私の風邪は、やや下火になった感じがするのだが、
娘の風邪が満開になって、「はなびづ、はなづばり」状態。
更に主人までもが、くしゃみ連発の挙げ句「熱っぽい」と言いだし、
今、どうやら我が家には風邪ウィルスが蔓延している模様だ。
ということで、きょうはごろごろして、読書して過ごした。
まず、小浜逸郎『死にたくないが、生きたくもない。』を読んだ。
私は日頃から、「いつまでも若々しく、美しく!」の類の、
アンチ・エイジングの考え方が全く性に合わないので、
この本は実に気持ちよく読めた。
寄る年波には逆らわず、同時にささやかな楽しみを大切にして、
寂しかったり、不本意だったりすることも含めて、
淡々とフケたいというのが、二十代の頃から私の理想だ。
午後からは山岸涼子の漫画『ツタンカーメン』全3巻を読んだ。
ツタンカーメンは古代エジプトのファラオの中で、
現代日本では最も有名な人ではないだろうか。
私のように考古学を全く知らない者でさえ、
舅の病室に付き添って狭いソファで寝たときに、
『狭すぎる。あおむいて腕を胸の前で組まないと寝られない。
まるでツタンカーメンの黄金の棺状態』と連想したくらいだ(殴)。
この漫画は、単なる歴史物でなく、幻想ロマンでもなく、
学問としての考古学が霊的な世界に触れる部分を
作者ならではの繊細さで描いたものだと思った。
今度はハワード・カーター『ツタンカーメン発掘記』を読んでみたい。
・・・と思ったが本屋に行かないと発掘記は手に入らないので、
夕方からは、前に買って手つかずだった呉智英『現代人の論語』を
読み始めた。
冒頭いきなりの呉先生のご指摘通り、
ハイ、私、論語って全然読んだことがございませんでした<m(__)m>。
高校の漢文の授業で「子曰く」というのは見た覚えがあるが、
内容は全然、覚えていませんでした。すみません。
遅まきながら、勉強したいと思います~。
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