主人と娘は、肉を食べない。
ヒンズー教徒だからではなくて、純然たる偏食だ。
なので私は毎晩、夕食のメインを何にしようかと頭が痛いのだが、
きょうは、娘の下校を迎えに行ったついでにスーパーに寄ったので、
そこで魚を買って、煮付けにすることにした。
その買い物の最中に、娘が訊いた。
娘「今晩、なぁに?」
私「はげ(カワハギ)を煮ようかと思って」
娘「わ~い、はげ、はげ♪」
と、このとき、娘の背後にいた中年の男性が突然、
はじかれたように振り返った。
はげ、の一言に反応したとしか思えなかった。
だが、男性の頭にはふさふさとした頭髪があった。
私「(もしかして、それ、ヅラ・・・・(^_^;)?)」
男『知っとったんけ、ワレ!』
私『な、何をですか!?』
(@小林まこと「1・2の三四郎2」より)
と、男に詰め寄られ、戸惑う私、という図が、
一瞬、私の脳裏に浮かんで、消えた。
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