまい。そのあたりもPRに出来ないものか。

・前日の出馬表を帯広市内にあるホテル、さらにはコンビニ、駅前などに設置すること(競艇がそうしたことをやっている)。

・それと一番肝心なことだが、岩見沢、北見、旭川にはせめて場外として残ってもらう。

・関東、関西、九州には馬もブックもあるんだから、ばんば版もこの際、そういったところでも売ってもらうこと。

・あるいは、オッズパーク加入者に対しては、全レース完全無料予想をすること。

・そうしたことをやった上で、全国各地に売り込みに行き、売上げ拡大策を図ること。

・最悪、園田での開催も考えること。

他にも色々とありそうだが、まずはこんなところか。

とにかく、ばんばは情報源を全く生かしていない。情報がないとばんばは買うことさえできない。

しかし上記の情報源さえあれば、ばんばは別に北海道にいなくとも「買える」。

そして詳細は分からないのでなんともいえないが、

・ばんば従事者の大量首切り及び、給料大幅カット。必要最小限の人員で行うようにする。

というのも、当然大事だろうね。


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怒りの声

2006-11-30 04:00:23 | 競馬


掲示板において、名無しさんより頂いたURLをもとに、ばんえいのトップジョッキーである鈴木勝提騎手のコメントを紹介してみることにする。

http://www.gracom.net/minnanokoe.html

ばんえい競馬騎手部会会長をしている鈴木勝堤という者です。我々はばんえい競馬の存続を願い、自らの生活の赤字を覚悟してまで、来年度の40%減の予算に賛同し、未来に向かっている矢先に、何の猶予も無く、廃止にされ大きな憤りを感じています。

今年度までの現行の組合の、達成不可能な予算での経営で、当然の赤字を積み重ねてきました。

今回、これまでの経営陣(組合)を廃止し、先ほど述べたように我々も生活苦を覚悟して来年度を迎えるつもりであります。そうして色々な努力をし、頑張って、それでも赤字となるならば、廃止もやむをえないという気持ちではあります。

しかし、猶予も与えられず、さらに、道新に見られるように、決定発表もされていないうちから、いかにも廃止したかのような報道ばかりが流されていることには、はなはだ失望させられました。

これまで、大きな実績を残した馬たち現役競走馬600頭余り、そしてこれから大きな期待を込められてデビューを待つ400頭以上の子馬たちも、廃止後の用途は食肉用しかありません。我々も家族もろとも路頭に迷います。

生産者の思い、馬主の期待、騎手の努力、厩務員の願い、調教師、関係者、そしてレースを楽しむファンの皆さんの気持ちが置き去りにされています。

どれだけの人が存続を願っているか、また、ばんえい競馬が、どれだけ4市に貢献してきたか。現に、ばんえい競馬が発足してからの売り上げ全額から比べれば、今のこの累積赤字は補ってなお、有り余るものでした。

その事実は一般の人々にはまったく伝わってないのではないのでしょうか?このばんえい競馬が魅力に乏しいとはまったく思いません。魅力が伝わらなかったのではなく、伝えることをしなかったのだと思います。

自分は騎手という職を失うことを恐れているわけではありません。ばんえい競馬を愛する一個人として、この競馬を失うことは許されないと思うのです。

ファンを始め、世の中の人達がこの競馬を失うことを本当に、望んでいるのでしょうか??

意味はよーく分かる。

しかし一方で、ばんばの廃止はもう、どうしもうないという声も少なくないのも「事実」。

北海道新聞より

ばんえい競馬 北見シリーズ終了 最終レースに1160人 【写真】  2006/11/28 06:54

 【北見】ばんえい競馬の北見シリーズが二十七日、終了した。五十三年前、市営として始まった北見のばんえい競馬は、多くのファンが別れを惜しむ中、その歴史に幕を下ろした。

 十月七日から十一月二十七日まで、延べ二十四日間開かれた北見開催の入場者総数は、前年並みの約二万一千人だったものの、悪天候の影響もあって馬券発売額は約十九億七千万円と前年より14%減と大きく落ち込んだ。

 この日、地元では最後となる馬の雄姿を見届けようと、平日にもかかわらず、通常の二倍の千百六十人が入場した。

 最終レースを見守った北見市の三原豊さん(70)は「赤字続きで廃止は仕方ないのかもしれないが、馬文化が消えるのは忍びない」と複雑な表情だった。

 帯広シリーズは十二月二日から帯広競馬場で開幕する。

<写真:北見でのばんえい競馬を締めくくる最終レース。ゴール直前、ファンの声援に後押しされ最後の力を振り絞る馬たち=27日午後4時41分、北見競馬場(茂忠信撮影)> 

毎日新聞北海道ニュースより

◇「寂しい」「思い出」「仕方ない」

 ばんえい競馬の廃止が確実になった26日、北見シリーズが行われている北見競馬場には、同シリーズ最多の2199人が駆け付けた。同競馬場のレコードの9910人(80年)には及ばないものの、廃止を惜しむファンの思いを見せつけた。

 北見市の元国鉄職員、浜田明さん(79)は、25歳ごろに農耕馬による「草ばん馬」で馬券を買うようになり、60歳ごろまで「ばん馬」で遊んだ。その後もたまに競馬場に足を運んでいたが、「ばんえいがなくなる」と聞き、約15年ぶりに2人の息子と来場。1~12の全レースの馬券を買って記念にしたという。浜田さんは「20年以上も前、競馬場での抽選で乗用車が当たった。私がばん馬を始めたころ、重賞レースを甲馬と呼び、バンコウハやヤスヒラが強かったね」と思い出を語り、「長年のイベントだから、(廃止は)寂しいね」とため息をついた。

 網走管内佐呂間町の田宮勝利さん(67)は「今年で終わりなので、特別な思いで来た。寂しいけど、赤字続きというから仕方ないんだろうね」と話した。

 駐車場には1492台の車であふれた。駐車場の整理員をしていた神田正一さん(79)は「こんなに車が多いのは初めて」と、驚いた様子。神田さんは20代で馬券を買うようになり、80年ごろに馬の生産を始めた。現在も3頭を肉用と繁殖用に飼育中。「今まで15頭ぐらいは出走させた」と話す。ばんえいがなくなるのは寂しいが、「馬の生産には今後も頑張るよ」と、やる気を見せた。【高橋正博】

 

寂しいが「仕方ない」といった声が割りと多い。

また以前ばんばをやってたけど、たまたまなくなるからといって久しぶりに来たというファンも少なくない。

つまるところ、ばんばにもう、魅力を感じなくなった人が多いということ。

そのあたりを履き違えてはならない。

私自身、ばんばを見出したこと自体、つい最近のことであり、実際に現場へ行ったのも3回しかないけど、積極的にインターネット投票で買おうという思いにもなかなかなれない部分ってのはあるね。

そもそも、前にも書いたが、とにかく、予想紙がないとどうしようもない。それがないと、とても当てることさえ難しいだろう。

確かに、ばんえい記念のレースのように、虚々実々の駆け引きがあって、いつどの馬が先に仕掛けるのか、といった探りあいに魅力を感じることもある。

また、競馬のハンデ戦以上の激戦レースになることもある。見るだけでも、確かに面白いことは面白い。しかし。

ばんばの特性というのか、例えば現在休養中ではあるが、ばんえい記念史上初の4連覇を達成したスーパーペガサスにしても、連戦連勝というわけでもない。特別戦を案外取りこぼすケースも少なくない。

普通、強い馬だったら勝ちっぱなしとなるのでは、となるのが筋だと思うが、ばんばはそうならない。

そうならないからこそ面白いともいえるのかもしれないが、そう思っているのは案外少数派ではないか。

逆に、昔のばんばのレースを見たり聞いたりしたことがないから分からないが、恐らく帯広競馬場の銅像にもなっているキンタローなどは、それこそ勝って当たり前ということになってたんじゃないかな。

人は強いものにあこがれる。強いものは絶対に強くなくてはならない。

さらに、これも掲示板で浦さんがこんなことを言ってくれている。

要は、競馬関係者の立場に立って考えたら、この事業は終わりです。いかにファンに興奮させ、熱くさせ、「次のレースで取り返そう」と思える環境にもっていくか。

レジャーの多様化で色んな選択肢がある中、地方競馬もただ単に知名度のない馬を走らせて、「馬券をこうて~~」じゃ~駄目です。

まさにその通りだろうね。

思うに、ばんばの調教師・騎手だけではないが、往々にして地方競馬の関係者が「満足」すれば客も自ずとついてくるみたいに思っているふしがあるようなきがしてならない。

しかしはっきり言わせてもらうならば、そういった考え方はある意味、「思い上がり」といえることなのかもしれないよ。

同じ「負ける」にしても、

「こんな展開で負けるなんて!」

と思われたらダメ。

「これじゃ仕方ないな」

と思わせないと。

ところが現場サイドは、2つの「違う負け方」を同じように思っているんじゃないか?

そこが浦さんのいう、

「競馬関係者の立場に立ったら」

ということに繋がるんじゃないか。

でも、今更言ってももう遅いのか?


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もしかして

2006-11-30 02:41:20 | 競馬

八○長?

29日行われた園田競馬8レースにおいて、田中学騎手騎乗の4・フューチュリズムが3~4角にかけて持ったままの状態で先頭を伺う手ごたえ。4角では早くも先頭に立ち、そのまま押し切るとみられたが、G寸前で田中騎手が手綱を緩めたという見え方がされ、ついにはハナ差、10番人気の2・シングルウイナーに交わされた。ちなみにフューチュリズムは1.2倍と断然の1番人気。

なお、レースの模様は11月29日、8レースをご覧ください。

http://www.trw.co.jp/asp/sonodahimeji/tv/index.htm

確かに、シングルウイナーに勢いはあったが、リプレイを見る限り、田中騎手が手綱を緩めたために「負けた」としか思えない。ちなみに田中騎手は実効8日間の騎乗停止処分となったんだとか。

ところで、ひょっとすると同じ「田中姓」のあのヨッチャンも、フューチュリズムについては、

「これはな!負けるわけあらへん!」

とかいって鉄板にしていたかもしれない。

一方で、

「園田はいっつもこんなんあったで」

という客もいたのかも。でも昔だったら「暴動」ものか?

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責任者出て来い!

2006-11-29 05:56:06 | 競馬


そういや先週の日刊スポーツ(25日)だったか、今はなき人生幸朗さんが出てたよ。

いわゆる、「ぼやき漫才」の第一人者だったわけだが。

「都はるみの「北の宿から」、何や!あの歌は!」

「♪着てはもらえぬセーターを 寒さこらえて編んでます♪?

着てもらえんのやったら最初から編むな!」

「こんな歌作った責任者出て来い!」

っていうやつが一番印象に残っているけど。

ところで、ばんばも幸朗さんがいたら、

「責任者出て来い!」

といわれんばかりの「醜態ぶり」だった経営ぶり。

十勝毎日新聞より

4市の一部事務組合破綻招いた「無責任経営」

 帯広・岩見沢の2市開催で存続が検討されたばんえい競馬。帯広市は単年度黒字の収支案で共同開催を呼び掛けたが、これまでの巨額赤字を前にその数字は説得力は持ち得ず、岩見沢市民、議会の新たな赤字への不安はぬぐえなかった。しかし、破綻(はたん)を招いたのは4市、組合の「無責任経営」といえる。

 「対応が5年早ければ」。関係者は口をそろえる。累積赤字額はわずか7年間で約31億円と雪だるま式に膨張。対応の遅れの一因と指摘されるのが、競馬を運営する道市営競馬組合の「一部事務組合」という性格だ。

 組合は独立の自治体のため構成各市議会で運営を監視、意見するのは難しく、帯広市議会でも議論を控えてきた経緯がある。各市間の意見調整も難しく、砂川市長も27日の会見で、「意思決定がどうしても遅くなることはあった。これは一部事務組合全体に言えることだ」と弊害を認めた。

 一方、組合側は「黙っていてももうかった」時代の経営感覚のまま、景気低迷、公営ギャンブル縮小の時代に対応できず、赤字経営に転落。「最終的に4市が面倒をみる」という信用が多額の借金を可能にし、まさに「責任不在」の中、巨額の市民負担が生まれた。

 さらに欠けたのが情報公開の姿勢。帯広市は「抜本的集約を数年前から提案していた」とするが、その問い掛けを多くの市民は知らない。情報を求めても「管理者の旭川に聞いて」と言ってきたのも事実だ。責任と市民不在の体質が、開拓の歴史を背負うばん馬の廃止につながった。

 4市長は「経営責任」を口にするが、今後の負債清算額がいくらになるのか、どう処理するのか、早急に財政の方向性を示すべきだ。市民への説明と、関係者の補償・就職交渉、馬産、馬文化継承などの課題に誠実にあたることが求められている。 



『「最終的に4市が面倒をみる」という信用が多額の借金を可能にし、まさに「責任不在」の中、巨額の市民負担が生まれた。』

ということだが、結局、こういうことなんだろ。

少々自分のところの開催に経費がかかっても、所詮は「4市共同」で被ることになるんだから、っていう意識しかなかったってことなんだろ。

それとこんなこともあったな。

ばんばは競泳や陸上の短距離走と同じく、「セパレートコース」となっている。したがって自身の決められたコースから外れると当然「失格」。

しかしながら2~3年前だったか、明らかに失格行為をした馬がいたにもかかわらず、失格にしなかったケースがあった(後にその馬を失格としたそうだが、馬券は有効)。理由はどうやら、その馬は連勝式馬券の対象になっていなかった(3着)から、というのがもっぱら。

そして、前にも書いたが、岩見沢みたく、公共交通機関を利用する際はカネを出して来てくれといったところで、はっきりいって、中央競馬でもなければ客は来ないよ(ちなみに札幌中央開催は無料バスを出している)。せっかく札幌に至便な地でありながらも、それを全く生かすことができなかったのは、要はそれこそ、

『「黙っていてももうかった」時代の経営感覚のまま』

というしかないね。

運営に対する「甘さ、杜撰さ」っていうものが、ひいては大きなツケとなって現れる。

思うに、ばんばのような競技こそ、「第三セクター化」が有効だったようにも思うが、今の競馬法のルールでは残念ながらそれはできない。

また、ばんばは北海道でしか行われていないローカル競技であるにもかかわらず、どうして40億円もの巨額の赤字が膨らむ始末となったのか?そのあたりもきわめて疑問。

はっきりいって、4市競馬組合の職員の給料って一体どれくらいあったのか?さらに、どんなところに「ムダな」カネが使われていたのか?職員の数はどれくらい適性数よりも多かったのか?このことは例えばんばが「完全に消滅」と決まったとしても、徹底的に追及する必要がある。

また、仮に奇跡が起きたとしても、肝心の会計面、さらに運営面が杜撰だとどうにもならないことぐらいは明白。

ま、「ホリエモン」がいた頃のライブドアだったら、ひょっとしたら支援云々の話をしてきたかもしれないが(大黒師匠によれば、恐らくライブドアは笠松を本気で支援する意図はなかった気がするが、それでも名乗りを上げてくれたことで最大の危機は救われたとのことらしい)、もはやあの頃のライブドアみたいな「救世主」など、現れる術もなく、一応、存続の可能性はゼロでは「ない」(ということになっている)ものの、今の段階ではばんばに2007年度は「ない」と見たほうが得策である。

しかしながら今回の一連のばんばの騒動については、私自身も相当に「勉強させられた」。というか、西宮・甲子園競輪が潰されたケースとよく似ていた。

西宮・甲子園競輪の廃止は、既に1999年の甲子園オールスターの開催が終わった時点で「既成事実」となってしまっており、兵庫県市町競輪事務組合を形成する自治体が20あるうち、廃止に反対していたのはわずか1つだけだったとか。

ところが、もしそうしたことを事前に知っていたのならば、一番の「スポンサー」である客だって、それなりの準備ができていたというのに(要は残せ!ということ)、そうした機会が与えられぬまま、廃止の話だけが進行していき、気がついたらあっという間に「廃止決定」していた。

廃止話がもちあがった当時、私は川口に住んでいたけど、実家に帰ったら、少なくとも年末年始には西宮と甲子園には毎年行っていた。それが「なくなる」っていうのは信じられない事実だったね。

ちなみに競輪では「西宮・甲子園ショック」を教訓として今のところ廃止となった場は出てきていないが、地方競馬の場合はまさしく毎年(2005年度だけ廃止なし)廃止する場が出ており、ついにばんばのように、一つの競技そのものまで「消失」する羽目になった(としておく)。

前日、NARの無策ぶりを批判したが、これはNARに限らず、地方競馬をいまだ「草競馬」としかみなしていないJRAにもいずれジワリジワリとボディーブローが利いてきそうな予感。というのは、地方競馬がなくなれば競走馬の生産をしなくてよくなるという流れになるからね。

ということはそれこそ香港みたく、主に豪州から馬を買ってきて競走だけさせるということがひょっとすると日本でも起こりうるような予感がしてならない。そうなると一番困るのは言うまでもなく、日本中央競馬会なんだぜ。

確かこの間、日本は「パートワン」の競馬国になったそうだが、なぜそうなったかといえば、生産面における質の高さが評価されたから。つまり競馬っていうのは、確かに馬券も大事な概念なんだけど、根幹はやはり何っといっても「生産」である。

しかし日本では、アングロアラブも風前の灯(恐らくアラブのセールは今年が最後ではないかといわれているほど)だというのに、ついにばんばまで消えてしまう。そうなると地方競馬場の廃止が相次いでいる以上、必然的にサラブレッドに影響が及ぶのは当然至極の話ではないか。

とすると、将来的な見地から見て、JRAこそが日本全体の競馬を守る役割を果たす必要がある(そもそも、国際的に見れば、日本の競馬はJRAしかないと見られている)というのに、どんどん「切捨て」ているではないか。

次第次第にボディーブローが利いてくるというのは「このこと」。香港のようになってしまっては「パートワン」から剥奪されてしまう。いや、パートワンなんてものは本当にごく「瞬間的」なことなのかもしれないよ。

だからこそ、ばんばの消滅を「対岸の火事」の出来事だと思ってはならないんだって。

知っているのに知らんふりをしていると、やがて自分のところに降りかかってくる。そしてJRAも赤字となったら必要ない、という声も出てこよう。

そうならないために、そしてまだ余裕のあるうちに、何らかの手を差し伸べてやることが必要だと思うし、また、そうしないことで自ら転落することになったら、それこそ後悔後にたたずってことになりかねないからね。 

 


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こっちへ来い!

2006-11-29 04:13:33 | 競馬


香港、韓国とか行ってる場合か!

スポーツ報知より

ばんえい競馬、存続も…

戦い終わって…。北見競馬場での最後のレースを終えた出走馬

戦い終わって…。北見競馬場での最後のレースを終えた出走馬

 存続へ向けて首の皮一枚つながった。ばんえい競馬北見開催最終日が行われた27日、岩見沢市役所では渡辺孝一市長が「撤退」を明言し、「帯広・岩見沢」の2場開催での存続の道は断たれた。だが、帯広市役所で会見した砂川敏文市長は「非常に厳しい状況だが、例えば、支援する企業が出てくるなど状況が変われば(単独開催での)存続に検討の余地がある」と含みを持たせた。これを受け北海道市営競馬組合では企業や関係団体などに最後の働きかけを行うことを決めた。

 最後の北見開催。まだ正式な北見競馬場廃止が決定していないため、サヨナラ・イベントなどは一切行われなかったが、詰め掛けた通常の2倍となる1160人のファンは“ばんば”の勇壮な走りを目に焼き付けた。網走から来た茂原直之さん(45)は「ばんばがやってくるとお祭りのようで、子供の時から気持ちが高揚した。廃止なんて信じられない」と悲しげな表情を浮かべた。

 北見競馬場はばんえい専用競馬場として1974年に開設し、32年の歴史に幕を下ろした。戦前から行われていた野付牛競馬場時代を含めると70年以上も行われていた北見地方の競馬が消滅したことになる。道内の競馬場廃止は1953年の道営小樽、室蘭競馬場以来、53年ぶりだった。

 だが1949年から行われているばんえい競馬の存続には、わずかながら望みが残った。砂川・帯広市長の会見を受けて、市営競馬組合・斉藤守助役は、「最後の最後まであきらめずに、支援してくれる企業、国、地全協などに働きかけを行い、黒字化が実現できる条件を整えていきたい」と12月中旬に予定されている正副管理者会議(4市の市長による最高意思決定機関)まで全力を尽くすことを宣言した。

 全面廃止となれば路頭に迷うことになる厩舎関係者も、27日は服部義幸調騎会会長をはじめ、メンバーが岩見沢市役所前で登庁した渡辺市長に直談判を行ったり、12月4日からは香港、ソウルへ観光客誘致のためにアジアセールス団を派遣することも決めている。

 「開拓のシンボルであり、北海道遺産にも登録されているばんえい競馬を廃止してしまうのは、道民にとって最大の恥」という決意を胸に、関係者は一致団結してのサバイバルを誓った。

(2006年11月28日10時31分  スポーツ報知)

『12月4日からは香港、ソウルへ観光客誘致のためにアジアセールス団を派遣することも決めている。』

ところで、園田とか、近畿に来たことがあるんだろうか?ばんば隊は。

名古屋競馬場でデモ走行などを見たし、また馬券も売ってたけど。でも近畿には来たためしがないんじゃないか。

そもそも専門紙の馬もブックも関西にはあるし、ばんば版だからといって決して馬柱が違うといったこともない(データはさすがに違うよ)。ブックの「V作戦」だってばんば版にもある。

また、北海道以外では恐らく一番ばんばのレース場に向いているであろう、園田に行かずしてやれ香港だソウルだとかいってもどうにもならんだろ。

観光客目当てというんだったら、真っ先に近畿だろ。

そんなとき、こういうんだって。

「ひょっとすると、北海道ではもうばんえい競馬はできなくなるかもしれません。しかし園田のコースはばんえいに非常に向いています。関西のマーケットシェアも悪くないし、主催権はこちらが持ちますから、是非とも貸していただけないでしょうか?」

思うに、大井、名古屋でばんば隊が行ったものの、芳しくない成果しか挙げられなかった。大井のふるさとコーナーといえば、発売回数が限られている上に、利用者も非常に少ないから、もう日本ではダメだと思っているのか?だからといって香港とかソウルとかいったところで起死回生策となるのかな?

もう時間がない、というか、もう4場全廃、ばんば消滅は今や「既成事実」となっているんだから、起死回生策といえばもう、近畿しかないやろ!

それと、馬とブックに言って、ばんば版を全国発売、ついでに出来る限りコンビニにもおいてやってくれ!って頼みなさい。馬もブックも関西で売ってることだし、前述したとおり、近畿の客は抵抗はない。

もっとも、園田とて今年で完全赤字転落が決まっているからな。

福山には以前逃げられたらしいし、孤立しているんだよ、園田は。はっきりいって今の現状ではそんなに園田も持たないと思う。ひょっとすると来年の今頃は、

「園田・姫路全廃か!」

てなことになってるかもしれないぜ。

まずは国内で「売れそうな」ところへ行けよ!時間がないんだから。

ところでもし園田でばんばをやることになったら、「ヨッチャン」も予想屋稼業するのかな? 

ま、マイナスとマイナス同士を掛け合わせたらプラスになる。「お互い」切羽詰まった状況なんだから、連携すれば新たな局面を迎えられるかもしれない。

というか、先にまず園田へ行け!


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ターゲットは「あの企業」か?

2006-11-28 08:31:48 | 競馬

一縷の望みか?帯広市長がこのように表明。

 

北海道新聞より

ばんえい競馬 帯広、岩見沢が存続断念を表明 組合、近く廃止決定  2006/11/28 07:30

 【岩見沢、帯広】ばんえい競馬の存廃問題で、岩見沢市の渡辺孝一市長は二十七日、記者会見で「断腸の思いだが、歴史あるばんえい競馬の存続を断念する」と述べ、競馬事業からの撤退を正式表明した。帯広市の砂川敏文市長も同日、記者会見し「二市開催は不可能と判断せざるを得ない」と存続断念を表明した。これにより、ばんえい競馬の廃止が決まった。

 両市に旭川市と北見市を加えた四市で構成する北海道市営競馬組合は近く廃止を正式決定し、十二月二日から始まる帯広開催の途中打ち切りなどを協議。約四十億円に上る見通しの累積赤字処理や、騎手や調教師など関係者への補償交渉など清算業務を本格化させる。

 渡辺市長は会見で、《1》地方競馬は予想以上の速さで市場規模と発売額が減少している《2》畜産振興、社会福祉増進、教育文化の発展など公営競馬本来の目的を期待できる状況にない-という二点を断念の理由に挙げた。

 一方、砂川市長は民間企業の支援などの新たな動きが出れば、単独開催も検討していく可能性に言及した。 


ま、帯広といえば北海道各地の空港土産として大人気の「マルセイバターサンド」や現地でしか味わえない「サクサクパイ」などで有名な六花亭があるけど。

他に藤丸百貨店があるな。

さらに「元?」シンガーソングライターの田中義剛氏が代表を務める、「花畑牧場」もあれば、「かちまい」の愛称で地元では絶大なる信頼を誇る十勝毎日新聞だってある。

つまり、帯広及び帯広近郊を拠点とする企業があるという点に、一縷の望みをかける意味はあろう。

しかしながら、ほとんど残された時間はないよ。

約40億円の赤字については清算されるから問題ないにしても、果たして問題は、企業が興味を示すような将来性のあるプランを示せるかどうかにかかる。

今年度だけで約8億円もの赤字が出る見通しのばんばだけに、支援を依頼するにしても、

「初年度は赤字となりますが(って、本当はそれも許されないことは当ブログで昨日述べた)、2年目以降からは黒字化します。」

というようなプランを早急に出さねば、まず、引き受ける企業など現れないと考えられる。

何はともあれ、ばんば存続派は帯広の単独開催に一縷の望みをかける。

でも、本当に事は急を要する問題。特に市長が率先して企業先回りをせねば、どの企業も引き受けなどしません。

 

(追伸)

あの大黒師匠が、自身のブログにおいて、自身の体験談をもとにこうコメントしている。

http://plaza.rakuten.co.jp/daikokusya/diary/200611270000/

『2年前、笠松も廃止騒動に揺れただけに、どうにか、逆転存続の道はないものでしょうか?スポンサーが現れるとか・・・』

やさしいねぇ。というか、私も何とか帯広だけでもやってほしいと望むところではあるが。

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NARは速やかに解散すべし

2006-11-28 00:00:00 | 競馬


21世紀に入って一体どれだけの競馬場が潰れたというのか。

中津、三条、(新潟公営)、益田、上山、足利、高崎、宇都宮・・・

そして新たに、岩見沢、帯広、北見、(旭川)までもが加わることに。

一方、笠松は一度は潰れた身になったことはいうまでもないし、盛岡・水沢の岩手と高知も恐らくそう長くないという見方が筋だろう。いや、少なくとも、現在の地方競馬において、存在意義があるのは大井ぐらいなものである。

はっきりいうが、これだけ潰れたことについて地方競馬全国協会は地方競馬の統括団体として負い目も何も感じていないのであろうか?

地方競馬全国協会、つまりNAR(The National Association of Racing)は確かにJRAのような競馬の運営権は持っていない。しかしながら地方競馬の統括団体であることは間違いない。

しかしこのNARがこれまで一度として競馬場廃止阻止に動いたことなど果たしてあったのか?

全国競輪施行者協議会や日本小型自動車振興会は少なくとも、もはや廃止したいと申し出てきた施行者をなだめる役割を果たしてきた。また、全国モーターボート連合会も、そうした場合に何らかの手を打ってきた。

思うに今、好き好んで公営競技をやりたい施行者などまずないと考えられる。逃げ道があったらすぐにでもやめたいと思っているところがほとんどであろう。

しかし、廃止するということは、やはり「ファン」をないがしろにするという考えに立てば絶対に避けなければならないことである。しかしNARはそれこそ風の向くままに、これといった手を打とうともせず、無為に競馬場の廃止を容認してきた。

ましてや今回のばんばの消滅問題なんて、北見開催が始まった10月上旬から話が始まって、その北見の開催が終わる11月末にはもう「決定事項」というものすごい速さである。

ということは、いかにもはや、ばんばの場合は特に、やってても仕方ないと思っていたかということである。

もしNARが競輪・競艇・オートレースの団体のように、例えば岩見沢の渡辺市長が迷っているということであれば、何らかの手を差し伸べてやるべきだろう。渡辺市長にしてみれば、何らかの「逃げ道」さえ作ってくれれば、ひょっとしたら市長の諮問機関では「即刻廃止せよ!」となっても、議会は説得できるのではないかと思いとどまったかもしれない。

昨年、浜松オートがほとんど廃止濃厚になりかけたとき、当時の瀬戸比呂志理事が、

「民間委託により浜松オートを再生させる。浜松市側に迷惑をかけない。」

という表明文を出した上に、最終的に北脇市長を説得し、北脇市長は諮問機関の結論を「無視」する形で存続に踏み切った。もし瀬戸前理事の説得がなければ、北脇市長は即座に廃止を決意したはずだ。

ところが、NARには瀬戸さんのような人がいないばかりか、こんな態度に出たらしい。

掲示板での話だが、j さんが実は昨日の午後、ばんばの件についてNARに電話してくれたらしい。するとNARの対応者は、

「そのことは一切知らない」

との一点張りだったそうだ。

果たして、何を考えているんだろう。

ばんばの一件ぐらい、もはや公営競技を何らかの形で知っている人間なら誰でも知っていること。インターネットがなかった昔とは違うんだって。

いや恐らく、NARとすれば、そのような問い合わせに対しては、

「知らないと済ませておけ!」

と上から圧力をかけているのかもしれない。

そして、当然のことながら、NARのWebサイトには、ばんば廃止の記事は一切掲載されていない。

都合の悪い話は一切出さないでは今の高度情報化社会では済まされないことなんだよ。

ところでNARについては一応、昨年、小泉前首相の諮問機関である、参与会議が将来的に廃止して新たに共同体としての新組織を作るということを諮問し、それが閣議決定している。ただその実施期日が未定であり、その間NARは存在し続ける。

問題はNARは無策だということを知って「駆け込み廃止」をする施行者が続出しかねないという問題をはらんでいたこと。

その「一番手」が明らかにばんばであったと今は言う他ない。

それにしても本当に今回のばんばの件については一杯どころか、二杯も三杯も「食わされた格好」となった。

確かに、ばんば新年度が今年4月に始まった際には、旭川と北見は今年度限りとは思っていた。

しかし、急転直下の形で岩見沢が諮問機関から廃止せよと直談判をつきつけられ、挙句帯広までもが、

「岩見沢がやらないのなら、うちもやらない」

となってしまってはもはやどうしようもないことぐらい、NARだって分かっているはずだろう。

多分、というか、NARとしては今回の廃止表明はあくまでもプレスリリースのものであり、まだ正式な発表ではないからコメントしようがない、とあくまでも「逃げの手」を打つ他ないとは思う。

しかし、今更説得にあたっても遅いというのに、恐らくNAR側はそれさえもやらないのではないか。

このような姿勢をNARが取る限り、「もうやめるわ!」というだけで廃止してしまう競馬場が後を絶たず、大井だって下手を打てば「やめる」かもしれないよ。そうなると地方競馬は全滅。共同体もへったくれもなくなるというもの。

そうなるととどのつまりはNARが何もしなかったからこうなった、ってことになるんだぜ。

少なくとも何らかの手を打って、それでダメだったらどうしようないけど、廃止された中には、いわゆる「真珠湾攻撃」みたいな形にされて終焉を迎えたところだってあるんだろ。

今回のばんばだってそうだろ。

はっきりいってNARは即刻自主解散すべき。解散しないのなら解体するべき。社会保険庁よりも先にこの団体を何とかしてもらいたいよ。

 

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競艇王チャレンジカップ回顧

2006-11-27 19:02:40 | 大レース回顧集

第9回競艇王チャレンジカップ優勝戦は26日、丸亀競艇場で行われた。

進入は人気を背負った地元のエース、1・三嶌誠司がインを死守。以下、3・平石和男、2・植木通彦がスロー域。カドには4・鳥飼眞、以下、6・辻栄蔵、5・中村有裕の順でダッシュ域となった。

スタートタイミングはインの三嶌が穂先一つ分リード。鳥飼が絞りに出るも植木に先に出られてしまう。1マークは三嶌が先マイ。後続は植木、鳥飼が膠着状態のところ、中村がズブリと差しのハンドル。しかし植木、鳥飼も応酬して2着争いは熾烈となった。

1周2マーク、先頭は三嶌。しかし中村がここでも内をズブリと差して2番手に完全に浮上。しかし3着だと賞金王決定戦出場が事実上なくなる植木は、2周1マークで再度アタック。しかし、中村が冷静に落として回って決着をつけた。

植木を退けた中村が懸命に三嶌を追うも、2艇身差ぐらいまでが精一杯。三嶌がデビュー15年にして待望のSG初優勝を果たした。

SG等の開会式においては、一番コメントが面白いといわれる三嶌。常に爆笑の渦を客に提供してきたショーマンであるが、実はデビュー3年未満にして94年の四国地区選手権を優勝するなど過去G1を4回も制覇していた実力者で、引退した安岐真人の後継者と目された。

しかしながら、SGでは過去、01年の常滑・全日本選手権の2着が最高の成績で、最近ではG1の優勝も遠ざかっていた。

待望の地元SG開催となった今回、三嶌はその期待に応えて予選をトップで通過。準優勝戦も菊地孝平に先にスタートタイミングを出られるも、しっかり先マイを決めて1着。そして願ってもないポールポジションの位置に立った優勝戦でも、落ち着いたハンドル捌きを見せた。

また、賞金王決定戦も初出場をほぼ決定。これまた、三嶌のような実力者が初出場というのも不思議な気がするが、かつては大器の逸材と目された三嶌が38歳にして初めて挑む「頂上決戦」においても活躍できることを祈る次第である。

中村はMB記念を制覇してからすっかりSG優勝戦では「常連」の走りを見せ、植木のアタックを何度も退けたばかりか、三嶌も最後まで追い詰めた。決定戦でも、優勝圏内にいることは今の時点では間違いないところであり、また、これからもSG制覇のチャンスはめぐってきそうだ。

植木は2着以内だったら決定戦出場が決まっていた。今回はセンターから勝負に出るも、鳥飼の絞りの抵抗に遭い、そこを中村にうまく差された。2マークでもまだ2番手浮上のチャンスがあったが、再び中村にうまく差されてここで事実上終わり。ついに決定戦の出場を逸してしまった。

ところで、今大会は非常に事故が多かった。

フライングが実に8件もあり、1レースにおけるダブルフライング、トリプルフライングといったレースもあった。また、妨害や不良航走といった、舟券がパーになるものも目立ち、6日間の売上げ総計は138.5億円と惨憺たるものに。

福岡の全日本選手権が149億余円とがっかりの結果に終わったというのに、またまた大ショックというしかない数字にとどまった。

そして果たして、賞金王シリーズもこうした悪い流れをひきずってしまうのか?思うに競艇のSGシリーズも、年間8回という多さも手伝い、そろそろ大きな見直しに迫られているようにも感じる。

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♪もう、終わりだね~♪

2006-11-27 13:50:53 | 競馬

 

スポニチアネックスより

ばんえい競馬廃止 決定的に

 約31億円の累積赤字を抱える北海道のばんえい競馬の存廃問題で、帯広市との共催案を検討していた岩見沢市の渡辺孝一市長は27日午前、市議会の各会派代表らに対し、共催案は受け入れず同市も運営から撤退すると報告した。残る帯広市も単独での開催には慎重で、ばんえい競馬の廃止が決定的となった。渡辺市長は午後に記者会見し正式に発表する。

 渡辺市長は「有識者や議会での議論を踏まえ(岩見沢市での)ばんえい競馬廃止を決断した」などと述べた。市議会代表らは決断を尊重する考えを伝えた。

 ばんえい競馬は旭川、帯広、北見、岩見沢の4市が運営していたが1998年度から赤字が続き累積赤字が問題化していた。ことし抜本的な運営見直しに着手したが旭川、北見両市が撤退を表明、存続に前向きな帯広市が岩見沢市に共催案を提案、2市開催で存続するか廃止するかの選択となっていた。本年度の開催は、帯広競馬場で来年3月末まで予定されている。
[ 2006年11月27日 11:12 速報記事 ]

 

北海道新聞より

ばんえい撤退、岩見沢が正式表明 会派代表に市長が伝達 帯広市も報告  2006/11/27 12:12

 【岩見沢】ばんえい競馬の存廃問題で、岩見沢市の渡辺孝一市長は二十七日午前、市議会の正副議長と各会派代表に対し「断腸の思いだが、歴史あるばんえい競馬の廃止を決断した」と報告した。帯広市の砂川敏文市長も二十六日、市議会会派幹部らに同様の意思を電話で伝えている。両市長は二十七日午後、それぞれ記者会見で「継続断念」を発表する。ばんえい競馬は今後、旭川、北見を含めた四市でつくる北海道市営競馬組合での正式決定を経て、本年度限りで廃止となる。

 渡辺市長は同日午前十時から市議会各派代表者会議で、議員協議会が開かれた二十四日以降の経過などを口頭で説明。時折、言葉を詰まらせながら、ばんえい競馬から撤退する決断を伝えた。市民による有識者会議と市議会議員協議会での議論や庁内検討会が出した結論を重くみたと、判断の経緯を説明したという。

 終了後、取材に応じた大和力市議会議長によると、議員から「ばんえい競馬を文化遺産として伝承することが必要」「検討の時間が短かった」などの意見が出された。市長は馬文化について「後世に伝える方法は考えていないが、組合清算業務の中で出てくる。しっかり対応したい」と答えたという。

 これに先立ち、同日早朝、北海道ばんえい競馬調騎会のメンバーが岩見沢市役所前で、登庁した渡辺市長に判断の再考や意思発表の延期などを求める「直談判」を行った。

 

事実上、ばんばは終わった・・・

しかしながら、ばんばの消滅はあまりにも唐突であった。

結局、どの市も「ババ」を引きたくないから、

「だったらまるごとやめてしまえ!」

となったという他ない。

ばんばは絵になる、ばんばは北海道の象徴である、と思っていたのは、少なくとも、北海道外の人間だけであり(北海道出身者も含む)、肝心の北海道民はそうは思っていなかった、ということなんだろうね。

もし、

「ばんばはバクチの終着点である」

「ばんばこそ、 公営ギャンブルの真髄である」

ということを前面に押し出してさえいればどうなったか?

それにしても、私もそう思ったけど、ばんばは北海道の象徴であるということにあまりにもこだわりすぎた。そうではなく、ただの「競馬」なんだ(ということはスポーツだということ)ということをもっともっと前面に押し出すべきだった。

考え方に誤りがあったというしかない。はっきりいって「大チョンボ」もいいところである。

 

もし、

「もう北海道ではダメだ。北海道以外で何とかばんばを救えないか。」

という考え方に早くから着手してさえいれば、一度見れば実に「面白い」競馬であるばんばは、それこそ、馬券も買いやすければ、また、穴も取りやすい。馬複と馬単しかないけど、取ったときの喜びもまた大きいものであった。

「ばんばウォーク」といって、馬と一緒に客も「動く」ということもばんばの特徴。馬も動けば人間も動く。まさに競馬では味わえない、「人馬一体」の姿がばんばの一番の特徴でもあった。

しかしながら、ばんばの馬は「速い」よ。特に第一障害を越えるときなんて、客のほうがまず「バテる」からね。

しかしながらその「ばんばウォーク」も、帯広開催ともなれば雪が積もる機会も増え、なかなかに困難を極めることになる。

私も2年前の帯広でやってやろうと思ったけど、さすがに「ダメ」だった。

色々とおもしろいんだけどなぁ、ばんば。でももう、「あの世」へと旅立ってしまいます・・・

 

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公営競技の経営のあり方

2006-11-27 06:56:23 | 公営競技論

テレビ東京の実況でおなじみ、フリーとなってからはむしろ、ばんばの宣伝隊長としての役割が多くなった、矢野吉彦氏がなかなか面白いことを言っている。とはいってもかなり厳しい提言だ。

http://banei.boxerblog.com/weblog/2006/11/1126_3cdf.html

さて、ばんえい競馬の存廃問題、この期に及んでは奇跡を祈るしかないんでしょうか。中津競馬が廃止になって以来、もう何年もたっているというのに、負の連鎖が断ち切れないのは、中途半端で付け焼き刃の法改正しかしていないからだと思います。文化としてのばんえい競馬を残すのであれば、草ばんばでもなんでもいいかもしれません。でも、ばんえい競馬は、いまだに1日6000万円から1億円の収入がある、れっきとした産業です。それが危機的状況に陥ったのなら、法改正も含めた、様々な振興策、改善策を検討し実行に移すべきであるはずです。廃止やむなしというなら、今、現実に存在する負の遺産を後世に残さないようにするために、これまでの負債を、地方市民の税負担をなるべく少なくしながら解消していくことも、あわせて考える必要があります。なにはともあれ、負の連鎖を断ち切らなければ、最終的には今は安泰に見える中央競馬も、衰退の一途をたどることになるでしょう。

 はっきり言えば、もう公営事業としての地方競馬を続けるのは無理。中央との統合、中央も含めた民営化、馬券発売だけに頼らない収入源の確保は絶対必要です。それにはリストラが避けられませんが、競馬産業の壊滅は防げると思います。負の連鎖を断ち切るための妙案になるかどうかはわかりませんが、議論してもらってもいい案は、私もいくらか持ち合わせています。

 日本競馬の大改革は緊急の課題。とにかく早く何とかしなければ。事は急を要します。

はっきりといえることは、これは競馬に限った話ではないこと。

競輪も競艇もオートレースも、少なくとも、やめたがっている施行者がごまんと存在する。

私は西宮と甲子園を潰されたときにこう思った。

「公営ギャンブルはもう、売上げだけに頼っていてはダメだ。」

「別に車券を一切買わずとも、ただ見ているだけで満足できるようなものにしていかねば、第二第三の西宮・甲子園は続出する」

「お互いが敵対関係にあるのではなく、共存共栄を図らねば共倒れするのがオチ」

だと。

幸い、競輪はいまだ西宮・甲子園以降、廃止された場は今のところない(ただ、危ないところはいくらでもある)。豊橋も土壇場で存続となったし、さらにいえば、西宮・甲子園ショックがある意味、競輪の従来の考え方を施行者レベルにおいては変えるきっかけにもなった。というのは、お互いが「助け合う」という考え方になっていったからだ。

しかし地方競馬はどうもそのあたりがチグハグというのか、いまだ一枚岩ではいかないところが問題。

そもそも、ホッカイドウ競馬とばんえい競馬って、同じ北海道にありながらほとんど接点がない。今回の一連の問題にしたって、ばんばは北海道主催でないことから知事など道の人間は全くノータッチ。

しかもホッカイドウ競馬はオッズパークには加わらずにSPAT4に加わり、いずれ消滅することが確実なD-net がなくなれば、完全に他の地方競馬と袂を分かつことになる。

中央と地方という、二本立ての運営方式ということ自体、世界的にみて特殊だというのに、地方内においても折り合いがつかない。はっきりいって、こんなことでは地方競馬は今後ますます衰退は免れず、当然のことながら、中央競馬にも飛び火することは必至である。

気がつけば孤立していた兵庫は、とうとうあり懇が設けられることに。あり懇なんて、要は「廃止検討委員会」である。

南関東とて、入場者は激減の一途を辿っており、かつてはナイターのイメージのよさを売りにしていたものの、今ではそれができなくなってきている。

そして中央競馬も、ディープショックやはたまた3連単の反動が響き、今秋のG1レースは毎回売上げは前年比2割ダウンといった様相。

それにしても、例えばイギリスやフランスといったところでは、著しく入場者は少ない。G1レースにしても、日本ダービーみたく、毎年10万人以上入るレース開催日などまずない。フランスに至っては、ガラガラのスタンドでG1レースが行われるのが常。

そして、馬券の売上げとて芳しくない。

フランスのPMUは宝くじのようなやり方(スクラッチ方式)で何とか馬券売上げ向上策を図りたいとしている。競馬事情からいえば、地方競馬の現状とほとんど変わりがない。

ただ、イギリスもフランスも、決して、既存の競馬場を潰そうとは考えていないということ。

アメリカは逆に競馬場は昔よく潰れた。潰れたけど、新たに建てられた競馬場も結構ある。オーストラリアは競馬がある意味国技みたいなもんだから、馬券云々とか言わなくとも、ただ見るだけの客で成り立っている様相が見られる。

日本も先日晴れて「競馬先進国」の仲間入りを果たした。しかし。

21世紀に入って、これだけ競馬場がボコボコと潰れているというのに、果たして、競馬先進国と胸を張って言ってられるものなのか?

その上、中央と地方の間には厳然なる壁がいまだ立ちはだかり、 各々が「勝手な」運営方針のもと競馬を開催している。

そんな中、ばんばのようなきわめて特殊な競馬については、他はもはや「売りようがない」とお手上げ状態だった。

ま、確かに最近ではばんばも各地で場外発売されるようにはなった。しかしばんばに対するバックボーンというものはなく、所詮は現地で見なければどうにもならないといったもの。

これが北海道だけでなく、全国に多少なりとも点在してさえいれば、ばんばが「生き残れる」術はあった。

ところでとりわけ地方競馬については、民間化がどうとか言われる。しかし・・・

競馬なんてものは、民間でそう簡単にやれるもんじゃないよ。せいぜい第三セクターが関の山ではないか。

もし民間化するとまず、少なくとも入場料を現在の10倍ぐらい取らないことには成り立っていかない。イギリスの場合、民間運営ではないものの、馬券発売はブックメーカーに牛耳られていることから委託手数料しか手に入れることができず、結果的にその分、入場料を上げる他なくなる。だから日本の競馬場の10倍ぐらいは入場料が高いそう。となると、とても日本ダービーのように10万人レベルでの入場者数など望めない。

ちなみに私はばんばについては、入場料を払って入ったのは岩見沢だけで、帯広も、北見も、ホテルにばんばの無料入場券があったからそれを利用した。しかし民間運営だとこんなことはもう「できない」。

また、民間化となると、暴力団の参入がしやすくなる。

よく地方競馬を語る際、民間運営の話が出てくるけど、民間運営したところで必ずしも売上げが上がるわけではない。

逆に民間運営だと利益追求第一主義となる。そうなると利益を上げるためには要は「八百長」も辞さなくなってくる。

実は現在のJRAに繋がる、明治時代の公認競馬は、当初は各競馬倶楽部の自主運営が認められていた。何せ、「競馬会社」などといわれていたもの。ところが。

その運営者の所有馬を出走させたり、はたまたそのことがたたって不可解な内容のレースが少なくなく、騒擾事件も相次いだ。また、競馬で身を滅ぼす人間が後を絶たず、結果的に、

「競馬会社は町を滅ぼすためにやってきたようなもの」

と最終的(馬券黙許が禁止されたとき)に非難轟々となって公認競馬は長らく馬券も発売できなくなったことから客が入らなくなり、ひいては「国営競馬」そのものの存在も危ぶまれた。

そんな窮地を救ったのが、「安田記念」でおなじみの安田伊左衛門であるが、明治時代の競馬倶楽部の独自運営を廃し、指定する場所でなければ競馬の開催を公認しないという組織を作り上げ、やがて「日本競馬会」を設立することになる。

政府の参与会議も、日本中央競馬会についてはほとんど従来どおりの運営方針を貫くよう答申した。

もっとも、今はNPOのような、組織は株式会社的であっても、営利追求を第一としない組織もできたので、会計上は企業会計を取りつつも、中身は営利を追及しないという形も取ることはできよう。

しかし、競馬はやはりある意味、営利目的でなければダメなものである。

思うに、組織的には今のやり方で踏襲するべきだと思う。問題は特に地方競馬の場合、地方競馬全国協会というところが全くもって「無能団体」であり、競馬場の廃止の抑止力を何一つ持たない。はっきりいえば、全く監督能力がないこうした組織は「いらない」ということである。

それと、なぜ地方競馬が民間化せねばならないか、それはパチンコの例を挙げて言っているんだろう。

パチンコの場合、「確率変更」なるケースを出し、出玉をよくするタイミングの時期がある。これがあるからパチンコへ客は流れる、ということも確かに言われている。

しかし、だからといって、元手を確保しておかねば「大当たり」とはいかないものであるのは明白。「確変」のチャンスが来れば毎回、

「当たった!当たった!」

となってしまうと、それこそパチンコ屋は潰れてしまうし、商売は成り立たなくなってしまう。パチンコ屋にとって確変なるものは、あくまでも客をひきつけるための宣伝道具でしかない。しかしながら、客にしてみればそこにたどり着くまでが大変なんじゃないのか。

もし競馬において、確変みたいなものをやったところで、それこそ「不可解」なレースだと思われるのがオチじゃないのか。

それよりも、ばんばも恐らくそうだけど、今の公営競技全般にいえることは、明らかにムダがはびこっているということ。

この間、大黒師匠に帰りの名鉄車中で笠松の現状を少し聞いてみた。すると多少今年度も今のところ黒字なんだとか。1~2月は例年金沢の発売があるし、まずは安泰といえるのではないか。そこで大黒師匠がこういっていた。

「1日1億あれば黒字にできるようになった」

しかも笠松は民間の手は加わってないよ。

要はムダなものをどんどん省いていった結果であろう。

それと、一部で導入されている包括的民間委託だけど、民間業者が携わっているのはごく一部の運営だけであり、集客云々については依然として各自治体が行っているのが現状である。

さらにいえば、夕張のようなデタラメなやり方をすれば、この先、地方自治体はどんどん「潰れていく」。そして企業ではなくとも、貸借対照表、損益計算書、(加えて、キャッシュフロー報告書)といった財務諸表を常に意識しておかねば最終的には、

「あっ、(返す)カネがない」

なんてことになりかねないのは、民間でなくとも今やどの業種においても共通していえることだろう。

だったら例えば各自治体を全て民営化すれば地方財政はよくなるのかといえば、そうではなかろう。

万博などの巨大な投資が必要ながらも、短期間しか開催されないビッグイベントの主財源って何なんだ?言うまでもなく、公営競技だろう。企業は長期的に見て利益が挙げられるものについては投資の対象とするが、こうしたイベントについてはあくまでも協賛に留まっている。そして、協賛金なんてものは微々たるものである。

少なくとも競馬をはじめ、公営競技というものは、短期的な利益を常に要求される。企業だと例えば新規企業の場合だと、キャッシュさえあれば初年度から数年については赤字経営を「許してくれる」。それどころか、ソフトバンクのように、毎期最終損失を出しながらも、次々と派手な事業展開を行っているところもある。

しかし、公営競技は毎回最終損失を出すことさえ「許されない」。むしろ企業社会のほうが「甘い」のである。一方で、やり方さえうまくすれば、常に「利益」が出る業態なのである。

にもかかわらず、とりわけ地方競馬が毎年のごとく潰れていっているのはそれこそ「民間企業」のごとく、多少は損失に目をつぶって、という意識があるからではないのか。

最後にばんばの問題へとまた戻るが、ばんばの現状の運営方式では、いずれ首が回らなくなることなど、最初から分かっていたこと。

丁度10年前、ホッカイドウ競馬が岩見沢と帯広の開催を返上したが、これが言い換えれば、ばんばの消滅となるきっかけにも繋がった。この時点で少なくとも、だったら旭川はホッカイドウ競馬に特化してくださいよ、というべきであり、そうなればばんばは3場巡回で済むようにもなり、今回のようなまさかの事態も救えたかもしれない。

それと、開催を増やせば業績が上がるという考え方も実は「間違っていた」と、今は言う他ない。帯広の「雪上競馬」など、毎回毎回そんな状態で競馬を開催していれば経費はかさむが客は来ないという「悪循環」を繰り返すだけである。

それにしてもまさかばんばが消滅する事態になろうとは私も全く予想していなかった。少なくとも、岩見沢と帯広は「残る」と思っていた。

しかし思うに、仮に通年開催を返上し、かつての日程であった、4~12月開催としたところで、岩見沢も帯広も所詮は4ヶ月間は開催せねばならない。非常に大変である。

競輪の話をする際、今やいつも、

・開催削減

・発売削減

・選手の大量首切り

という「三点セット」を主張しているが、ばんばはこのどれもできなかったために「潰れる」羽目になる。ばんばの「失敗」を教訓として、今後の公営競技は、身の丈にあった、その上、客が常についてこれるような施策を打ち出さねば、やがて競技自体が消滅してしまうということを教訓として残したと思う。

 


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明日決定

2006-11-26 21:32:35 | 競馬

明日、渡辺・岩見沢市長が「決断」することにより、自動的に帯広市も同調する。

北海道新聞より

ばんえい競馬 2市開催断念確認か 帯広、岩見沢市長が会談  2006/11/26 08:32

 廃止の方向が固まったばんえい競馬問題で二十五日、二市開催の可能性を探ってきた帯広市の砂川敏文市長と岩見沢市の渡辺孝一市長が札幌市中央区の京王プラザホテル札幌で会談した。渡辺市長が「撤退」の意向を伝えたのに対し砂川市長も受け入れる考えを示し、約一カ月間にわたって模索してきた二市開催を断念することを確認したもようだ。

 渡辺市長は、存廃を議論した市民による有識者会議や市議会、庁内検討会がいずれも競馬存続に否定的だった情勢を伝え、帯広市との共催は不可能だとの判断を説明。帯広市が存続の条件に挙げていた二市による開催という前提が崩れたため、ばんえい競馬廃止が事実上決定した。

 渡辺市長は二十七日、正式に記者発表する予定。砂川市長も近く、市議会などに対して状況を報告する見通し。


 


何か、一連の動きを見ていると、渡辺市長ばかり悪者扱いされているような気がしてならないが、帯広の砂川市長ってのは、自ら決断する意思がないのかね?

むしろ渡辺市長にかかる重圧を余計に膨らませているだけなんじゃないのか?

渡辺市長は当初は帯広のことも考え、存続する方向性を持っていた。

しかし、「ばんえい競馬のあり方を考える有識者会議」からの賛同は全く得られず、おまけに議会からも廃止の声が相次いだ。市長だけ踊っていたところで、もはやどうすることもできないところまで追い詰められた。

問題はむしろ、帯広にあるんじゃないのか?

帯広といえばばんばの産地だ。確かに、ばんばのような大きな馬(重種馬)といえば、食肉用にも使える。ばんばを引退した大半の馬は最終的にこれに変わってしまう。したがって、ばんばの競走馬の問題についてはあまりないという見方もできるんだろう。

しかしながら、馬肉は牛・豚・鶏の肉と比較すると需要が少なく、所詮はいまだ「高級肉」の扱いでほとんど庶民には縁遠いもの。

しかも食肉で引き取られる価格というのは、ばんばの半値以下にすぎないそうだ。

となるとばんば用にも生産されていた重種馬はあまり生産しなくてよくなってしまう。となると、帯広とて、夕張のような末路を辿る不安がないとはいえまい。

それを、いとも簡単に、「岩見沢がやってくれなければ、うちもやれない」などと簡単にいえるものなのか?

それにしても、帯広競馬場にあるキンタローの銅像もぶっ潰されるのかね?とにもかくにも、ばんばはもう「終わる」。北海道遺産が一つなくなる。

思えば2年前、積雪60センチの日に帯広へ徒歩で2時間かけて行った。ひょっとすると中止じゃないか、と思っていたのに開催されていたことにビックリ。しかもそんな最中、なんと600人もの客がいたことになおビックリしたものだ。

わざわざそんな日にばんばをしなくてもいいのに、という日にまで開催したあの「努力」ってのを、市長は理解しているのか?

北見がついに27日終焉を迎え、12月2日からはいよいよ「オーラス」となる帯広開催となる。そして、本来ならば3月末まで開催されるはずの帯広開催も、下手をすると年を明けての開催はムリだとさえ言われている。

だが、ばんばってのは不可能なことを可能にしてくれるものだってことを、十分に頭の中にいれておいてほしかったね。

 


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ジャパンカップ回顧

2006-11-26 17:19:17 | 大レース回顧集

第26回ジャパンカップは26日、東京競馬場で行われた。

凱旋門賞ショックを振り払うべく、残り2走でシンボリルドルフと並ぶ国内七冠馬を狙う6・ディープインパクトが1.3倍と断然の1番人気。2番人気に、あと少しで栄冠に手が届いたかもしれない走りをキングジョージで見せた1・ハーツクライが5.9倍。3番人気に、今年2度目の欧州年度代表馬(カルティエ賞)に輝いた英国の3・ウイジャボードが9.5倍でつけ、10倍以下の単勝人気は以上3頭であった。

10・コスモバルクがハナを奪い、ハーツクライは3番手につけるという絶好のポジション。7・ドリームパスポートと8・フサイチパンドラが中団よりやや前に位置し、その後ろに11・メイショウサムソン。ウイジャボードは後方から2頭目。そしてディープインパクトは最後方から。

コスモバルクがマイペースで逃げたことから例年のジャパンカップと較べるとゆったりとしたペース。そんな中、3角あたりでウイジャが仕掛けると、ディープもそれに反応。4角ではじわーっと外を回り、いつもの「飛ぶ」体勢へと入った。一方、ハーツクライは4角で手ごたえが一杯の様相。

直線に入り、中を割ってドリームパスポートが先頭に立つ。しかし、日本ダービーを勝ったときとほとんど同じ場所から、ディープインパクトが性能の違いを明らかに見せつけ、残り50の時点では完全にドリームを捕らえて先頭に立ち、そのままゴール。2着にドリーム、3着にこれも長い脚を使って突っ込んできたウイジャボードが入り、コスモバルクは4着。そしてハーツクライは逆に不可解な走りとしか思えない10着と大敗を喫した。

この日のディープは完全に飛んでいた。

凱旋門賞では、結果的にあまりにも大事に乗りすぎたことが災いして、一発狙いにかけたレイルリンクに足元を掬われた格好となったが、今回はその反省も生かして、ウイジャボードが出る構えを見せるとそれにすかさず反応。そして直線ではいつもの「飛ぶ」レーススタイルを見せて最後は性能の違いをまざまざと見せ付けた。

次の有馬記念が引退レースとなるディープインパクトにとって、残る目標はシンボリルドルフに並ぶ国内七冠馬の称号を得るだけとなったが、最大の敵であったハーツクライを完膚なきまでに圧倒し、これでよほどのことがない限り、有馬記念もほぼ大丈夫という目算は立ったことであろう。

それにしても、数々の雑念がありながらも、いつものディープを見せ付けた走りというのは、この馬の神経の図太さを物語る結果ともあいまった。そしていよいよ有馬記念において、日本歴代最強馬の称号を期すべくラストランを迎える。まず今回の走りを見る限り、脅威と目された3歳馬もまだまだディープには歯が立たない様相であるし、普通の競馬さえできれば、問題なく勝てることだろう。

ドリームパスポートは今回は宿敵、メイショウサムソンよりも前で競馬をするという策に出て、一度は先頭に立ったが、ディープの性能の違いに屈した。しかしながら、この秋以降の競馬は完全にサムソンを凌ぐ内容。有馬記念では乾坤一擲の走りで、打倒、ディープの一番手として逆転を狙いたいところ。

ウイジャボードは本当にタフな馬。今月4日のBCフィリー&メアターフを勝って3週間後の今回も鋭く直線で伸びてきて3着。2度目の欧州年度代表馬の実力を見せ付けた。

反面、メイショウサムソンは案外な結果に終わったし、何といってもハーツクライは、囁かれている喘鳴症が尾を引いているとしか思えない後半のバテよう。この2頭については、今後もちょっと厳しい競馬になるのではないか、という気がしてならない内容だった。

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ジャパンカップダート回顧

2006-11-26 16:36:17 | 大レース回顧集

第7回ジャパンカップダートは、外国馬の参戦がないという寂しい顔ぶれで行われることになった。

1番人気は、過去G1 2着8回ながら、いまだG1勝ちがない7・シーキングザダイヤで、2.3倍、2番人気はG1を連覇した6・ブルーコンコルドで6.3倍、3番人気は武蔵野S2着の12・サンライズバッカスで6.9倍。10倍以下の単勝人気は以上3頭であった。

スタートは2・メイショウバトラー、3・フサイチリシャールなどが出を伺うような形で前へ行き、メイショウが先頭でフサイチが2番手。そしてシーキングは、1・ヴァーミリアンと並んで内の4番手。その後ろに11・ドンクールと並んで外側に4・アロンダイト。最後方グループに8・フィールドルージュがいて、サンライズはなんと最後方からの競馬。

4角手前でシーキングがじわーっと浮上。そして、逃げるメイショウが力尽きたところを一気に抜けきろうとする。ところが。

終始外を回っていたアロンダイトが、4角手前から一気に内へとチェンジオブスペース。直線半ばでついに先頭に立ち、シーキングも懸命に追ったが、先に抜けきったアロンの手ごたえは抜群で、ついに5連勝で栄光のゴールへ。シーキングはまたしても2着。3着にフィールド、4着がヴァーミリアン、サンライズは5着。ブルーはいいとこrなく9着に終わった。

過去4連勝ながらも、下馬評ではほとんど話題にもならなかったアロンダイト。

デビューは昨年10月で、2戦は芝で戦うも全くいいところがなく、休養明けの今年5月の新潟よりダートに転じて3着。そして現在主戦となる後藤浩輝は4戦目より手綱を執った。

すると、6月の東京未勝利戦を逃げ切り圧勝。続く7月の京都500万円下は差す競馬、7月新潟の魚沼特別では逃げ切り、そして前走の東京・銀蹄ステークスでは再び差しの競馬と、変幻自在な戦法で瞬く間に4連勝。そして、単勝人気も同じ石坂正厩舎のヴァーミリアンよりも上位の7番人気(15.2倍)となった。

今回も道中は外の5番手を回りながらも、直線ではあっという間に最内を衝くという、これまた実に器用な競馬。また3歳馬なだけに勢いもあり、並みいるダートの強豪を相手に、初の重賞挑戦でなんと国内ダート最高峰に位置づけられるJCDを制覇してしまった。

石坂厩舎といえば、今回出走のヴァーミリアンやサカラートなど、ダートの強豪を次々と輩出するも、G1となると壁にぶちあたっていた印象があった。

だが、石坂厩舎の「秘密兵器」ともいうべきアロンダイトの勝利は、石坂厩舎のダートにおける過去の実績ぶりを物語ったともいえる。ダートに理解のある陣営なだけに、また3歳馬ということもあり、今後も更なる活躍が見込める。そして、逃げよし、差しよし、といった変幻自在な脚質ぶりも今後、これまた非常に注目されるところである。

シーキングザダイヤは本当に今回も、4角までは申し分ない動き。普通ならば、これで「もらった」と思うのは必定だったと思うがまたしても2着。本当に、G1の厚い壁を打ち破れないでいる。

この馬は最後に切れる脚がない分、思い切ってハナに立たせる策を取ったほうがよかったのかもしれない。恐らくJBC、そして今回と悔しい敗戦を喫していることから、年末の東京大賞典で悲願のG1制覇を目指すことになろう。

サンライズバッカスは最後よく伸びてきて5着に入っていることを考えると、初手の番手の悪さが最後まで尾を引いた。ブルーコンコルドは明らかに距離が合っていない。


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アデュー(adieu)!

2006-11-25 19:52:03 | 競馬

やっぱり終わります。

 

北海道新聞より

ばんえい競馬廃止へ 岩見沢が撤退意向 帯広市長、受け入れ明言 【写真】  2006/11/25 08:27

 【岩見沢、帯広】巨額の赤字を抱えるばんえい競馬は二十四日、廃止される方向が固まった。同日開かれた岩見沢市議会の議員協議会で、帯広市との共催案は収支計画が明確でないなどとして事業からの撤退を促す意見が続出。渡辺孝一市長は終了後、「(帯広との二市開催による)新たな負担は市民が認めない」と述べ、撤退が不可避との認識を示した。帯広市の砂川敏文市長も同日、存廃に関する岩見沢市の判断を受け入れる考えを明言した。

 渡辺市長は二十七日に存続断念を表明する見通しで、ばんえい競馬は一九四六年の公営化以来六十年の歴史に幕を閉じることになった。

 議員協議会には議員五十四人のうち五十二人が出席。帯広市がまとめた二市開催の収支計画案と、「廃止やむなし」と結論づけた二十四日の「ばんえい競馬のあり方を考える有識者会議」の答申を踏まえ、十一人が発言した。

 この中で、「累積赤字が膨らみ、存続は極めて厳しい状況だ」「岩見沢競馬場の無料使用による八千万円の経費節減がなければ成立しない収支計画案に説得力はない」などと廃止を促す意見が大勢を占め、存続論と受け取れる意見は一人だけだった。

 渡辺市長は「(赤字補てんのため)市民の税金投入を前提にすることは間違いだと思う」などと答弁。終了後は報道陣に「市民や議会の意見は当然尊重する。責任をもって判断する」と話した。

 一方、帯広の砂川市長は二十四日開かれた帯広市議会産業経済委員会で「一市での開催は困難との認識は変わらない」と述べ、単独開催は不可能との考えをあらためて強調した。さらに、早急に渡辺市長と会談する場を設け、意向を確認する考えも示した。

 この問題では、運営主体の北海道市営競馬組合を構成する旭川、帯広、北見、岩見沢四市のうち、旭川、北見両市が十月に事業からの撤退方針を表明し、現在の組合は本年度限りの解散が決まった。この後、存続を望む帯広と判断を保留した岩見沢が二市開催の新たな枠組みで存続させる可能性を探ってきたが、帯広市は単独開催はしない方針のため、存廃の結論は事実上岩見沢市の判断次第となっていた。

 今回、廃止の方向が固まったことで、四市は今後、十二月二日から始まる帯広開催の途中打ち切りも検討するとみられ、早ければ年内にも終了する可能性もある。

 ばんえい競馬は地方競馬法に基づいて公営化された後、五三年度に四市がそれぞれ市営競馬を主催。八九年度には経営効率化を目指した四市が一部事務組合の同競馬組合を設立した。二○○五年度の騎手の数は三十二人、調教師は三十八人、厩務(きゅうむ)員百八十二人で、馬主は約三百七十人、競走馬は約六百三十頭だった。本年度は四市で二十七開催(一開催六日間)の実施を予定し、現在は北見で開催中。

<写真:砂煙を上げながら懸命に坂を駆け上るばん馬。その熱いレースにファンも少なくないが…=10月21日、北見競馬場> 


終わりなのか・・・

アデュー(adieu)、日本語で言えば、「今生の別れ」ということになるのか。

ところでそうなると、これは全国の地方競馬場が一致団結して残る帯広の全レースを売ってほしいね。

前にも書いたが、馬とブックを照合し、穴目を狙いつつ「多点買い」すればほとんど取れる上に(たまに無印が来て、「アイタッ!」ってなったけど)、スイスイ買えてしまう「ばんば」はむしろ競馬の救世主としか思えないんだが。

馬もブックもこの際、「ばんば版」を全国発売せい!

但し、500円はアカンよ。せいぜい410円。

ちなみに私はまだばんば「だけ」は万シューを取ったことがないな。

残されたチャンスは少ない・・・

 

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