一部報道によれば、自民党の青木幹雄元参院議員会長は、
衆院解散の条件をつけず消費税増税に協力すべきと主張し、
解散にこだわる谷垣総裁の足を引っ張っているそうです。
驚きました。
参議院のドンだった青木幹雄氏が、いまだに政局にからみ、
自民党内に影響力を行使しているとは意外でした。
自民党内の総理経験者や派閥領袖クラスのベテラン議員が、
大きな影響力を持つのは、まだ理解できます。
しかし、引退した元議員まで影響力を与えるのは驚きです。
ベテラン議員は、選挙で当選し、民意を背景にしています。
しかし、引退した元議員には、何の権限も責任もないはずで、
そういう人の意見が通る政党は、まずいと思います。
また、最近自民党内の政局でよく出てくる名前といえば、
森元総理、古賀誠氏、伊吹氏等のベテランの名前ばかりです。
自民党の中堅若手は、数が減っていて元気がありません。
自民党の古い体質は、ぜんぜん変わっていない様子です。
それどころか小泉政権の頃より、古い体質に戻っています。
最近の自民党の政策の目玉は、200兆円の公共事業です。
1990年代の大失敗をもう一度繰り返したいのでしょうか。
公共事業を大盤振る舞いするなら、いくら増税しても足りません。
いまの自民党は、小泉改革以前の古い古い体質に戻りました。
自民党政権がもう一度成立したら、日本にとって不幸です。
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