中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

心は錦

2011-02-08 11:17:56 | 危機管理
 最近、我が家では「いろはかるた」のブームが再燃しております。娘が平仮名を読めるようになったからです。まだ、「下手の長談義」で「臭いものにふた」を取ってしまうことはありますけど・・・たしかに横向きだと難しい。


 しかし、最近のかるたは少し変わりましたね。「良薬は口に苦し」は「り」の札になりました。小さい子にもわかりやすくて良いのですが、私はどうしても「れ」を探してしまいます。元国語教師としては、どうせ大きくなったら古文で勉強するんだから、子供のうちから「れうやく」で覚えさせた方が良いような気もします。

 そして新しい「れ」は、「礼儀も過ぎれば失礼になる」です・・・こんなことわざ知らなかった。というより、そのまんま過ぎて、ことわざと呼んで良いのか疑問です。

 逆に昔の「り」は、何だったっけ?随分考えて、やっと思い出しました。いろいろあると思いますが、私が小さい頃に家にあったかるたでは「綸言汗のごとし」でした。

 「偉い人の発言は重みのあるもので、取り消すことはできない」というような意味ですよね。良い言葉だと思いますが、いまの世の中には合わないかも知れません。「いろはかるた」も、それなりに進化しているということです。良いことかどうかはわかりませんけど。


 ちなみに「月夜に釜を抜く」みたいな、もともと意味不明のものもなくなりました。新しい「つ」は「つづれを着ても心は錦」。このことわざも知りませんでした。それより・・・ツギハギの服を着たおじさんの笑顔が、見る度に胸に迫ります。お互い、貧乏に負けずに頑張りましょう!
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雪の降る町

2011-02-06 22:19:05 | 山形交響楽団
 ホテルから見下ろした、今朝の鶴岡の町並みです。

 鶴岡に1泊しました。そういえば山形県内でホテルに宿泊するのは久しぶりです。昔は月山を越えて、あるいは新庄を回って庄内に行くのは大変でしたから、鶴岡や酒田に泊まることがよくありました。しかし高速道路が整備されてからは、ずいぶんと簡単に月山を越えて往復できるようになりましたので、今では県内の演奏会はほとんど日帰りです。便利になったのは良いことですが、鶴岡や酒田の町で飲む機会が減って、残念なかぎりです。


 そんな中で、2月の「鶴岡音楽祭」だけは特別です。前日のリハーサルが夜までかかり、午前からゲネプロでは、雪深い月山道の往復は無理。ということで、去年も宿泊して、名物の「どんがら汁」で美味しく飲みました。

 昨晩はちょっと趣向を変えて、「ホルモン焼き」のお店へ。庄内は海のものに限らず、美味しいものがたくさんあって良いですね。ホルモンも、他では見られないほど種類が豊富でした。そして酒も・・・炭火を囲んでジュージューやるような店なのに、楯野川が置いてあったのにも感動しました。


 ・・・さすが庄内。雪の中でも来る価値があります。今年も堪能しました。
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休日を終えて鶴岡へ

2011-02-05 11:37:08 | クァルテット
 先日は久しぶりに、ホテルの華やかなパーティー会場で弦楽四重奏を弾きました。ワイングラスが重なる音や談笑の中で演奏するのは、ある意味では弦楽四重奏本来のあり方ですから、山形でも、そしてこの不況の中でも、そういう機会があるのは素晴らしいことだと思っています。

 しかし・・・ギャランティーの方は不況の影響がもろに出ますね。もちろん、「パーティーのBGMに生の室内楽を」という文化が絶えてしまわないように、デフレの波に逆らわずに引き受けるのが、我々にできる唯一の選択なんでしょうけど、「どこまで耐えるか」は難しいところです。


 さて、そんなことはありつつも、今週は随分とのんびり過ごしました。そして穏やかな休日は、あっと言う間に過ぎ去ってしまうものです。

 今日はこれから山響で、毎年恒例の「鶴岡音楽祭」のため、鶴岡へと向かいます。不況もある中で、こういう文化イベントを継続していくのは大変な苦労があるでしょうが、長く続いていってほしいものです。

 そしてまた、この音楽祭へは、雪の月山道を命からがら越えていくのも毎年恒例です。・・・無事に着きますように。
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メンテナンス

2011-02-03 14:06:08 | 雑記
 寒さが緩んで穏やかです。日中は春のような陽射しです。今日は予想最高気温が6℃・・・暑いぐらいです(それは大げさか)。


 寒さが緩んで気もゆるみ、スケジュールが空いていた昨日は、のんびり過ごしてしまいました。朝起きて息子を送り出してから再び布団へ・・・禁断の二度寝をしてから、ゆっくり起き出して温泉へ。


 帰り道に日産に寄って、車の点検とメンテナンスをしてもらいました。人も車も、休めるときにしっかりと。

 もともと車自体に大して興味がない私は、メンテナンスもこまめな方ではもちろんなく、何もかもディーラーまかせです。今回も、何度も案内のハガキをもらったので仕方なく行ったという感じ。行っても機械に興味がないので、必要な作業の説明されても全然頭に入ってこない。相手の話がとぎれたところで、
「じゃあ、それでお願いします。」

 それにしてもディーラーの人たちは、随分と頑張ってますね。見ていて痛々しいほど、丁寧な応対をしてくれます。ウチはもうお金がないから、当分の間は何も買わないので・・・どうぞ顔を上げて下さい。

 サービスの洗車と車内清掃もよく行き届いて、ピカピカ。

 まあ、車というものは安い買い物じゃないから、そのぐらいアフターサービスにも力を入れないと、競争に勝てないんでしょうね。


 ・・・しかし、考えてみるとヴァイオリンの方がもっと高い。それなのにメンテナンスは、それを施す人の方が立場は上です。「ダメだよこんな使い方してちゃ」みたいな。・・・不思議なものです。
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たんとくる

2011-02-01 22:08:06 | 危機管理
 久しぶりの休日だった昨日は、娘の幼稚園がたまたま臨時のお休みだったので、一日じゅう一緒に過ごしました。


 奥さんも息子も、それぞれ仕事と学校でいないので、「さて・・・何して過ごそうかな」。どこかへ出かけるにしても寒すぎるし、雪遊びにまったく興味がないところは遺伝したみたいだし・・・。

 ということで、東根市の「タントクルセンター」に遊びに行きました。ここは市の施設で、音楽ホールの他にも大きな屋内遊技場があります。ホールでは山響で何度も演奏したことがありますが、遊技場は初めて。しかし、私以外の家族は逆で、ホールは知らないけど遊技場は楽しいので何度も来ているようです。

 「タントクルに遊びに行こうか?」と提案すると、娘は大喜び。
 「でも・・・とうと、道わかるの?」
・・・心配してくれなくていいです。できたばっかりの時から何度もお仕事で行ってるの。

 雪道を車で30分ほど。それでも山形市より、だいぶ雪が多いです。

 施設に入ると・・・ホールはわかるけど、遊び場はどこなんだろう?喫煙できる場所なら熟知してるんだけど・・・。
「こっちだよ!あたしが教えてあげる。」
「ここで靴をぬいで。それからそこの棚に入れるの。」
・・・はい。老いては子にしたがへ。しかしあんた世話焼きだね。

 どうせ大したことないんだろうと思っていた遊技場は、三階までぶち抜きになったかなりの広さで、巨大なアトラクションのような、アスレチックのような空間でした。これはすごい。全然写真に収まらなかったけど、驚きました。

 緩やかな長い螺旋のスロープで上まで走って登ると、滑り台の入り口が。
「ええっ!こんな急なの危ないんじゃないの?大丈夫なの?」
・・・言い終わる前に滑って行った。大人の私は、もちろん入れないので、スロープをあたふたと降りてみると
「もう~、だいじょぶだから上で待っててよ!こんどべつの所から登っていくんだからっ!」
・・・はい。だって「5歳以下は保護者が注意して遊ばせて下さい」って書いてあるから・・・。しかしあんた無鉄砲だね。

 「それ気をつけなさい」「あれ気をつけなさい」などとあんまり言うとウザがられるので、ぼんやり見ていると、同じようにぼんやりしている他のお父さんと目があって、曖昧に会釈。大人の男性がほとんどいなくて、お互い居心地が良くないですな。しかし、娘が一緒に外出してくれる時期は貴重ですから、お互い大切にしなければいけませんな。


 リクエストに従って、回転寿司を食べて帰りました。(新幹線が運んで来てくれるあのお店です・・・そう、甘やかしております)
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