教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

市岐阜商廃止、市教委「やむを得ず」 立命館移管へ道筋

2008年03月30日 12時07分16秒 | 受験・学校

『立命館大学などを運営する学校法人立命館(京都市)が、岐阜市立岐阜商業高校の運営移管を岐阜市に提案している問題で、市教育委員会は27日の定例委員会で「将来的に市岐阜商高の廃止はやむを得ない」とする方針を決定した。「提案とは無関係」としているものの、立命館の付属中高一貫校設置に向け、道筋がつけられた。 市教委は、5人の委員の総意として「市岐阜商高の取り組みや実績は高く評価でき、今すぐ廃止の理由は見あたらない」とした上で、少子化のため10年後ごろから生徒数が激減するため、高校の再編や統合は避けられないとした。  廃止の時期については条件や方法とともに「速やかに検討を始める」とするにとどめ、県立への移管の可能性も残した。ただ、5年後程度をめどに、20億~30億円かかる校舎の耐震改修工事が必要なため、それ以前の廃止が想定される。  市教委は、昨年10月に設置した外部有識者会議の議論を参考にしながらも、「立命館からの提案とは別に、教育的観点から判断した」として、市が高校を維持する意義に絞って方針決定したことを強調した。  今後は市側が財政面などを含めて判断することになるが、細江茂光市長は「市教委の方針を尊重する」としており、廃止のための条例案を市議会に提案する見込み。議決され廃止時期が決まれば、移管に向けた調整が加速することになる。  一方、当初の提案で高校を09年度、中学を10年度に開校したいとしていた立命館側は、市教委の決定について「市側の結論を待ちたい」と静観。廃止に何年間程度待てるのかは「現段階では答えられない」とした。』アサヒコム

少子化による18歳の人口の影響で、高校の生徒数の減少は全国的な問題だと思います。今後高等学校の統廃合が増えると思います。公立の高校か゜私立大学側の立命館大学移管されるのは珍しいケースだと思います。岐阜市立商業高校の移管は、公立高校ということも有り行政的手続きや廃止条例案の岐阜市議会の議決も必要で時間が掛かると思います。昨年から大阪では、私立高校、中高一貫高校の水増し合格数問題が、新聞に掲載され話題になりましたが。私立高校間の大学合格者実績数を巡る競争の悪い反映でした。私立高校も同じような問題を抱えています。私立高校も定員を確保しないと高校経営が破綻し、廃校になってしまいます。今大学合格を目指し、私立高校は、今大学合格を目指し総進学校化しています。一昔前までは不況になれば、職業高校への進学者が増えると言われて来ましたが。18歳人口の減少で時代が変わりました。大学受験の為に私立高校が、総進学校化したことが結果的に良かったかどうかは、歴史が証明すると思いますが。実践的教育を目指す職業高校の良さも見直し、大学進学への道筋も付けて欲しいと思います。以前は、士農工商ならぬ、普・商・工・農と良く言われましたが。高等学校も普通科高校、商業科高校、工業科高校、農業科高校の区別では、いつまでも困ります。私立高校同士の生徒を確保する為苦慮しているのが現状です。少子化による18歳人口の減少に伴い、私立大学も大学の定員を維持する為、学生を確保しょうと系列高校を増やしたり、私立高校との協定を結び大学の入学定員枠を設けたり、私立大学も私立高校も生徒獲得を一つの目的に生き残りを掛けて、必死になっています。大学倒産時代の到来は、裏を返せば私立高校の倒産、廃校への時代の到来でも有ります。今後東京の私立大学も関西の私立大学も学生確保の為に、自前の附属高校を新設したり系列高校を増やしたり、他府県の私立高校を系列高校にしたり、協定を結べる私立高校探しに東奔西走することになるのでは無いでしょうか。関西の私立大学もまだまだ新しい学部が、増設されるようですし総合大学の学部の定員を維持する為には、学生数確保が大学経営の要になると思います。

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