佐渡の翼

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ファーストクラスの無料特典航空券の取得の難しさ      投稿者:佐渡の翼

2017年01月06日 04時57分49秒 | ANAファーストクラス搭乗記2015年
以下の記事は2016年8月7日に掲載された記事に2016年の2回目のファーストクラス搭乗の際の写真を加えて焼き直したものである。

2015年のファーストクラス搭乗の際のビジネスクラスのギャレー

2016年6月8日、NH223便(羽田発フランクフルト行き)の搭乗前のグラウンドスタッフを4K動画で撮影した画像を切り取った一枚

2016年6月8日、NH223便のビジネスクラスのギャレーにいた可愛いCAさん。4K動画で撮影した画像を切り取った一枚

2016年6月8日、NH223便のファーストクラスの担当CAさん

2016年6月8日、NH223便のファーストクラスの座席は2Kであった。

2016年6月12日、プラハからウイーンに向かった際のOS706便(オーストリア航空)のCAさん。

ANAのマイレージクラブ会員には、飛行機にはほとんど乗らずに買い物でのカードマイルやポイントサイトから得たポイントのマイル変換でマイルを蓄積する所謂陸マイラーと呼ばれる平会員が多い。平会員がマイルを溜め込んで、欧州路線のANAのファーストクラスの無料特典航空券を手に入れようとしてもまず無理である。ANAのマイレージクラブでは、2015年4月からの制度改正で無料特典航空券の片道発券を禁止したため、益々その取得は困難を極めている。大型連休や盆暮れなどの観光繁忙期などでの取得は100%不可能であるし、1月(正月を除く)、6月、11月などの観光閑散期でも平会員にファーストの座席が開放される事はまずない。マイレージクラブ会員のHP画面から「全機能を見る」タブをクリックし、「カレンダーから空席を探す」の機能から希望日の空席検索を行うと、ほとんどの場合、「空席待ち」表示となる。運良く「空席」があったとしても、スタアラ系の外国航空会社(ルフトハンザや中華国際航空など)の便しか空いていない事が多い。外国航空会社のファーストクラスのサービスはANAとは比べ物にはならないほどの低レベルだし、直行便ではなく経由便を割り当てられるため所要時間が長くなる欠点があり、外国系の無料ファーストクラスはお勧め出来ない。スタアラ系ならルフトハンザやユナイテッド、スカイチーム系ならエールフランスやKLM、ワンワールド系なら英国航空などのファーストクラスなら自腹でも購入出来るくらいの低料金(往復130万円程度)である。この程度の航空会社のファーストクラスに搭乗したと言って、その搭乗記をブログに得々と書き込むグーブロガーもおられるが、そんな事は犬にも出来るので自慢にはなるまい。かつてのルフトハンザなどは、ビジネスクラスの座席二人分を一人で占有させ、それでファーストクラスと称し、実質ビジネスクラスをファーストクラスに転用していた有様である。JAL(日本航空)やAF(エールフランス)では座席配列こそ、横1-2-1とANAと同じだが、ANAほどの個室感はなくやや開放的である。JALのフアーストクラスはANAと同料金だが、機内食はファミレスのロイヤルホストを経営する会社のグループケータリング会社が製造している。つまり、日系の航空会社のファーストクラスの最高峰はANAであり、その無料特典航空券を入手するのは至難の業と言えよう。

更に、非常に運良く往復ANAのファーストクラスに空席があったとしても出発から帰国までの期間が2週間とか逆に4日間といった、旅行には不向きな日程でしかチケットを獲得できない仕組みになっている。それでも良ければ平会員でもファーストに乗ったとブログで自慢は出来るが、それにどれほどの意味があろうか。平会員でも時期さえ選ばなければ、ファーストクラスには一生に一度は乗れるかもしれない。だからファーストクラスには犬でも乗れると言えなくもない。だが、平会員が5年連続、いやたとえ2年連続でもファーストに乗ろうとしたら確実に破産するだろう。

確実に、ANA便のみでの往復ファーストクラスの無料特典航空券を取得するためには、ANAならばプラチナ以上のステータスを維持する必要があるし、UAなどのスタアラ系ではプレミアム会員の資格取得が絶対条件である。プラチナ以上の上級会員ならば初期設定で必ず1席は確保されているからだ。上級会員になるためには頻繁に飛行機に搭乗してプレミアムポイントを稼がねばならぬ。そのための資金と暇が必要なので、おいそれと毎年ANA便の往復ファーストクラス利用での欧州旅行など出来るわけがない。

いかに連続ファーストクラスが難しいかはこれでお分かり頂けたかと思う。それだけの事がやれる人間は、知力も財力も兼ね備えた人物だけであり、一般庶民にはこんな芸当は到底真似できないであろう。

筆者の2016年8月2日の預金通帳の明細。今年度からは、申告した所得税はクレジットカード払いができるので、口座引き落としは昨年まで。



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