ブログ 「ごまめの歯軋り」

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読書ノート 目で見る科学1 藤田恒夫・牛木辰夫著 「細胞紳士録」 (岩波新書カラー版 2004年3月 )

2014年03月05日 | 書評
さまざまな形態と機能を持つ57の細胞の顔 第29回 -リンパ球ー

存在する組織 :全身
細胞の構造と機能 :免疫系の細胞で病原体の監視やがん細胞まで排除する機能をもつ多彩な種類がある。抗体を作る専業のBリンパ球と免疫系の監視をするTリンパ球に分かれ、Tリンパ球はさらにヘルパー細胞、サプレッサー細胞、キラー細胞がある。BでもTでもないナチュラルキラー細胞はがん細胞を破壊する生まれつきの殺し屋である。上の図は走査型電顕写真で、マクロファージ(緑着色)がリンパ球(青着色)に抗原提示をしている場面である。

(つづく)