民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Vol. 237 釣れたぞー!! 釣ったぞうー!! Kiss!!

2007-09-11 20:18:16 | Weblog
8月30日キス釣り・・こんちゃんと・・。Kiss??忘れて久しい・・忘却の彼方だ。・・コチラのキスなら大歓迎。・・写真、上は「ベラ」

タイトルは「釣れたぞー」と「釣ったぞー」と敢えて書いた。何事に於いてもであるが、「釣れた」と「釣った」では、大いに意義が違うのでアリマス。
釣れたのは他力本願、釣ったのは自力本願である。老人になったし、既に大昔の事だから言っても良いだろうが・・釣れたと釣ったとはまさに大違いなのでアリマス。

拙者、コレでも若い頃から釣りはスンゴク好きでした。凝り性なので竿/リール何でも一杯揃えるのレス。「舟釣り??冗談じゃないアレは必ず釣れる釣りで、おもしろくも何ともない」と、粋がって、磯釣り/投げ釣りにせっせと通ったものでした。釣果は・・大抵いつも坊主(ボーズ)・・何にもなーーし。

釣りは行くまでが楽しい・・のレス。竿の手入れ・・リールの確認・・仕掛けの確認・・エサを付けてから大物を取り込むまでのシーンを頭の中でシミュレイション・・山の中の茨木から釣り場まではどっちを向いても遠い。前の晩に眠るなんて事出来ないのレス・・タノシミで・・現場に付いた途端に「眠たいの眠くないのって」・・どっちやネン・・眠たいのレス。海面を見ていると「もうあかん」・・何しに来てることやら・・」・・自分で運転して行ったら帰りは地獄です。睡魔と言う魔物がまぶたをグイグイ押さえるのレス。

ある時、乗せてもらって行った。コレは極楽です。HellとHeavenの差です。地獄と極楽の差です。行く道から助手席で「グーゴー」付いたら伝馬船をこいで貰って・・たまたま彼の知り合いで伝馬船が借りられて。・・エンジンつきのボートならこれから先の問題は何も起こらなかった・・釣ってるうちに「沖へ流されて居る!!」と漕ぐもこいだり汗びっしょり・・彼がである・・帰路・・助手席で「グーグーゴーゴー」・・帰り着いたらオオむくれ・・そら怒るわな誰だって・・。それ以来友人関係も一方的に終わってしまった。

釣りと魚をご存じない方のために・・。上が「ベラ」で下が「きす」キスは魚でも嬉しいのか魚偏に喜ぶ。このワードの辞書にない。・・と言う事は矢張り当て字だ。
釣ったのは・・釣針が口元に掛かっていて、いとも簡単に取り外せる。釣れたのはエサもろともに飲み込まれてチョットやそっとでははずせない。・・結果糸を切るか魚を切るかになる・・釣り人の恥だが、それをとがめるような仲間も居ない。
釣れ盛っている時には「クッソーー」と思うだけである。

このキスこそ中々刺身ではお目にかかれない「高級魚」だ。前にも言ったが、島の人にとっては「キスでも行くか?」の「でも魚」なのだ。この刺身は他の何にも例えられない。鯛を七度洗ってもキスにはなれないのだ。新鮮なキスを刺身で食える人は「シワワセモノ」だと思う。「・・シアワセ者よりシワワセなのだ」
島の人は大きいベラとキスなら「ベラ」をとる人が多い。勿論鮮度優先だが、パッと塩を振って丸焼きにするのだ。うろこも引かず腹も出さず。「フムフム」なるほど美味い。皮をベリッとめくって食べるのレス。刺身も超美味いと聞くが、まだ食べた事はない・・いつかそのうちに・・。

「島影の 藍より蒼き 海に釣る」・・如水

コメント (2)
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