中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

旅慣れて

2012-06-21 19:30:54 | 旅の空
 今朝は湯沢の宿を出発して魚沼、長岡を経由して上越までやってきました。

 高い山に囲まれた湯沢は、まだ山菜が豊富です。昨晩は馴染みの宿で、おかみさんが採った山菜のいろいろな料理を堪能しました。もちろん銘酒「八海山」「鶴齢」をはじめ、地元の「どぶろく」など、こちらも豪勢。「参りました」というぐらい、たらふく食べました。やっぱり良いですね、新潟。好きです。


 さて、米どころで有名な魚沼は、のんびりと広がる田圃の緑がきれいです。宿で食べたコシヒカリの、「粒がたっている」旨さがまだ感覚に残っているだけに、こちらも「良いところだなあ~」と思ってしまいます。要するに米が好きなんです。

 そしてそこから険しい山道を通って長岡へ。途中には中越地震で大きな被害を受けた、旧「山古志村」がありました。道路が寸断されて孤立してしまったんでしたね。それがよくわかるような、曲がりくねった道と急斜面に囲まれた、厳しい土地でした。今は深い緑がきれいですが、昨冬の大雪でも大変だったようですね。住む人がいなくなって取り壊されている途中の建物が、結構ありました。自然が豊かな地域には、やはり苦労もあります。


 長岡で演奏してから上越へ向かう道は、一転して海沿いです。天気が良くも悪くもない感じだったので、日本海も、いつもの「キリッ」としたところがなく、なんだかぼんやりしていました。


 昔は「上越」と聞くと、「地の果て」ほどに遠く思えましたが、最近はずいぶん近く感じられます。交通の便が良くなったから・・・ではありません。ここ数年の山響の移動距離が、相当伸びてきているからです。慣れって恐ろしい。

 ということで余裕を持って、車窓を楽しんでいるうちに、「もう着いたのか・・・」とばかりに上越に到着。さて、さっそく出かけてまいります。
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