転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



娘の誕生日だった。14歳になった。
が、きょう明日は期末考査の答案返却日となっていて、
娘には早速、とんだプレゼントの山になってしまった。

今回の国語は漢文が範囲になっていて、
漢詩が趣味の私としてはとても興味深く思っていたのだが、
娘は私の助言に従い(!)「杜甫」が漢字で書けるように練習して行ったら、
ちゃんと出た、と喜んでいた。だいじょうぶか、それで(泣)。

さらに娘の答案を見ると、
「子曰、吾十有五而志于學・・・」等の文章が載っている書物はなんというか、
の答として、堂々と「子伝」と書いてあった。
なんと読むのだ??しでん?
し、のたまわく、と来れば孔子だ。論語だろうが。と思ったのだが
娘は「いやー、聞いたことは、あったんだけども」。
お前、本当に授業を受けているのか?
なんなんだよ、その魏志倭人伝の簡略版みたいなタイトルは。
一子相伝の何か??

聖書も傑作だった。
律法全体と預言者の教えの元になっているものとして、
マタイ伝でイエスが述べている二つの掟とは何か
という問いで、娘の答は凄かった。
第一の掟:自分を愛する
第二の掟:隣人を愛する
待て待て待て。
何も習わなくても、人間は本能として自分のことは大事なのだ。
そんなことをわざわざイエスは説かない。
宗教とは、それをいかに制御し、互いを尊重する生き方を獲得するか
というテーマに通じているわけで、
「第一が自分」では最も困るのだよ、みーこくん。
マタイ伝で記述されている第一の掟とは勿論、「主なる神を愛する」だ。
この二年間、一体、何を聴いていたのかな??

ちなみに娘は、安息日とは何曜日かという問いに、
日曜日」と答えて×を食らっていた。
正解は「土曜日」だ。キミの寝る日を問うているのではない。

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