筆者の職場は12月30日から年末年始の休暇に入った。2014年は筆者に取って色々な事があったが、別に筆者でなくとも誰しも年末になると同じ感慨に浸るであろう。昨年は、佐渡関連の掲示板、ブログ、フェイスブック、ツイッターの発信者らと関わる事を止め、彼らの全てと完全に縁を切った。当ブログは発足から丸7年を経過してもウエブ上で騒がれ続けた。いくら騒がれるうちが花とは言え、佐渡の無教養で不勉強な有象無象達に根拠のない戯言を言われたり支離滅裂な論理を振り回され続けるのにどうにも耐えられなくなったからだ。
さて筆者は昨年の12月30日、昨年度最後のランチを楽しもうと、池袋にあるホテルメトロポリタン池袋の2階にある日本料理「花むさし」を、予約した上で訪ねてみた。筆者は予約の段階で会席料理「月」(11,550円)を注文しておいた。午前11時半の開店と同時にお店にお邪魔したら、奥の個室へと案内された。個室の定員は4名だがこれを一人で独占し、誰にも邪魔されず、何も言われず(音を立てて食うなとか犬食いはするなとか言われず)、そして他の客の目を気にする事も無く、思い切り自由にお料理の写真を撮りながらその美味さを味わえるのだから、高い料金を払う価値は十分にあった。アングルを変えたりカメラの設定を変えたりしながら写真を撮りまくる筆者の姿を見た仲居さんが「お料理の研究をなさっているのでしょうか?」と問うて来たので、「ええそうです」と答えておいた。
【先付】は「せこ蟹絹田巻き 蟹みそジュレ 菊花 蛇腹胡瓜 酢橘」。【前菜】は「 牡丹海老の塩辛 山茶花鱧寿司 まながつお葱巻き 金柑いくら、雪輪蓮根 てっぴ煮凝り」、そして赤蒟蒻 ちしゃとう 鮑の雲丹焼きが串に刺してあった。【御椀】は「みぞれ仕立て 甘鯛 しめじ みじん三つ葉 みじん柚子」。【造り】は 鯛と鮪と生麩で、刺身のつまをクリスマスリース状(あるいは鳥の巣状にも見える)に成形し、それを魚の周囲に巻いていた(トップ画像)。こういう精巧な細工が出来るのが一流料亭だが、それを佐渡の日本料理屋に求めても土台無理な話であろう。【煮物】は「鱈鍋 九条葱 豆腐 しめじ 粉山椒」でややピリ辛い醤油味の鍋だった。【焼物】は「とらふぐの石焼き」で、酒盗餡(鰹の内臓で作成した酒盗にオレンジを混ぜた物)にとらふぐと椎茸と葱を馴染ませた後に、これらを焼いた石の上に乗せて自分で焼く料理だ。焼きあがったらそれを器に移し、絞った酢橘をかけて食べる。【食事】は「大根の葉とゆかりの御飯 味噌椀 香の物」である。デザートは「柚子ブリュレと苺・キウイ・パパイヤ」。最後に富士山を模した和三盆の御陽菓詞が出た。御陽菓詞を運んで来た仲居さんが「お写真に撮るのに」と言いながら画像のような兎姿の御陽菓詞を持って来てくれた。筆者はF値を22に上げて、この可愛い御陽菓詞を撮影し、その画像を仲居さんの求めに応じ見せてあげた。すると「大変上品に写っていますね」と、その仲居は感想を述べた。若いのから年増まで様々な年代の仲居が入れ代わり立ち代わりサービスをしてくれたホテルメトロポリタン池袋の「花むさし」だった。
お席
ご覧のような
個室に案内された
先付、蟹味噌に焦点
蟹の爪に焦点
前菜
牡丹海老の塩辛
山茶花キス寿司
金柑いくら
赤蒟蒻、ちしゃとう、鮑雲丹焼き
てっぴの煮凝り
御品書き
お椀
御造りをセンターフォーカスで撮影
煮物は
鱈鍋
焼き物は
とらふぐ
を焼いた石の上に乗せて焼く
椎茸に焦点
お食事は
大根とゆかりのご飯
香の物
味噌汁
デザートは
苺
柚子ブリュレ
キウイ
おひがし
兎のひがし