教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

高卒認定ミス和解金、総額7千万円 文科省発表

2008年03月31日 14時11分20秒 | 受験・学校

 『 昨年12月に発覚した高校卒業程度認定試験(旧大検)の「世界史A」の採点ミスで被害を受けた1901人に対し、文部科学省は31日、最高20万円、総額約7000万円の和解金を支払うと発表した。受験生が額に納得しない場合は個別に協議する。また、渡海文科相と銭谷真美次官、加茂川幸夫・生涯学習政策局長の3人が、給与の10分の1を1カ月自主返納する。  採点ミスは、高卒認定試験が05年度に始まってから計6回続き、計2万6766人の受験生のうち計1901人に影響が出た。同省はミスによって受験生に精神的苦痛を与えたなどとして、ミスがなければ試験に合格していた80人と、試験に合格する時期が本来はもっと早かった250人に対して、合格が2年以上遅れた人に20万円、1年以上2年未満遅れた人に10万円、半年遅れた人に5万円の和解金を支払う。ミスがなければ「世界史A」に合格していたり、合格する時期が早かったりした1571人については、合格時期が2年以上遅れた人に4万円、1年以上2年未満の人には2万円、1年未満の人に1万円を支払う。ミスがなければ受ける必要のなかった「世界史」の受験料(05、06年度4000円、07年度4500円)も返還する。  一方で同省は、採点ソフトを作る際にプログラムミスをした日立製作所に対して、損害賠償を請求する予定だ。』アサヒコム

高校卒業程度認定試験・旧大検の「世界史A」の採点ミスが、2005年から6年間続いたのは、皆さん驚かれたと思います。受験生には本当に気の毒な話です。昨年12月まで、採点ソフトのプログラムミスがなぜ分らなかったのでしょうか。不思議なお話です。家庭の事情や経済的な理由、登校拒否や引きこもりや健康上の理由、身体に障害のある人達で高校に進学出来なかったり、中退した人達やいろいろな社会的な理由ある人達だと思います。学校教育の恩恵を受けれなかった人達に採点ミスというしわ寄せで、泣きを見たと言えます。採点ミスで不合格になった悲しみや勉強に要した年月と費用を考えますと、お金だけではご本人にとって解決出来ない心の問題でも有ります。弱い立場の人達が、泣きを見ない社会を作ることが一番大切です。それが民主義だと思います。教育基本法の教育の機会均等と言う精神から学校教育に恵まれなかった人達を支援し、資格試験や大学進学への道を閉ざさないようにして下さい。学校教育から恵まれない環境で向学心に燃える人達をサボートし、今回の採点ミスで月、日の浪費に繋がらないように文部科学省も対応して下さい。人生、遠回りの上に遠回りになったのでは、受験生は、気の毒です。勉強して頑張ったけど駄目だったと落胆してしまいます。経済的にも恵まれ正規の学校に通え卒業した人より、社会の中矢恵まれない環境で苦労に耐えながら勉強した人達に、合格の希望と将来の夢を損なってしなりません。勉強すると言う事は、皆に平等に与えられた権利で有るべきです。苦労して勉強された方々に夢と希望が持てるようにして頂きたいと思います。今後採点ミスが起こらないように管理して頂きたいと思います。受験生の将来を左右する問題です。

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