『菊五郎の色気』(長谷部 浩・著)を買った。
音羽屋の旦那さんだけを徹底取材した単行本が出ないものかと
私はずっと待っていたのだ。満足、満足(*^_^*)。
表紙は弁天で、これはファンの誰も異存はないことと思う。
菊五郎と初代辰之助とのコンビが素晴らしかったことが
本文中で触れられていて、南郷の台詞まで引用されていたので、
ちょっと、ググっと来てしまった。
辰之助が死んでもう二十年になるなんて。
あんな最高の相手役をなくしてしまったから、
菊五郎は本来の家の芸だけでなく、先代松緑から受け継いだものまで、
まるで辰之助のかわりをするように手がけて来たのだと私は思っている。
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