大々的に、制作発表記者会見までして、日本テレビがPRした・・・はずだった。
ところが、「2015 ラグビー ワールドカップ イングランド大会」が、いざ始まってみたら、実際は大幅に違っていた!
中継録画も含めた、試合放送分を見ていたら、当初の大言壮語とまるで違い、おかしなことになっていた。
おまけに、誰だか分かんない正体不明の「怪しい人」(日本テレビ、画像。写真下。左側)までが、平然としゃしゃり出て、舘ひろしと並んで座って映り込んでいた! なんだこりゃあ、この怪人は・・・・・
おそらく、アレッ?と、クビをかしげながらも、地上波しか見られないラグビーファンは、そのコトと、「怪人」の存在に気付いていたに違いない。
当初のフレコミでは、舘ひろし(写真上の左側)が、高校時代のラグビー部主将をしていた経験で、「応援団長」に。
そして、平尾誠二(写真最上。右側)が、試合の解説をするはずだった。それも、意気込みからすると、中継する全23試合すべてで解説するかのように、受け止められた。
平尾といえば、先日の記事でも書いたが、元・日本代表選手でもあり、一時期は、事実上解任されたが、その監督も経験。
そして、現在は、神戸製鋼勤務の社員でありながら、NPO法人「SCIX」(しっくす)の理事長にして、神戸製鋼コベルコスティーラーズの、GM(ゼネラルマネージャー)もしながら、なお且つ、その経験を生かして、全国各地で講演をして、かなり御稼ぎしているという、超~多忙の身。
さらには、非常勤ではあるが、「2019 ラグビー ワールドカップ 日本大会 組織委員会 事務総長特別補佐」にまで就任。
なのに、解説まで? 現地、イングランドまで行って? 出来るのかなあ?と、正直、危惧していた。
イングランド、と言えば、その昔、自身が留学していた時、乞われて雑誌のモデルをしたことが発覚。日本ラグビー教会から、こっぴどく怒られて処分受けた、苦い思い出が残るところ。
本人の言い訳。「撮影はしたが、ギャラは、もらっていない」
今から思うと、かなり疑問符が付くが・・・・・。
冒頭写真撮影のあった記者会見の席上では、最近の海外ラグビー。例えば「スーパーラグビー リーグ」などは、同席した舘ひろしのようには、さほど観ていないらしく、選手の名前もろくに知らないと言い、こう殊勝に抱負を語っていた。
「これから、かなり勉強して、解説者として恥ずかしくないように頑張ります。色々な解説の方がおられると想うんですが、僕なりの解説が出来ればいいなと思っています」
むろん、現地での解説をする意欲をみせていた。なにしろ、おカネに、とても細かいお方。だから、イングランドまでの渡航往復代に、滞在宿泊費まで、すべて日本テレビ持ちとなりゃあ、彼にとって、こんなおいしいハナシはない。
「(解説の)自信は無いけど、行けるんなら!と、軽い気持ちで決めちゃいました」と言っていたほどだ。
ところが・・・・・・大会が始まって、見ると、その御尊顔は影もカタチも見られず。他の元選手たちが、入れ替わり、立ち代わりの「解説」「怪説」。
あれれ~?・・?・・・・・・・・・・・・。
確か、放送全23試合、すべて解説するかのような大宣伝してたっちゅうに。
あの「番狂わせ」とも、「奇跡」とも評された南アフリカ戦でも、国民の期待を集めて視聴率15%まで叩き出して大敗したスコットランド戦でも、出番なし。
ましてや、ニュージーランド代表など、強豪チームが出場した注目のプール戦の中継でも、出ず。
一体、どないしたんじゃろ? 思ったほどのギャラがもらえないことが分かって、へそ曲げた?
それとも、この「エロ過ぎた」動画PRのひどさに、あとに成って、気持ち変わって怒って、辞退した?
おいしい、お仕事を、キャンセルか?
まずは、その謎を解明しようと、日本テレビへ。
近年のテレビ局は、外からの批判を怖れ、厚い壁でガード。一方的な営業発信に徹している。とりわけ日本テレビは、みのもんたが、自ら言った「バカ息子」社員が起こした事件以来、その傾向が強くなった。
ソレを承知で、ピッポッパ。
質問し、しばら~~~~~~く、待たされる。
<つづく>